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ビフォア・サンライズ / 恋人までの距離(ディスタンス)

2010.12.06

「ビフォア・サンライズ」のジャケット


 【 ストーリー・あらすじ 】

 列車の中で偶然に出会ったジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルピー)が、ウィーンの街を歩きながら、たがいへのときめきを高めていく一夜の物語。ドキュメンタリーのような自然な会話とカメラワークで、スリリングな愛の駆け引きが描かれる。
 主演のイーサン・ホークとジュリー・デルピーが、出会いのぎこちなさから意気投合する瞬間、徐々に募る恋心、相手にいらだつ過程までさり気ない視線や動きで鮮やかに演じている。やや哲学的で頭でっかちなセリフが多いのが気になるが、そのなかに思わずグッとくる言葉が含まれている。占い師やホームレスの詩人といった脇役の存在や、バッハの「ゴールドベルグ協奏曲」など音楽の使われ方、主人公ふたりのその後を考えさせるラストも秀逸だ。物語を語る一般的な恋愛映画とは完全に一線を画しつつ、映画のペースに乗ってしまえば、限りなくハマる一作。本当の恋を見つけたようなときめき感さえ、本作は持ち得ている。

 【 出演 】
イーサン・ホーク, ジュリー・デルピー

 【 監督 】
リチャード・リンクレイター



 【 感想 】

 この映画「ビフォア・サンライズ / 恋人までの距離」をみなさんは鑑賞されたことがありますか?1995年に公開されたラブストーリーです。2人の男女が列車の中で出会い、ウィーンを舞台に一夜限りの恋を描いた作品です。全編通してセンスが感じられ、主要登場人物が主演の2人のみという斬新さも楽しめさせてくれます。

 あと、続編の「ビフォア・サンセット」もありますので、本作を楽しまれた方はぜひそちらもご覧ください。本作の9年後の物語となっています。

列車で出会った2人の男女


 列車に乗ってパリを目指していたフランス人のセリーヌ(ジュリー・デルピー)と、同じ列車でウィーンを目指していたアメリカ人のジェシー(イーサン・ホーク)の2人は、ふとしたきっかけで意気投合し、ウィーンで降りるジェシーと共にセリーヌは途中下車します。

 こうして、ジェシーが乗る翌朝のアメリカ行きの飛行機の時間までの間、ウィーンで2人のラブストーリーが始まります。

列車で話す2人

 旅行中に出会って意気投合するというのは、積極的な人であればあるのかもしれませんが、途中下車までしてまで一緒の時間を過ごすというのはなかなかないと思います。それだけ2人が惹かれ合ったということなんでしょうねっ。それに、ジェシーがセリーヌにウィーンで降りるようにお願いする言葉もまたオシャレで素敵だなぁと感じました。

 ジェシーを演じたイーサン・ホーク、やっぱりかっこいいですねっ。すべての感情が表情に表れていてすごくわかりやすかったです。あとセリーヌを演じたジュリー・デルピーは、あまりよく知らない女優さんですが、どこか魅惑的な部分があり、喜怒哀楽の表情がとてもかわいらしい女優さんだと思いました。

ジェシーセリーヌ

ウィーンの街を散歩し、ひたすら話し続ける2人


 列車を途中下車しウィーンを散歩し始めた2人、特に目的もありませんし単純に街をブラブラしているだけです。何となく気が向いたら店に入ってという感じで、特別何かが起きるわけではありません。登場人物もほとんど主役の2人だけですし、すぐに退屈してしまいそうな感じですが、そうはさせないのが2人の会話なんです。

 ず~っと2人は会話しています。ほんとにくだらない話や、難しい哲学の話、そして過去の恋愛話など、それぞれが自分の価値観をぶつけ合うのようにひたすら話し続けます。そんな2人の会話から少しずつそれぞれの性格がわかってくるんですねっ。そして2人の会話になぜか惹きつけられてしまうのも不思議です。

路面電車に乗る2人

好きなシーン


 好きなシーンはけっこうあるのですが、たまたま立ち寄ったレコード屋さんで一枚のレコードを視聴するシーンはとても良かったです。狭い小部屋の中で、その時ばかりは会話をせずに音楽を聞いている二人が、お互いを意識して目を合わせたいにも拘らず、照れも合って目を合わせられない様子が、現段階の2人の関係をうまく表現していたと思います。

 そして観覧車に乗っているシーンです。2人きりで観覧車に乗り、レコード屋さんの時のように少しお互いを意識して照れてはいましたが、この時にはお互いに考えていることが分かり合っていたのでしょうねっ。自分が今考えていることを、相手も同じく考えているだろうと。そして2人はキスをします。照れや躊躇、そしてこぼれ出る願望がほんとにうまく表現されていて良かったと思います。

 あと、レストランでの電話で話すように会話するシーンです。かなり話し合った二人ですので、お互いのことを十分わかりあっていましたが、このシーンでは隠していた相手に対する想いなどを伝い合います。ほんとに好きなんだなぁと伝わってきたシーンでした。恥ずかしさがあったと思いますが、電話しているという真似事がまた良かったのでしょうねっ。

