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きみに読む物語

03.22

映画「きみに読む物語」


 【 ストーリー・あらすじ 】

 とある療養施設で、記憶をなくした初老の女性(ジーナ・ローランズ)に定期的に会いに来て、若い男女のラブストーリーを話してきかせる老人(ジェームス・ガーナー)がいた。その物語は、1940年、ある夏に出会い恋に落ちたアリー(レイチェル・マクアダムス)とノア(ライアン・ゴスリング)の物語。しかし身分の違いがふたりを引き裂き、アリーとノアは別々の人生を歩むことになるが…。
 この映画のメインストーリーとなるアリーとノアの恋愛は、ひと夏の恋、身分違いによる別れ、そして再会…と、これまでも多くあったラブストーリーの流れを組む物語だが、ライアン・ゴスリングとレイチェル・マクアダムスが、弾けるようなフレッシュな魅力を存分に披露し、アリーとノアのキャラクターを際立たせている。

 【 出演 】
ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス、ジェームズ・ガーナー、ジーナ・ローランズ

 【 監督 】
ニック・カサヴェテス


 【 感想 】

 この映画「きみに読む物語」をみなさんは鑑賞されたことがありますか?ニコラス・スパークスのベストセラー小説を映画化したラブ・ストーリーです。とっても純愛で、心温まるラブ・ストーリーだと思います。カップルやご夫婦で鑑賞されると、より楽しめると思いますのでおすすめです。

おばあちゃんとおじいちゃん


 ある療養施設に一人のおばあちゃんがいます。そのおばあちゃんにあるおじいちゃんが物語を読み聞かせてあげています。その物語こそが本編となる部分です。まさに「きみに読む物語」ですねっ。この物語がまたいいんですよねぇ。舞台はアメリカ南部の小さな町で始まる恋の物語です。こうして物語が始まります。

 おじいちゃんとおばあちゃんがまたいいですよねぇ。おじいちゃんが物語を読み聞かし、その物語をおばあちゃんが「そして二人はどうなったの?」「恋に落ちたのねっ」と、食い入る様に興味津々に聞いているんですよねぇ。そんなおばあちゃんを微笑ましく見ているおじいちゃんも素敵です。2人の雰囲気がとても良かったです。

おじいちゃんとおばあちゃん

アリー(レイチェル・マクアダムス)とノア(ライアン・ゴスリング)の夏の恋の物語


 1940年、ノース・カロライナ州のシーブルックで暮らす青年ノア(ライアン・ゴスリング)は、少女アリー(レイチェル・マクアダムス)に恋をします。でも、なかなかノアは相手にされないんですよねぇ。しかし、徐々にアリーはノアに惹かれ出し、運命的な出会いかのように恋に落ちていくのです。

 とっても二人は幸せそうで、お互い愛情を惜しむことなく注ぎ合っていましたし、お似合いのカップルといった感じでした。2人でいる時は笑顔が絶えることがなく、羨ましいと思えるぐらいのカップルですよねっ。

 アリーを演じたレイチェル・マクアダムスを今回初めて観ましたが、とっても素敵な女優さんですねっ。笑顔が素敵で明るく、素直に感情を面に出すアリーを魅力的に演じていたと思います。

出会い

お金の価値とは


 あるデートで古いボロボロの家の中に入った二人は、「いつかこの家を買い取る」「絵を描くアトリエがほしい」「家の壁は白がいい」など、将来を楽しそうに語り合っていました。ほんとに素敵な会話で、もはや運命の赤い糸といった感じの二人ですが、二人の間には1つの壁があるのです。それは身分が違うということなんです。

 材木工場で働くノアに対し、アリーはお金持ちの良家のお嬢様なんですよねぇ。よくある設定かもしれませんが、まるで「ロミオとジュリエット」ですよねぇ。

 恋愛に身分など関係ないと思いますが、それは本人同士の話でやはりお金持ちのアリーの両親は、材木工場で働くノアと付き合っていることを良く思っていないのです。こうして両親は、遠く離れた地にアリーを連れて行ってしまうのです。お互い愛し合っている二人が引き裂かれてしまうのは、やっぱり悲しいですよねぇ。

 主に序盤のストーリーはありきたりの展開かもしれませんが、私はラブ・ストーリーはベタも好きなので、二人が引き裂かれた時には「え~っ!こんなに愛し合っている二人なのに・・・」と物語にどっぷりと浸かっていました。

アニーとノアの恋

その後の二人


 「距離が離れても二人の恋が終わるはずがない!」そう思いながら観ていましたが、それがうまくいかないんですよねぇ。1年間365日、毎日アニーに手紙を書き続けたノアですが、アニーからは全く返事が返ってこないのです。というのも、アニーの元に手紙は届いておらず、すべて母親が抜き取っていたんですよねぇ。

 手紙の返事が返ってこないノアと、毎日ノアからの手紙を待ち続けているアニー、お互いの愛が伝わらないところがとても悲しかったです。

 しかも、ついにはアニーに恋人ができてしまうんですよねぇ。恋人ロン(ジェームズ・マーズデン)はとてもかっこよく、ノアとは違ってお金持ちの男です。ということは、もちろんアニーの両親も大賛成ですよねっ。そして、ついには婚約までしてしまうんです。「ノアは?」と思ってしまいますが、決してロンもお金だけの男ではなく性格もいいので、憎めないのが歯がゆいんですよねぇ。

アニーの次の恋

 まだまだアニーを愛しているノアは、アニーとの約束であったボロボロの家を買い取り、アニーの希望だった家に改造し始めるんです。その時のノアは見た目は髭がボウボウに生えており、心境が表れていたと思います。

