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シンデレラマン

2013.11.02

「シンデレマン」のblu-ray


 【 ストーリー・あらすじ 】

 愛する妻メイ(レネー・ゼルウィガー)と3人の子供に囲まれ幸せに暮らすジム(ラッセル・クロウ)は、ボクサーとしても将来を嘱望されていた。だが1929年、彼は右手を故障してしまったことをきっかけに勝利から見放されていく。さらに時代は恐慌を迎え、やがてジムもライセンス剥奪で引退を余儀なくされ、失業者の一人として肉体労働をして家計を支えていた。そんなある日、元マネージャーのジョー(ポール・ジアマッティ)から、一夜限りの復帰試合の話が舞い込んでくる。相手は勝ち目のない新進ボクサー。それでもジムは、その報酬で家族を救えるという一心で試合を引き受けるのだった…。

 【 出演 】
ラッセル・クロウ, レネー・ゼルウィガー, ポール・ジアマッティ, クレイグ・ビアーコ

 【 監督 】
ロン・ハワード



 【 感想 】

 この映画「シンデレラマン」を皆さんは鑑賞されたことがありますか?実在したジェームス・J・ブラドックの半生を描いた実話・伝記映画です。単にスポーツだけでなく人生のサクセスストーリーとなっていますので、ボクシングがわからない方も楽しめると思います。ぜひご覧ください。

登場人物紹介


ジム・ブラドック(ラッセル・クロウ) ジム・ブラドック (ラッセル・クロウ)
怪我などによりボクサーのライセンスを剥奪される。
不況の中、日雇労働で家庭を支えている。

メイ・ブラドック (レネー・ゼルウィガー) メイ・ブラドック (レネー・ゼルウィガー)
ジムの妻で、子供3人の母。
苦しい生活の中、家庭を支えている。

ジョー・グールド (ポール・ジアマッティ) ジョー・グールド (ポール・ジアマッティ)
ジム・ブラドックのマネージャー。
ジムにボクサーとしてのチャンスを与える。

マックス・ベア (クレイグ・ビアーコ) マックス・ベア (クレイグ・ビアーコ)
ヘビー級チャンピオン。
過去に2人のボクサーを試合で殺したことがある。

ライセンス剥奪


 愛する妻メイと3人の子供を家庭に持ち、有望なボクサーとして活躍し、幸せな道を順調に歩んでいたジムでしたが、右手を骨折してしまいボクサーとしてのライセンスを剥奪されてしまうのです。

 元々ボクサーとしての寿命は短いと言われていますが、怪我によって、そしてライセンスを剥奪されることによってボクサーの夢をあきらめるのはすごく残念なことだなぁと思います。

 ただ彼にとってボクサーとしての成功はそれほど重要ではないんです。1929年に大恐慌が起こり、経済が崩壊した中で「夢」なんて見ていられない状況なんですよねっ。彼の拳は夢を掴むためでなく、家族を支えるために「手段」でしかないのです。

 だから拳の怪我が完治していなくてもリングに立ち、収入を得ようと頑張ってきたのです。これにより怪我がいつまでも治らない、しかも勝てないという悪循環。その結果ライセンスを剥奪されることになってしまったのです。

肉体労働をするジム

大恐慌


 拳を3か所骨折とライセンス剥奪によりボクサーとしての収入は得られなくなったジム、解雇されてはまずいと拳の怪我を隠しつつ日雇の仕事を続けます。

 怪我の痛みを我慢しつつ休みなく働き続けるジムですが、全くお金が足らないんです。その日の食事代はもちろん、電気も止められてしまうんです。これは辛いですよねぇ。誰もせいでもありません、経済がそうなってしまっているわけですからどうしようもないんです。

仕事を求めるジム

プライド


 子供たちが風邪を引いてしまうのですが、当然病院などには連れて行くことができません。そこで妻のメイは子供たちを親戚に預けたのです。しかし、そのことが許せないジムは家を飛び出していくのです。

 メイが行った行動は決して間違っていませんし、子供を幸せにするための1つの方法だと思います。ただ、ジムにとっては家族が全てなんです。かといってメイが悪いとは思っていないでしょうねっ。メイにそのような行動を取らせてしまった自分が許せなかったと思います。

 もうプライドも何もありません。彼は生活保護を受給しに行ったり、ボクシング委員会の人たちに援助をお願いするんです。生活保護を受けるのは全然いいと思いましたが、委員会の人たちに援助を求めるのは辛かったでしょうねっ。

