交渉人
【 ストーリー ・ あらすじ 】
シカゴ警察No.1の人質交渉人ローマン(サミュエル・L・ジャクソン)は、ある日、何者かの罠にはめられ殺人と横領の罪に問われる。破滅を予感した彼は、警察ビルに人質をとり立てこもる。そして、もう一人のトップ交渉人クリス・セイビアン(ケビン・スペイシー)を交渉人に指名。セイビアンとローマンの極限の駆け引きが始まる。IQ180の駆け引きを演じるのはサミュエル・L・ジャクソンとケビン・スペイシー。実力ある個性派の競演でスリリングな頭脳戦が繰り広げられるサスペンス巨編。
【 出演 】
サミュエル・L・ジャクソン、ケビン・スペイシー
【 監督 】
F・ゲイリー・グレイ
【 感想 】
この映画「交渉人」をみなさんは観たことありますか?駆け引きがとても楽しめるサスペンス映画です。主演はサミュエル・L・ジャクソンとケビン・スペイシーという演技派の2人です。そして2人ともこの映画のタイトルでもある「交渉人」を演じています。事件の犯人に対しての交渉人の交渉術は、事件解決に大いに役立ちますが、決して表に出ることのない交渉人。そんな交渉人の駆け引きや心理戦などの交渉術が楽しめる作品になっています。
+ 「交渉人」とは? +
心理学や行動科学、犯罪学までも用いて、被疑者と直接に犯罪交渉・折衝を行い、事件を解決に導く。自殺の説得や篭城事件、ハイジャック事件などで人質をとっている犯罪者に対して、その心情や動向などを的確に把握し、人質の生命を守り、さらに犯罪者そのものを自発的に投降させるという極めて難解かつ修練な技能を要する任務である。
ローマン(サミュエル・L・ジャクソン) vs セイビアン(ケビン・スペイシー)
この映画の見所といえばやはり天才交渉人同士の対決です。しかしなぜ交渉人同士で戦うことになったのか…、それは交渉人ローマンを演じるサミュエル・L・ジャクソンが、無実であるにも関わらずある事件の容疑者にされてしまうのです。
このままでは犯人として捕まってしまうと危機感を感じたローマンは警察ビルで人質を取って立てこもったのです。そこでやってきたのが天才交渉人であるセイビアン(ケビン・スペイシー)です。交渉人でもあり犯人でもあるローマンとの交渉のためにセイビアンが呼ばれたのです。
交渉人 同士の駆け引き・心理戦・頭脳戦
この設定はほんとにおもしろいですねっ。なんといっても犯人でもあり交渉人でもある相手に、交渉することほど難しいことはないですもんねっ。どんな交渉術を持ち出しても、言葉の裏にある本当の意味を読み取られてしまうんですもんねっ。犯人であり交渉人でもあるローマン(サミュエル・L・ジャクソン)と交渉人(ケビン・スペイシー)の、2人の駆け引き、心理戦、頭脳戦がほんとに楽しめる設定になっています。
ローマンとセイビアンの関係
決してローマンは人質を取りたかったのではないのです。このままだと自分が犯人にされてしまう、内定者が誰なのかを突き止めなければならないという思いから、人質を取る手段しかなかったということです。そしてローマンとの交渉として呼ばれたのがセイビアンですねっ。
セイビアンは決してローマンを信用していません。1つの仕事としてやって来ただけであって、ローマンが犯人だろうが捕まろうが死のうが関係ないのです。彼としては人質の救出こそがすべてなんですよねぇ。
だからといって、警察内部に内定者がいることがわかっているので、警察が全指揮権を握ってしまうとローマンは殺されてしまうだけ・・・。ですので、ローマンにとってセイビアンが全指揮権を握ることが必要条件だったということです。
そしてセイビアンは人質を優先に考えつつも、警察の行動に疑問が芽生えて始め、逆にローマンが言っていることは真実ではないのかという考えになっていくんですよねぇ。この2人の微妙な関係がとってもおもしろいと思います。
好きなシーン ( ネタバレ あり )
私が好きなシーンは、サミュエル・L・ジャクソンからの電話を2回も途中でケビン・スペイシーが切ってしまうシーンです。2回目に関しては、受話器をあげてすぐに切ってしまう。これはすごいことなんです。
犯人をできるだけ怒らせないようにするのが交渉人の仕事なのに犯人からの電話をこっちから切ってしまう、ましてや受話器をあげてすぐ切ってしまうなんてありえません!もちろんそんなことをしたケビン・スペイシーに対して、周りにいる警察や関係者は激怒です。しかし、ケビン・スペイシーは冷静に一言…「もう一度掛かってくる」。これにはやられてしまいました。
ラストのどんでん返し (ネタバレあり)
ラストはいいですねぇ。交渉人だからこその頭の切れる作戦には、私もまんまと引っかかってしまいました。なんといってもケビン・スペイシーと犯人が取り引きするシーンは何度観ても大好きなシーンです。ほんとにケビン・スペイシーがかっこいいんですよねぇ。
彼のセリフ回しも素晴らしく、表情も素晴らしいんです。特に目がいいですよねぇ。力強さがあって、目だけで色々なことが伝わってきます。迷いのない目で、決意と確固たる意志を持った目ですよねっ。ケビン・スペイシーの演技があのラストシーンを、より素晴らしいものにしていたと思います。
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- Comment(2)
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これも僕の好きなサスペンス映画です。昔、近くのレンタルビデオ店で(そのころはまだビデオでした)、「店長オススメ」のシールが貼ってあったので借りて見ました。とても面白かったです。
特にラストは最高ですね! ケビン・スペイシーがサミュエル・L・ジャクソンを撃って犯人と交渉してるところは、「こいつ!(怒)」って思ったのですが、終わりまで見てとても面白かったです。
やっぱりサスペンス映画は「どんでん返し」に限りますね!!
- 2009/11/16
- マサカズさん
こんばんは、マサカズさん。
いつもコメントありがとうございます。
マサカズさんは以前、この「交渉人」を投票してくださりましたよねっ。
私もこの映画は好きで、というのもケビン・スペイシーという俳優さんが好きなんですよねぇ。
そしてマサカズさんもお好きなラスト、ほんとによかったです。
ケビン・スペイシーがラストで、「さぁ・・・」みたいなセリフ(もしかしたら私の勘違いで、そのようなセリフは無かったかもしれませんが)、その時のケビン・スペイシーの表情が絶妙で、ほんとに素晴らしい演技だったと思いました。
そして、とてもかっこよかったです。
やっぱりサスペンスの見所は、いかに騙してくれるかですよねっ。
どんでん返しの映画は大好きです。
マサカズさんはサスペンスとヒューマンドラマの作品がお好きのようで、
きっと私よりも多くの作品を鑑賞されているんでしょうねっ。
たくさんのDVDも持っておられるようで、そのように感じました。
そんなマサカズさんに共感していただき、さらに参考にしていただけているというのは嬉しい限りです。
最近は映画を観る時間がなかなか作れない状態ですが、
これからも参考にしていただけるような映画紹介をしていけたらなぁと思います。
ご訪問ありがとうございました(^^)
- 2009/11/16
- パッチさん
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