 ただ完成した家はほんとに素敵でした。ただアニーのことだけを思い続けて作ったのでしょうねっ。家は完成したが、アニーは・・・。とても辛かったと思います。

夢の白い家

再開


 あるきっかけで二人は再会します。アニーは結婚間近で、いわば思い残すことのないように結婚式を迎えるために、再びノアに会いに行ったのです。といいましても、「会いたい」という純粋な気持ちもあったでしょうねっ。そして2人は結ばれてしまいます。今まで長い時間、心の隅に隠していた愛を解き放ったかのように、激しく二人は愛を伝え合っていたと思います。

 ロンと一緒にいたアニーも違和感がなく、お似合いの2人だと思っていましたが、こうしてノアと一緒にいるアニーを見ると、やっぱりアニーにはノアが一番だなぁと感じました。この二人は赤い糸で繋がっていたんだと思いました。

二人の再会

 アニーの母親の過去も良かったです。アニーの母親も昔は、アニーとノアのような状況にあったんですよねぇ。アニーの中に昔の自分を見ていたのでしょう。選んだ道を後悔していないと言っていましたが、たまに材木工場の昔の男を見に行っていたというのは、やはり忘れられないでいたのでしょうねっ。

 「もしあの時・・・」と考えることもあったと思います。アニーがお金持ちのロンを選ぶことにより、自分(アニーの母親)が選んだ道が正当化されるという想いがあったのでしょうねっ。

再び愛し合う二人

永遠の愛


 おじいちゃんとおばあちゃん、ほんとに素敵ですよねぇ。「妻といつも一緒にいたい」とずっと変わらない愛を持ち続けているおじいちゃんは素晴らしいと思います。理想的なご夫婦の形ですよねっ。

 しかも、この物語を書いたのがアニーだというのが感動ですよねっ。自分に痴呆の症状を感じ、症状がひどくなる前に書き残したのですよねっ。

 「ノアがこれをみてくれたら、すぐにいきます!」、本を読んで聞かしても必ずアニーの記憶が甦るというわけではないんですよねっ。毎日読んで読んで、たまに記憶が戻るがたったの数分間。その些細な時間のために、毎日読んで聞かせるノアの愛の深さに感動ですよねっ。年を重ねてもかわらない愛で満ち溢れていた2人、本当に素敵な物語だと思います。

永遠の愛

映画「きみに読む物語」のDVD・Blu-ray・小説・原作本

こんにちは!
"きみに読む物語"は感動する映画として有名な作品ですよね!
私も見たことあるのですが、最後の最後で号泣でした(^^;)
年老いた男性が女性に本を読み聞かせてストーリーが始まる。という、過去と現在が同時に見られる、この構成がとても好きです。 階級が全く違ってもお互いをずっと一途に思い続ける2人。そして最後は…。 泣かないわけないです!
  • 2010/03/23
  • だーくさん
 【だーくさんへ】

こんばんは、だーくさん。
コメントありがとうございます。

この映画は有名ですよねっ。
感動作品・恋愛作品などでよく名前の挙がってくる作品だと思います。
構成もよくできていていいですよねぇ。
二人の恋愛に壁がありましたが、それを乗り越え、しかも一途にずっと愛し合ったというのはとっても素敵でした。

ラストも感動ですよねっ。
素晴らしい恋愛映画だと思います。
ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2010/03/23
  • パッチさん
私も泣きました。
自分の結婚生活を考えると、こういう夫婦関係にはなっていない、、、ますます泣けました(T T)
独身の人にも是非観て欲しいですね。
既婚の方は現在の結婚生活状況で感想が違うかも^^);

  • 2010/03/24
  • のらこさん
 【のらこさんへ】

こんばんは、のらこさん。
コメントありがとうございます。

のらこさんも感動されたのですねっ。
やはりこの物語の夫婦の関係というのは理想の形ですので、
現実を考えるとなかなか難しいですよねぇ。
ただ、独身であれば結婚や恋愛に対しての憧れが強くなると思いますし
既婚者であれば、照らし合わせて観てみて、その後の結婚生活に変化をもたらすかもしれませんよねっ。
そういう意味でもより多くの方々に鑑賞してもらいたい作品でもあります。

ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2010/03/24
  • パッチさん
当時劇場に足を運んで観に行ったし、DVDも何度かレンタルしましたね。一番印象に残っているのは、ボートシーンのアヒル達なんです(笑) あんなにあひる多いもんなんでしょうか? 例えば、TVで放映してて、そこでパッとつけたら『今日のロードショーは、WATARIDORIか』って言いますよね? ロミジュリのようなラブ・ストーリーですね。最初から二人はダメな事解ってても何があったのか、どんな想いで別れたのか、気になりますね。観たいですね。でも、美しい姿のままがいい事も観客側視聴者側からは、事実の意見で... 老人になっている、今は老人って、なんだか... タイタニックのように昔を語っているのですが、タイタニックは『想い出し』って感じしなかったですね。こちらは、内容そのものが『想い出しの昔の事』ですね。うまくいかない恋愛もあるのよって事でしょう。現代のザ・ノートブックより、こちらの方がいいです。君に読めなかった物語って感じにも取れますね。
  • 2012/06/09
  • 夜明けの戦いは無しでさん
 【夜明けの戦いは無しでさんへ】

こんにちは、夜明けの戦いは無しでさん。
コメントありがとうございます。

私はDVDで鑑賞したのですが
夜明けの戦いは無しでさんは劇場でもご覧になられたんですねっ。

アヒルのシーンはちょっと忘れてしまって覚えていないのですが
たくさんアヒルのいるのは見ていて癒されるのでいいと思います。

お互い歳を取っても
深い愛で繋がっているのが感じとれて
素晴らしい作品だなぁと思いました。

ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2012/06/11
  • パッチさん



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