 かつてはボクサーとして関わりのあった人たちですが、ライセンスのこともあり委員会の人たちにとって、あまり会いたくない人物だったと思います。そしてそれはジムも同じだったでしょうねっ。それでも家族を守りたかったのだと思います。

援助を求めるジム

1度きりの復帰戦


 苦しい日々を必死で過ごしている中、かつてジムのマネージャーをしていたジョーがやって来て、ボクシングの試合をやらないかと依頼してくるのです。

 試合は明日、しかも相手は世界ランキング2位の強者。長い間ボクシングから離れていたジムが勝てるわけがない、しかしジムにとってはそんなこと全く関係なのです。相手は誰でもいい、そして負けてもいい、報酬250ドルさえもらえればジムにはどうでもいいことなんです。

ジョーからの依頼を受けるジム

 練習不足で、体調もよくない、そんな状況でリングに上がります。世界ランキング2位と年取ったボクサー、客は良い試合を観たいわけではなく、ただ単にKOシーンが見られればいいのです。いわばジムは盛り上げるための「かませ犬」なんですよねっ。

 ただ何かを背負っている人は強いんです。ジムは予想をはるかに超えた戦いを魅せます。練習はしていなかったが、怪我した右手の代わりを務めてきた左手が威力を発揮します。その結果、ジムは見事勝利を手にするのです。

 もうこの時はすごく熱くなりました。彼に与えられた最高のチャンスですもんねっ。勝利を治めた時は嬉しかったです。250ドルを手に入れ、妻と子供たちの喜ぶ姿は素敵でした。

復帰戦

ボクサーとして再び・・・


 この前の試合内容が認められ、再びライセンスを与えられることになります。年齢的にはピークを過ぎているとはいえ、元々才能はあったわけですし、何より日雇労働とは違って大きな収入を得る手段を手に入れたわけですから家族にとって良いことだと思いました。

 ただ妻のメイは違うんですねぇ。また怪我をしてしまったらどうするのか?ボクシングはもちろん、日雇の仕事もできなくなれば、どうやって生きていけばいいのか?ジムが再びボクサーとして戦えることは嬉しいのですが、やっぱり不安を感じるんです。

心配するメイ

 あとマネージャーのジョーの決意にもびっくりしました。ある程度保障された生活を送っていたジョーですが、私財を売ってジムに賭けたんですから。

 それにしても2人の奥さんは大変ですねっ。「止めても聞かない」「男はバカ」と受け止め、夫の夢を支えるのは素晴らしいことだなぁと思いました。

トレーニングするジム

ヘビー級チャンピオン(クレイグ・ビアーコ)への挑戦


 復帰してから順調に勝ち進み、ついにはヘビー級チャンピオンのマックス・ベア(クレイグ・ビアーコ)への挑戦権を手に入れます。ただこのチャンピオンは、過去に2人のボクサーの命を奪ったことがあるほど強いんです。

 このことを知った妻のメイは、「お願いだから今回は止めて!」と懇願します。しかし、ジムも「この手で人生を変えられると信じたい」とメイに訴えるのです。

 おそらくメイは現状に満足していて、ジムがチャンピオンにならなくても別にいいのだと思います。今はそれなりの生活が出来ていますし、今が幸せなんだと思います。その幸せが今回の試合で壊れてしまうかもしれない、その不安がすごく伝わってきました。

ジムの妻と子供たち

勝利の女神


 試合当日、心配する妻は教会にお祈りに行きます。そこにはジムを応援するたくさんの人たちがお祈りに来ていたのです。この試合は単なるタイトルマッチではなく、ニュージャージに住む人たちの希望を託した試合でもあったのです。

 ジムはニュージャージの誇りであり希望、そして子供のヒーローでもあるんです。そのことを知ったメイはジムの控室に行き、彼の心を奮い立たせます。

 おそらくメイが控室に行かなければジムは勝つことができなかったと思います。彼にとってメイは心の支えであり、力の源なんですよねっ。メイはジムの勝利の女神なんだと思います。

控室でのメイとジムのキス

チャンピオンとの戦い


 とうとうジムはタイトルマッチのリングに上がります。前予想は圧倒的にチャンピオン有利、圧倒的強さを誇るチャンピオンとの戦いがついに始まります。

 会場にいる人たちの予想とは裏腹に、ジムは善戦どころかチャンピオンを圧倒します。適格に、そして細かくジャブを当てていきポイントをリードしていくのです。

ジムに支持するジョー

 パワーをいかに効率良く相手に与えるか、それがボクシングの強さだと思うのですが、チャンピオンのボクシングスタイルはまるで喧嘩です。腕力というか暴力というか、大振りで向かってきます。おそらく野生の勘みたいなものがチャンピオンの強さなのだと思います。

