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みんな元気 (2009)

2013.01.25

「みんな元気」のジャケット


 【 ストーリー・あらすじ 】

 マルチェロ・マストロヤンニ主演、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の「みんな元気」(90)をロバート・デ・ニーロ主演でリメイクしたファミリードラマ。毎年、感謝祭シーズンには実家に集まるグード家だったが、今年は誰も帰省しないため、やもめ暮らしの父親フランク(ロバート・デ・ニーロ)は、全米各地でバラバラに暮らす子供たちに会いに行くが……。フランクの子供たちに、ドリュー・バリモア、ケイト・ベッキンセール、サム・ロックウェル。監督は「ウェイクアップ!ネッド」「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」のカーク・ジョーンズ。

 【 出演 】
ロバート・デ・ニーロ, ドリュー・バリモア, ケイト・ベッキンセール, サム・ロックウェル, キャサリン・メーニッヒ

 【 監督 】
カーク・ジョーンズ



 【 感想 】

 この映画「みんな元気」を皆さんは鑑賞されたことがありますか?1990年に公開されたイタリア映画「みんな元気」のリメイク作品で、ロバート・デ・ニーロが演じる父親とその子供たちの交流を描いたファミリードラマです。

 父親の目線、そして子供の目線それぞれの立場で鑑賞することができる作品となっていますので、色々な方々が楽しめる作品となっています。興味のある方はぜひご覧ください。

フランク(ロバート・デ・ニーロ)のサプライズ旅行


 妻に先立たれ1人淋しく過ごすフランクでしたが、毎年子供たちが帰ってきて家族みんなが集まる感謝祭のため、家を掃除し、スーパーで色々買い揃え、準備万端で待っていたのだが、急遽子供たちみんなが帰省できないという連絡を受ける。

 淋しい気持ちでいたフランクでしたが、それならこちらから会いに行こうということで、アメリカ各地にいる4人の子供たちに連絡もせずにサプライズで会いに行くという旅に出るのです。

 家を掃除し、高価な肉とワインをスーパーで購入し、高いバーベキューセットまで買って子供たちの帰省を楽しみに待っていたのに、みんなが急遽キャンセルというのはショックですよねぇ。落ち込むフランクを見てすごくかわいそうでした。

 仕事を引退し1人老後を過ごすフランクをロバート・デ・ニーロが演じていますが、なんの文句もないほど見事に演じていました。普段のデ・ニーロはこんな感じなのかなぁと思ってしまうほど自然体で、演技が上手いとかさえも感じさせないほどの演技といいますか、演じるというよりも成りきっていたと思います。

電車に乗るフランク

画家のデイヴィッドに会うためにニューヨークへ


 まずはデイヴィッドに会うためにニューヨークへ向かいます。フランクは肺の病気を抱えているため本来旅行は危険なのですが、医師には秘密で家を後にします。

 電車やバスに乗って移動しながら、周りの人たちに息子や娘の自慢話をしていて、長い旅ではあったと思いますがとても楽しそうでした。そして今から会うデイヴィッドも画家として成功した自慢の息子なんです。

 ただ残念ながらデイヴィッドは家におらず会えませんでした。せっかく驚かせてやろうとやって来たのに会えないというのはショックですねぇ。まぁ仕方ないということで、今度はエイミーに会うためにシカゴへと向かいます。

外を眺めるフランク

広告業界で働くエイミー(ケイト・ベッキンセール)に会うためにシカゴへ


 広告業界で働いているということでエイミーはほんとに豪華な家に住んでいて、夫と息子の3人暮らしにしてはもったいないぐらいの豪邸でした。まさに人生の成功者、フランクにとっての自慢の娘ですねっ。

フランクの娘と孫

 フランクは2~3日泊まっていくつもりでしたが、どうもエイミーもその息子も忙しいようで泊まれないとのことなんですねぇ。ちょっと苦しい言い訳かなっ、おそらくフランクもそう思ったでしょう。しかも食事の時に見せた息子と夫のぎこちないやり取り、ちょっと引っ掛かりました。

