ダンサー・イン・ザ・ダーク

【 ストーリー ・ あらすじ 】
ビョーク扮するセルマは、チェコからの移民。プレス工場で働き、唯一の楽しみはミュージカルという空想の世界を創りあげること。遺伝性疾患のため衰えていく視力と闘いながら、同じ病に侵された息子の手術費用を稼ぐため身を粉にして働く毎日。そのセルマにあまりに残酷な運命が待ち受けていた…。
「非の打ちどころのないすばらしい音楽の美と、不完全で醜悪な現実が並列して描かれている。同時に演奏する2つのオーケストラのように」と同名の書で評されているように、これほど観る人のあらゆる感情を暴力的なまでに呼び覚ますミュージカルはほかにない。ラース・フォン・トリアー監督が「ビョークはセルマであり、セルマはビョークだった」と述べたように、ビョークはセルマを演じるというよりも、セルマに心を宿したビョーク自身がメッセージを投げかけているようにみえる。
洗練されすぎたカメラワークを嫌う監督が、100台のカメラを駆使して撮りあげたトリアーワールドは絶対に見逃せない。本作は2000年カンヌ映画祭でパルムドールに輝いた。
【 出演 】
ビョーク, カトリーヌ・ドヌーブ, デビット・モース
【 監督 】
ラース・フォン・トリアー
【 感想 】
この映画は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」をみなさん鑑賞されたことがありますか?とっても悲しいヒューマンドラマです。主演はビョーク、ご存知の方もいると思いますが歌手の方です。なのでミュージカル部分もあるので耳でも楽しめる作品になっています。
あとラストがとても悲しいものとなっていますので、ハッピーエンドがお好きという方にはおすすめできませんが、涙涙のラストとなっていますのでぜひご覧ください。
盲目の女性セルマ(ビョーク)
セルマは工場で働きながら女手一つで息子ジーン(ヴラディカ・コスティク)を育てているのですが、彼女はある病気を抱えているのです。遺伝性の病気で視力を失いつつあったんです。しかも、その病気はどんどんと悪化しており、いつかは全く視えなくなってしまうというのです。
女性1人で、しかも視力の弱いセルマが子供を育てるというのはすごく大変なことです。しかもその病気は息子のジーンにも遺伝しており、彼女は密かにジーンの目の手術代も貯めながら生活していたんですねぇ。
もうほんとに感動しました。自分が大変な状況であるにも関わらず、息子のためにお金を貯めているなんて尊敬です。これが親子愛ですねっ。しかも性格も素晴らしく、たまに見せる笑顔も素敵で、すぐに応援したくなっちゃいました。
ミュージカルによる表現
セルマを演じたビョークを知っていますか?この人は音楽界では本当に有名なんですっ。映画の中でミュージカルを歌う歌声、ほんとにきれいな声なのでこれだけでも楽しめると思います。セルマのとても悲しい状況を、感情のこもったビョークの歌声がより強く伝えてくれています。
私はミュージカル映画が特別好きというわけではありませんでしたが、ミュージカル部分の挿入も見事でしたし、すごく見やすかったです。あとは使い方が良かったのかもしれませんねっ。いつも物静かなセルマの溢れ出す感情がミュージカルとして表現されていたのが良かったです。
盗まれた手術代
セルマが息子の手術代のためにコツコツ貯めていたお金が盗まれてしまいます。もうこれはほんとにショックでした。「彼女が何か悪いことでもしたのか?」と言いたくなるくらい、彼女の人生に覆いかぶさってくる試練が憎かったです。
彼女にとっては息子が全てであり、息子のためであれば自分なんてどうなってもいいと思っていたわけです。そしてその息子をために一生懸命貯めてきた手術代を奪われたわけですから、セルマの気持ちを考えると切なすぎます。
死刑台
セルマは手術代を盗んだビルを殺したということで裁判にかけられ、その結果死刑と判決されてしまうんですねぇ。セルマは決して復讐でビルを殺したわけでなく、事故のようなものだったわけです。彼女の人生を転がり続けるような運命を受け入れるのに大変でした。
ラストで彼女は歌を歌いながら死んでしまいます。涙が止まりませんでした。こんなに素晴らしい女性がこんな人生を、そしてこんな人生のラストを迎えることになるなんて・・・。ほんとに切ないラストでした。
救いようもないほど切ないラスト
セルマに困難が降りかかるたびに、観ている誰もが応援してきました。それほどまでに素晴らしい女性でしたので、やはりラストはハッピーエンドを望んでいました。
しかしこれほどまでに残酷なラストが待っているとは・・・。救いようのないほど切ないラストなだけに、みんなにおすすめできる映画ではありませんが、これほどまでに切ない作品にしたことにより映画としては完成度の高いものになったのだと思います。
ミュージカルの挿入も見事でしたし、ビョークの歌声と表情に感情が溢れていて素晴らしかったです。もう一度見たいとはなかなか思いませんが、暗い余韻を終えると観て良かったなぁと思える映画だと思います。
- Comment(14)
