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キンキーブーツ

2012.04.09

DVDのジャケット


 【 ストーリー・あらすじ 】

 田舎町ノーサンプトンの伝統ある靴工場の跡取り息子チャーリー・プライス(ジョエル・エドガートン)。優柔不断な彼は、婚約者のロンドン転勤を機に、田舎を飛び出して羽を伸ばそうと考えていた。ところが、ロンドンに到着早々、父親の訃報が届く。4代目社長としてあまりにも突然に工場を引き継ぐこととなったチャーリーだったが、工場の実情は倒産寸前と判明、嫌々ながらも従業員の首切りを開始することに。どうにか工場を救おうと悪戦苦闘するチャーリーは、ひょんなことから知り合ったドラッグクイーンのローラ(キウェテル・イジョフォー)の悩みをヒントに、男性向けセクシーブーツの開発に活路を見出すのだった…。

 【 出演 】
ジョエル・エドガートン, キウェテル・イジョフォー, ジェーン・ポッツ, ジェマイマ・ルーパー, リンダ・バセット

 【 監督 】
ジュリアン・ジャロルド



 【 感想 】

 この映画「キンキーブーツ」をみなさんは鑑賞されたことがありますか?靴工場を描いた物語で、実在する紳士靴メーカー 「W.J. Brookes Ltd」をモデルとした実話に基づいた映画です。笑いあり、感動ありでとても楽しめる作品になっています。ぜひご覧ください。

 あとストーリー的には問題ないと思いますが、セリフなどに卑猥な表現を含むシーンがありますので、ご家族などで鑑賞される際はその点に注意してくださいねっ。

経営困難な靴工場


 靴工場を経営者を父に持つチャーリー(ジョエル・エドガートン)は、小さい頃から父親に靴工場を継ぐように言われていた。しかし、人には向き不向きがあるようにチャーリーは人の上に立つ器ないことを理解しており、後を継がずに恋人とロンドンで暮らすことにするのです。

 そんな時突然届いた父の訃報、これによりチャーリーは靴工場を継がなければいけなくなったのです。優柔不断な彼が経営者として務まるか不安いっぱいですが、さらになんと工場の経営状態は最悪だったのです。こうして、工場再生をかけてチャーリーが奮闘します。

 大人になったチャーリーを見た時、ほんとに頼りなく冴えない感じで、工場というよりかはこの映画が大丈夫かなぁと不安になりましたが、徐々に彼がかっこよく見えてきて良かったです。外見はほぼ変わっていませんが、内面の変化がそうさせたのでしょうねっ。

チャーリーのお話

ドラッグクイーンのローラ(キウェテル・イジョフォー)


 経営を立て直そうとあちこち走り回るチャーリーは、ある時ローラという女性に出会います。しかし、実はローラは女性ではなく女性の格好をした男性、いわゆる「ドラッグクイーン」だったのです。

 このローラに出会うことにより、チャーリーは工場再生のヒントを掴むんですねっ。他の靴工場に勝って工場を再生させるために、ドラッグクイーン用のブーツを作ろうとするのです。これはいいアイデアですねっ。女性でも男性でもなく、ドラッグクイーンに目を向けたのは素晴らしいなぁと思いました。

ローラのショー

 そしてなんといってもローラはすごい存在感あります。本作の主役はチャーリーですが、ローラもまた主役のようなものですねっ。見た目は女性のようにも見ますが、筋肉ムッキムキですし男性っぽさに溢れています。ただ、歌っている時のローラはほんとに素晴らしく、ショーとして楽しめました。

 あと体の大きな男性がヒールを履くことにより存在感がさらに出ていて、威圧感がとんでもありませんが、実は繊細な部分もあって、徐々に女性らしいところが見えてくるのがとてもよかったです。