 娘のエイミーをケイト・ベッキンセールが演じていましたが、すごく綺麗な女優さんですねっ。「アンダーワールド」シリーズや「ヴァン・ヘルシング」など、個人的にアクションを演じるイメージが強く、普通の女性を演じる彼女をあまり見ていなかったので新鮮でした。

エイミー

音楽家のロバート(サム・ロックウェル)に会うためデンバーへ


 音楽家として成功した息子ロバートに会うためにデンバーへ向かいます。町に貼られている音楽コンサートのポスターを嬉しそうに写真を撮ったりして、これまた自慢の息子なんだなぁと伝わってきました。

 ただ練習を見てみるとロバートのパートは太鼓(パーカッション)だったんですねぇ。てっきり指揮者とばかり思っていたフランクは少しがっかりといった感じでした。しかしロバートは今の自分に満足していて、何の不満もないんです。

音楽家のロバート

 フランクからしてみれば才能があるにも関わらず、向上心のないロバートに苛立ちを感じていたんです。ただそれは単に親バカであって、ロバートはきちんと音楽家として成功しようとチャレンジし、その結果才能がなかったからこその現状なんですよねっ。

 そんなロバートをサム・ロックウェルが演じています。サム・ロックウェルもちょっとしたクセのある役を演じる俳優のイメージがあったので新鮮でした。昔から思っていましたが、ゲイリー・オールドマンにちょっと似ていますねっ。

父を見送るロバート

ダンサーのロージー(ドリュー・バリモア)に会うためにラスベガスへ


 今度はダンサーをしているロージーに会いにラスベガスに向かいます。なんとリムジンでお出迎え、ロージーはダンサーとして大成功したんですねっ。しかも自宅は高級マンション、部屋の中の写真を撮りながらフランクも嬉しそうでした。

 ロージーをドリュー・バリモアが演じていましたが、子役から活躍されているからなのか娘役というのがすごく似合う女優さんだと思います。当時で35歳ぐらいだと思いますが、いつまでも無邪気でかわいい役が似合う女優さんですねっ。

車の中の2人

真実


 帰りの飛行機で心臓麻痺を起こし入院していたフランクの元に、子供たちが駆けつけます。そこでデイヴィッドが死んだと子供たちから知らされるのです。

ベッドで眠るフランク

 これはショックですよねぇ。最初にデイヴィッドの元に訪れて以降、何度も電話をかけて心配していたフランクでしたが、急に死んだと知らされるわけですから全く整理ができませんし、信じたくもありません。悲しさとショックで泣きじゃくるフランクは見てられませんでした。

 あと他にも真実が明らかになります。幸せな結婚生活を送っているように見せていたエイミーは、実は女性関係が原因で夫と別居していたということ。友達から預かった赤ちゃんは実はロージーの子で、しかもロージーはレズビアンだということ。

病院に駆け付けた3人の子供

期待


 妻から聞いていた子供たちの現状は嘘だったと知ったフランクはショックを隠し切れません。しかも妻は知っていたのに自分だけは知らなかった。これは単純に厳粛な父が怖いからというだけでなく、父の期待を裏切りたくないという子供たちの優しさでもあるんですよねぇ。

 電線のコーティングという仕事で、子供たちの将来のためだけに頑張ってきた人生。これは過度の期待だったとデイヴィットの死によって気づかされるんです。「なんでもいい、とにかく生きていてほしい」おそらくそう思ったでしょう。

 親子間において期待を込め応援することは決して間違っていないですが、良いことも悪いこともひっくるめて事実を受け止める用意をしておかなければいけないんだなぁと感じました。そう、まさに一番重要なことは「みんな元気」だということです。

フランクの幻想

クリスマスパーティ


 子供たちの帰省に備え、クリスマスパーティの準備をするフランク。オープニングのように上質の肉とワインを購入し、クリスマスツリーを用意します。そして次にシーンでは家族みんなが揃ってクリスマスパーティの準備をする賑やかなシーン、すっごく心温まりました。