 そして、チャンピオンが負けるのではないか?という会場の雰囲気が流れ始めた時、チャンピオンの野生の部分が爆発します。ディフェンス無視でガンガンとジムに襲いかかってくるのです。この時、メイと子供たちは不安だったでしょうねっ。

 ラジオを聴くメイの表情はすごく辛そうでした。負けるとかいう心配ではなく、ジムの命を心配していたんでしょうねっ。あと耳からの情報だけですので、目で見ていない分、余計に色々と想像してしまっていたんだと思います。

心配するメイ

気持ちの戦い


 何としてでも勝ちたい、おそらくチャンピオンも同じ気持ちだったのだと思います。今の地位を失いたくないとばかりに、バックハンド、ローブロー、ヘッドロックと汚い反則技をやってくるのです。

 もうこの時点でチャンピオンはポイントなんかどうでも良かったのでしょうねっ。とにかくジムを倒せばいいんだとピンチになれば反則技を繰り返してきます。

 そして、ジムは脇腹の痛みを堪えながら妻と子を守るため、最終ラウンドへ向かいます。距離を取って無理せず戦えばポイントで勝てるはず、しかしジムはガンガン前へ出てチャンピオンと打ち合うのです。もうこれは気持ちの戦いなんでしょうねっ。勝利を掴み取る、家族を守る、人生を変えてみせるという気持ちに溢れていました。

ジムとチャンピオンの戦い

シンデレラマン


 カーン!カーン!カーン!試合終了、勝敗は判定に委ねられます。そして判定は・・・新チャンピオン、ジム・ブラドック!会場が湧きに湧きます。ジムとマネーチャーのジョーは大喜び、もちろん私も大喜びです。ジムの気持ちの強さが勝ち取った勝利だと思います。

勝利に喜ぶジム陣営

 これが実話というのが素晴らしいですよねっ。大恐慌という不況の中、地位や名誉ではなく、家族を守るため生きるために戦ったジム・ブラドックは尊敬すべき人物だと思いました。

 そしてボクシング映画、スポーツ映画としても楽しめる作品ですが、ヒューマンドラマとして素晴らしい作品だと思います。ジム・ブラドックという1人のボクサー、そしてジム・ブラドックの人生におけるサクセスストーリー、素晴らしい作品でした。

抱擁し合うジムとメイ

映画「シンデラマン」のDVD・Blu-ray 一覧

こんばんは、パッチさん。

僕もこの映画のDVDを3,4年前に観ました!
心に残る映画ですよね。
ボクシングの昔の仲間にお金を乞いに行くシーンは、ジーンときました。
最後は家族がラジオで試合の中継を聞いてるシーンを今でも覚えています。

監督がロン・ハワードなんですね!
この記事を見させていただいて、そう言えばって思い出しました。
好きな監督の1人です!

今日、パーカーのブルーレイセットが届いたので早速(後半だけですが)観ました!
買って良かったです!

映画のDVDは僕は20枚そこそこしか持ってないのですが、また観たくなる映画と、ほとんど観ない映画がありますね。
パッチさんが仰っていた、ごくたまに、持っているDVDを観たくなるときも来るかもしれません。(笑)

またオジャマします!
  • 2013/11/02
  • マサカズさん
 【マサカズさんへ】

こんばんは、マサカズさん。
コメントありがとうございます。

マサカズさんは3、4年ほど前に鑑賞済みだったんですねっ。
実話というのもあって、すごく心に響きました。

あのボクシング関係の人たちにお金を求めるというのは
すごく勇気が必要だったでしょうねっ。
ただ、経済があの状況ですし
家族を守るためであれば、何でもするという気持ちに溢れていたんだと思います。

ロン・ハワードはマサカズさんのお好きな監督さんですし
ツボの合う監督さんなんでしょうねっ。

あとブルーレイ届いたんですねっ。
いつでも高画質で観れるというのは嬉しいことだと思います。

私は持っているDVD鑑賞ブームがけっこうあるんですよねぇ。
きっかけとしてはシリーズものになるのですが
例えば「ボーン・アイデンティティー」のジェイソン・ボーンシリーズだったら
その日はジェイソン・ボーンDAYと名付けて
通して鑑賞したりします。

まぁ何度か観てるので、ながら鑑賞になるのですが
なんとなく贅沢な気分になっちゃいます。

はいっ、いつでもお待ちしております。
ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2013/11/04
  • パッチさん



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