カフェで会話

紳士靴からキンキーブーツへ


 これまで作ってきた紳士靴の生産を止めて、キンキーブーツの生産に切り替えて工場復活を目指すチャーリーですが、今まで紳士靴のみを作ってきた職人たちにしたらびっくりですよねぇ。生き残るための手段とはいえ、男性の女装のためのブーツなんて、これまでの紳士靴からは程遠いですもんねっ。

 といってもチャーリーがデザインしたものは全くセンスが感じられないんです。あれはひどかったですねぇ。単純に男性が履いても壊れないブーツを作っただけで、全くおしゃれではありません。ということで、ローラを工場の専属デザイナーとして向かい入れ、キンキーブーツ制作が始まります。

ブーツの試作品

悩み


 女装ではなく男性の格好をして工場にやって来たローラは、トイレに閉じこもってしまいます。これは女装していた時のパワフルな彼女からは想像もつかない行動ですよねっ。自分の道を貫くために、勘当同然で家を出てきた彼女でしたが、認めてもらうことなく亡くなってしまった父への想いもあり、男性・女性どっちつかずの状態で世間にもなじめずに悩んでいたんです。

 そして、チャーリーもですねっ。突然の父の死により工場を継ぐこととなったが、経営状態は最悪な上になかなか工場の人たちと馴染めないんです。一見アンバランスな2人ですが、亡くなった父の影響、そして周りに馴染めていないという共通の悩みを持っていて、それをお互い理解し合っているのが良かったです。

 単なるサクセスストーリーではなく、2人の悩みや葛藤なども交えて描かれているのがいいですねっ。しかも思っていたよりもその部分の比重がけっこう高くて、個人的に良かったなぁと思いました。

ローラのチャーリー

腕相撲対決


 ずっと犬猿の仲だったローラと工場の従業員ドンと決着をつけるということで、腕相撲対決をしましたねっ。ローラは昔ボクシングをやっていたので腕っぷしには自信があったのでしょうが、腕相撲大会の歴代チャンピオンのドンにはさすがに負けてしまいました。

 ほとんどの男性陣はドンを、そしてほとんどの女性陣はローラを応援していましたねっ。私は男性ですがローラを応援していましたので、負けた時はショックでした。ただ何となくはわかっていましたが、ローラはわざと負けたんですねっ。

腕相撲

 それはドンを思っての行動で、ローラがもしドンに勝ってしまったらドンのプライドと名誉を奪ってしまうからだったんですねっ。このローラの思いやりと配慮はほんとに素敵でした。この勝負からドンのローラに対する態度が変わりましたもんねっ。あとローラがドンに言った「偏見を捨てて」という言葉は印象的でした。

 ローラの「偏見を捨てて!」という言葉はとても大きく感じました。これまで世間に馴染めずに悩むことしかできずにいた彼女でしたが、その状況を自ら打開しようと行動に出たのは、おそらくこの時が初めてだったと思います。これは大きな一歩ですよねっ。

 このローラの変化はチャーリーの影響もあったのかなっ?あれだけ優柔不断だった彼が、工場再生のためにキンキーブーツ製造一本に絞り勝負に出ました。その一歩踏み出したチャーリーの姿がローラを後押ししたんじゃないですかねぇ。

チャーリーの熱意


 工場復活をミラノの見本市に賭けたチャーリーは、色々なデザインのキンキーブーツを考え、工場の職人たち全員が一生懸命働いていましたが、やり直しを何度もさせるチャーリーに対し、溜まっていた不満が爆発した従業員たちは仕事を放棄して工場から出て行ってしまいます。

 これはちょっと悲しかったです。これまでとは違った不慣れな作業と何度も命じられるやり直し、従業員の不満が爆発したのも仕方ないと思いますし、チャーリーのミラノに賭けた意気込みもわかるので、すごく歯がゆい気持ちになりました。

 ただチャーリーは工場と家を抵当に入れてまで資金作りしていたことが従業員たちに知れ渡り、みんなが再び工場に戻ってきて夜中に作業を再開していたのは感動しました。チャーリーのミラノに賭けた思い、従業員たちを解雇したくないという思い、それらが伝わったんですねっ。