 そして子供たちだけでなく、エイミーの息子やロージーの赤ちゃんと恋人もいたのが良かったです。フランクと子供たちの絆が結ばれたんだなぁと伝わってきました。

 あとフランクが七面鳥を焼いていましたが、その時に「ずっと言えなかったが、お母さんは七面鳥をいつも焼き過ぎていた」と言ったところがまた良かったです。フランクにも妻には言えなかったことがあったんですねっ。

クリスマスパーティを楽しむフランク

電線の絵


 ラストでフランクがデイヴィッドが描いた絵画を買いに画廊に行くがすでに売り切れていました。しかし、倉庫に置いてあった別の絵を見せてもらうのですが、そこにはフランクが仕事で作り続けていた電線が描かれていたのです。

 これは感動ですねっ。父親への感謝の気持ちが表現されていますもんねっ。それにフランクの教育が少し肯定された感じがして嬉しかったです。

 フランクの旅の途中、色々な場所で車窓から美しい風景と共に電線が映し出されていました。人と人とを結ぶ電線のように、フランクと子供たちは遠く離れていますが深い絆で結ばれているなぁと感じました。

妻の墓前に立つフランク

映画「みんな元気」のDVD

たまに感動ものやこういったヒューマンものの映画をすごくみたくなってしまいますね〜
「みんな元気」
結構な豪華キャストですね
早速レンタルして鑑賞します。
  • 2013/01/29
  • つっちーさん
 【つっちーさんへ】

こんばんは、つっちーさん。
コメントありがとうございます。

本作はリメイク(オマージュ)作品で
オリジナルは邦画の「東京物語」です。
それをフランス映画「みんな元気」としてリメイクされ
その後ハリウッドでリメイクされたのが本作の「みんな元気」なんです。

今劇場で公開されている「東京家族」も
「東京物語」が元となっているのですごい作品なんだなぁと感じました。

ぜひレンタルして鑑賞してみてください。
楽しんでいただければ嬉しいです。

あとオリジナルも含めて見比べてみるのも楽しそうですねっ。

ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2013/01/29
  • パッチさん
楽しみがふえました〜。
見比べてみたいと思います。
  • 2013/01/30
  • つっちーさん
 【つっちーさんへ】

こんばんは、つっちーさん。
コメントありがとうございます。

楽しみが増えたと仰っていただき
こちらとしても嬉しいです。

「東京物語」は世界的にも評価が高く
以前記事として紹介しました
「映画監督が選ぶ史上最高の映画トップ10」では1位。
「評論家が選ぶ史上最高の映画トップ50」では3位に選ばれるほど評価を受けている作品ですので
少し古い作品ではありますが、楽しめると思います。

ぜひ楽しんでください。
ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2013/02/01
  • パッチさん
この記事を読んで、この映画を見てみました。ジーンとくるいい映画でしたね。ご紹介ありがとうございました。
  • 2013/02/24
  • teiさん
 【teiさんへ】

こんばんは、teiさん。
コメントありがとうございます。

鑑賞していただきありがとうございます。
ゆっくりとした雰囲気もいいですし
嘘の中にある優しさや思いやりがいいですよねっ。

こちらこそ鑑賞していただきありがとうございました。
ご訪問ありがとうございました。
  • 2013/02/25
  • パッチさん
はじめまして こんばんは。

今夜テレビでこの映画をやっていて
でも途中からしか見ていなかったので、ストーリーがよく見えず、
ググった結果こちらに来ました。
これでやっとすっきりしました。

時間があったら、いつかレンタルして最初から見てみたいです。
オリジナルと言われる『東京物語』も、名前はもちろん知って
いましたが、未見なので、こちらも見てみたいです。
教えて下さってありがとうございます。(^-^)
  • 2013/05/25
  • Kuuさん
 【Kuuさんへ】

はじめまして、Kuuさん。
コメントありがとうございます。

知りませんでしたが、テレビで放送されていたんですねっ。
途中から鑑賞されて、ストーリーが掴めなかったということで
少しでもお役に立てて嬉しいです。

「東京物語」は本作以外にも
リメイクされた作品があるぐらい人気の高い作品ですので
楽しめると思います。

ぜひ楽しんでください。
ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2013/05/26
  • パッチさん



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