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見る前から悲劇だというのは、わかっていましたが、あまりにも単純に悲惨な状況に貶められるので、逆に、しらけてしまったのを覚えています。
- 2006/08/07
- タウムさん
コメントありがとうございます♪
しらけてしまいましたかっ?やっぱり全編通して悲劇が続くので、少ししらける部分はあるかもしれませんねっ♪
その中のミュージカルでは明るい気持ちになれますけどねっ♪
- 2006/08/07
- パッチさん
- 2006/08/07
- ライクさん
コメントありがとうございます♪
ほんとにこの映画は悲しすぎるんですよねっ(>_<)
きっと、部分部分で幸せなところでもあれば悲しいシーンは生きると思うんですが(>_<)
まぁ、でも個人的にはビョークの歌声とミュージカルシーンがちょっと新鮮だったので好きなんです(^_-)-☆
私もライクさんの紹介する映画は大好きですよっ(^_-)-☆
- 2006/08/08
- パッチさん
もう号泣でした。
訪問ありがとうございます。私の記事を気に入って頂いて。ありがとうございます。パッチさんの映画のブログの記事も良いです。参考にさせてもらいます。更新頑張って下さいね。
また来ます。(^_^)v
- 2006/08/08
- ハッピーマックスさん
コメントありがとうございますっ♪
最初から最後まで続く、悲しいストーリー、感動ですよねっ♪
こちらこそハッピーマックスさんのブログはほんとにきれいで見やすくて、大好きです♪
私も参考にさしてもらいます♪お互い更新がんばりましょうねっ(^_-)-☆
- 2006/08/09
- パッチさん
ビョークはアーティストとしてずっと好きだったんですが
映画に主演と聞いてビックリ!
しかもマイナーなやつかと思ったら、カンヌまで獲って
さらにビックリ!
そしてサントラでは僕の一番好きな
レディオヘッドというバンドのボーカルと競演。
映画関係では唯一ですが
もちろんサントラまでお買い上げ。
ここまで揃えば見に行かない理由なんて無し!(笑)
僕はミュージカルは見ませんが、新鮮な感じで楽しめました。
確かに内容はとても悲しいものでしたが、
僕の記憶には名作として残りました。
- 2006/11/17
- たろたろ.さん
コメントありがとうございます♪
たろたろさんはビョークが好きなんですねっ♪
サントラまで購入するほどですもんねっ♪
ビョークが好きな人にはとても楽しめる映画だと思います♪
それにこの映画がきっかけでビョークが好きなった人もいると思います♪
悲しいストーリーですが、ミュージカルのシーンは新鮮でとても楽しめますよねっ♪
特にビョークが好きな人には、DVDをプロモーション感覚で購入するというのもありかもしれませんねっ♪
たろたろさんにとって記憶に残る名作になってよかったです(^^)
- 2006/11/18
- パッチさん
今日ツ○ヤに行って、ふとこの作品に目が止まり、
「あ、これブログに書いてない」
と思って、家に帰って思い出しながら書きました。
思い出しただけで、悲しくなっちゃいました。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。
- 2009/01/31
- こまさん
こんばんは、こまさん。
コメントありがとうございます。
この映画、ほんとに悲しいストーリーですよねぇ。
なんとも言えない気持ちがこみ上げてきます。
レンタル屋さんで思い出されて、記事にされたんですねっ。
でもやはり思い出しながらでも、とても印象に残る作品だと思いますので、悲しい気持ちになるのわかります。
ご訪問ありがとうございました(^^)
- 2009/02/01
- パッチさん
- 2012/03/14
- 爽健茶な26歳女性さん
こんばんは、爽健茶な26歳女性さん。
コメントありがとうございます。
本作はあまり楽しまれなかったみたいですねっ。
私はビョーク演じる母親の気持ちを考えると
ほんとに胸が痛かったですし
ラストは何とも言い難い悲しい思いになりました。
ただ救いようの無いラストですので
好き嫌いが分かれる作品かもしれません。
ご訪問ありがとうございました(^^)
- 2012/03/15
- パッチさん
確かに悲しくて救いのない物語ですが、
その中でのあのミュージカルは唯一の救いですよね。
見終わった後にルンルンするような映画ではありませんが、この悲劇を糧にどう生きるのか、考えたいと思います。
- 2016/10/17
- むだばなしさん
こんばんは、むだばなしさん。
コメントありがとうございます。
ほんとに救いようのない物語ですが
あのミュージカルシーンはほんとに素晴らしいですよねっ。
ビョークの歌声あってこそではありますが
スーッと入ってきます。
できることなら助けてあげたい
誰もがそう思ってしまう映画はなかなかないと思います。
素晴らしい作品ですねっ。
ご訪問ありがとうございました(^^)
- 2016/11/28
- パッチさん
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