 これもローラの気遣いがあってこそですよねっ。密かにスピーカーをオンにして、工場内にチャーリーたちの会話が聞こえるようにした配慮は良かったです。

ミラノでドラッグクイーンショー


 必至で作り上げたキンキーブーツを引っ提げ、ミラノにやってきたチャーリーたち。あとは本番に挑むだけと思いきや、なんと前日にチャーリーはローラと揉め事を起こしていたんですねぇ。これによりローラ率いるドラッグイクーンたちが来ない可能性が・・・。

 せっかくこの日のために頑張ってきたのに何をやってるの?って感じですよねぇ。ローラたちがやってくることなく出番になり、苦肉の策としてチャーリーがキンキーブーツを履いて出てきた時は、もう酷すぎて見てられなかったです。

 そして最悪な状況の中音楽が流れ出し、ローラ率いるドラッグクイーンたちがステージに現れた時はすっごく感動しました。チャーリーの酷いショーとのギャップもあって、ものすごくかっこよく見えました。ローラの歌声も見事でしたし、この完成されたショーは本作の見どころの1つです。

ローラのドラッグクイーンショー

ハッピーエンド


 チャーリーには恋人がいて、その恋愛模様も描かれていましたが、決してお似合いのカップルではなかったので別れた時はすっきりしましたし、ショーのラストでこれまで一緒に工場を支えてきてくれたローレンと抱き合いキスをした時はすごく嬉しかったです。ほんとにお似合いだと思います。

 そしてチャーリーの工場「キンキーブーツ・ファクトリー」の従業員のみんなをクラブに招いてのローラのショーという、すごく綺麗で華やかな終わり方も良かったです。サクセスストーリーならではの気持ちいいエンディングでした。

最後のドラッグクイーンショー

映画「キンキーブーツ」のDVD・Blu-ray

あっ!「キンキーブーツ」じゃないですか~♪

パッチさん、ご覧になられたんですね☆
いい映画ですよね。
何と言ってもローラが最高ですし(^^)

あのクライマックスシーンは感動してうるうるして
しまいました。チャーリーがこけてもうダメだ~…と
なった時何となく出て来そうな気はしましたけどね。
チャーリーが倒れた時、ローラの靴がぼんやりと見える
シーンは初めてローラに出会ったシーンを思い出させる
演出でしたしね。素晴らしい☆

あと一番最初と途中でもう1回出てくるローラの子ども
時代の踊りのシーンがキレイで良かったです。

ラストも良かったですね。
Yes Sir, I Can Boogie♪…最高でした(^^)
  • 2012/04/13
  • ぱるるさん
 【ぱるるさんへ】

こんばんは、ぱるるさん。
コメントありがとうございます。

はいっ、本作を鑑賞させていただきました。
感情移入もしやすいですし
なんといってもローラのパワフルで繊細な性格はすごく良かったです。

ラストのあのローラの歌声は素晴らしかったですねっ。
まさに魅せつけた感じで
会場を巻き込んで盛り上がっていたのがすごかったです。

あのチャーリーが転んだ時に見える感じで
ローラと出会った時の感じは一緒でしたねっ。
そして、ローラが子供の時の自分と重ね合うシーンなど
とてもわかりやすく丁寧に描写されていたのが良かったです。

Yes Sir, I Can Boogieというのは
あのラストの音楽ですか?
ほんとに素敵でした。

ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2012/04/13
  • パッチさん
こんにちわ。
面白そうなブログですね。
また寄らせてもらいたいと思います。
  • 2012/04/16
  • yasudakeiさん
 【yasudakeiさんへ】

はじめまして、yasudakeiさん。
コメントありがとうございます。

褒めていただいてとてもうれしいです。
これからも楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います。

ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2012/04/16
  • パッチさん



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