レストランで話す2人

近づく別れ


 ほんとにお似合いの2人なんです。一緒にいるととっても楽しそうなんです。しかし、忘れてはならないのは2人は期間限定の恋人なんですよねぇ。頻繁にキスをし愛を確かめ合う2人なのですが、少しずつ「別れ」というものを意識し始めるのです。それがラストが近づくに連れて、要所要所で垣間見れるのがとても悲しかったです。

 その先に「別れ」が待っているのがわかっているので、お互い「愛している」という気持ちが溢れ出ているにも拘らず、一歩先に進むことができない辛さ。「愛している」のに「好き」という気持ちで留めようと、必死で努力し葛藤している感情がものすごく伝わってきました。

ひざまくら

別れ


 ラストで駅のホームでの別れのシーンはかなりジーンときました。この時の2人の心の中は、いろいろな気持ちがグルグルと回っていたと思います。「もう会えない」「これでいいんだ・・・」「でも愛してる」「どうしたらいい?」といった葛藤があったのでしょうねっ。2人ともがそわそわしていて、観ている私もそわそわしてしまいました。

ジェシーとセリーヌのキス

 愛しているという気持ちが勝ったのでしょうねっ。この運命のような出会いを繋ぎとめるかのように、次に会う約束をします。これはとても嬉しかったです。だって、このまま2人が永遠に会えなくなるなんて悲しすぎます。半年後の再開を約束し2人はそれぞれの場所へと帰っていきます。

 別れたあとの2人のセリフは一切ありません。いったいどのようなことを考えていたのでしょうねっ。わかることは二人ともが同じことを考え思っていたのだと思います。

 そして半年後の再会のシーンはありませんが、観ている私たちの願望こそが正解なのだと、確信に近い予想(「ビフォア・サンセット」を観ていない場合)を持たせてくれる素晴らしいラストだったと思います。とっても心に残るラストでした。

列車に乗るセリーヌバスに乗るジェシー

続編「ビフォア・サンセット」へ続く


 本作「ビフォア・サンライズ / 恋人までの距離」のラストで半年後の再会を約束し別れます。ほんとに素晴らしいラストで、再会のシーンが描かれていないのが、観ている人に想像で楽しませてくれるので、良い終わり方だったと思います。

 でも・・・やっぱり観たいですよねっ。ということで、本作が制作されてから9年後に続編の「ビフォア・サンセット」が制作されました。もちろん主演は本作と同じくイーサン・ホークとジュリー・デルピーです。2人の恋愛をもっと見たいという方は、ぜひ「ビフォア・サンセット」をご覧下さい。

見つめあう2人

シリーズ作品一覧

映画「ビフォア・サンライズ」シリーズのDVD

こんばんは、パッチさん。
今日この映画のDVD観ました!
面白かったです!登場人物はたった2人なのに、飽きることなく最後まで楽しめました。
2人の知的な会話も良いですね!
是非、続編のビフォア・サンセットも観たくなりました!

最近、レンタル店で面白い映画のDVDを自分で探すのに限界を感じ、パッチさんのオススメを参考にさせていただいてます!サスペンスはほとんど全部観させていただいたので、他のジャンルも参考にさせていただきますね!!(笑)
今は「アンドリューNDR114」を観てみたいなーと思ってるところです!
またオジャマします!!
  • 2011/05/18
  • マサカズさん
 【マサカズさんへ】

こんばんは、マサカズさん。
コメントありがとうございます。

本作を鑑賞してくださったのですねっ。
とっても嬉しいです。
登場人物がほぼ2人のみで淡々と進行していくのですが
2人のやり取りに惹き付けられるのが不思議ですよねっ。
ラストはとても気になる終わり方だったと思いますが
続編で再会いたしますので、ぜひ2人の続きを楽しんでもらいたいです。

いつも参考にしていただきありがとうございます。
マサカズさんへのおすすめを挙げてみますと

■「ガタカ」
  宇宙飛行士を目指すSF・ドラマ・サスペンスの物語です。

■「マジェスティック」
  ジム・キャリー主演の感動を与えてくれるドラマ作品です。

■「アポロ13」
  アポロ13号の実際の物語の映画化です。

■「デスペラード」
  とにかくアントニオ・バンデラスがかっこいいアクション映画です。

■「トレマーズ」
  若かりし頃のケビン・ベーコンがかっこいいSF・パニック映画です。

■「ラウンダーズ」
  世間的にはそれほど高い評価ではないと思いますが、マット・デイモン主演の個人的に大好きなギャンブル映画です。

■「デーヴ」
 ハートフルコメディで、とっても感動させられる作品です。ある男が似ているということで大統領に成り済ます物語です。

ということで何作品か挙げてみました。
たぶん鑑賞されたことのある作品もあると思いますが
気になる作品などありましたら参考にしてみてください。

「アンドリュー」も感動する作品ですのでまた観てください。
ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2011/05/18
  • パッチさん



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