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ライトスタッフ

2010.03.15

映画「ライトスタッフ」


 【 ストーリー・あらすじ 】

 フィリップ・カウフマン監督が壮大なスケールで描いた宇宙開発秘話。1950年代より始まった米ソの冷戦構造のさなか、アメリカは宇宙開発に一歩先でていたソ連に対抗すべく、マーキュリー計画を推進。7人のパイロット(スコット・グレン、エド・ハリス、デニス・クエイドなど)が宇宙飛行士として選ばれるが、それに背を向けるかのように、初めて音速の壁を破った男チャック・イエーガー(サム・シェパード)は独り自らの記録を超えるべくチャレンジを繰り返していく。
 国家に殉じて英雄となるべく訓練を続ける男たちと、あくまでも一匹狼として生きようとする男、ヒーローの姿を対比的に描いた快作。アカデミー賞編集・作曲・音響・音響効果の4部門を受賞。

 【 出演 】
サム・シェパード、スコット・グレン、デニス・クェイド、エド・ハリス

 【 監督 】
フィリップ・カウフマン



 【 感想 】

 この映画「ライトスタッフ」をみなさんは鑑賞されたことがありますか?1979年に出版されましたトム・ウルフの小説「ライトスタッフ」を映画化した作品です。第56回アカデミー賞で4部門受賞した作品で、戦闘機パイロットの戦いやチャレンジ、そして生き方を描いた、実話に基づいて作成された作品です。「ガタカ」や「アポロ13」がお好きという方は楽しんでいただけると思います。

空軍パイロットのチャック・イェーガー(サム・シェパード)


 アメリカのXー1ロケットの性能を測るために、多くのパイロットがXー1ロケットに乗りスピードの限界を目指して飛び立つのですが、越えられない壁があるのです。それが「音速の壁」で、多くのテストパイロットが命を落としました。そして新たに挑戦したのが、実在する人物でもある空軍パイロットのチャック・イェーガー(サム・シェパード)です。

 彼は当日肋骨に折ってしまっていましたが、そのことを隠しXー1ロケットに乗り込むのです。このシーンはほんとにかっこいいです。加速しながら飛んでいく飛行機のスピードは、0.95・・・0.96・・・0.97とどんどん音速のマッハ1に近づいていくんです。

 狭い視界の中、目の前に次々と現れる雲を突き破り、ついにマッハ1に到達するんですねぇ。アメリカで初めて音速の壁を破った男、ほんとにかっこよかったです。

イェーガーの戦い

マーキュリー計画


 マーキュリー計画とは宇宙に人間を送り出す国家プロジェクトです。まずソ連がスプートニク1号の打ち上げを成功させたことを機に、アメリカは宇宙飛行士をパイロットから探し出すのです。そうなると最初に目が留まったのが、音速の壁を越えた天才パイロットのイェーガーです。しかし、彼が拒否したことにより、他のパイロットが選ばれたのです。そして、たくさんのテストを得て7人の宇宙飛行士が選ばれます。

選ばれた宇宙飛行士

 まさにヒーローです。多くの国民からの拍手喝采を受け、給料もすっごく高いんです。7人ともが宇宙飛行士になれたことを光栄に感じています。しかし、国家は宇宙飛行士としてサルを起用しようとするんですねぇ。

 アメリカ国家からすれば宇宙飛行士は重要ではないのです。いかにソ連より早くマーキュリー計画を成功させるかが重要であって、人間が乗ろうがサルが乗ろうが、マーキュリー計画こそが大切なんです。

 宇宙飛行士の7人は国民的ヒーローですが、一方で国家に従わなければいけなく、「自分は選ばれた人間であり、命を賭けているというプライド」と「国家」の狭間での苦悩もきちんと描かれていてよかったと思います。

ヒーローになったパイロット宇宙への旅立ち

家族の想い


 宇宙飛行士というのは決して華やかな部分だけではないんですよねぇ。ロケットに乗り込み、無事帰還すれば宇宙飛行士7人の中でも飛び抜けてヒーローになりますし、昇進し給料もアップします。家族としてもそれは嬉しいことで、何不自由ない生活を送ることができますもんねっ。

 ただ宇宙飛行士というのは、いつ命を失うかわからない仕事なんですねぇ。宇宙飛行士の7人としては絶対に成功し、ヒーローとなって帰ってくるという思いがありますが、その家族にとっては無事生還してくるまでは不安でいっぱいなんですよねぇ。そんな家族の想いがとっても伝わってきました。

 あとはヒーローとしての悩みですねぇ。いいこともありますが、テレビカメラや取材の嵐でプライベートが無くなってしまうんです。もちろん仕方ないことだとは思いますが、目立ちたい人もいればそうでもない人もいるんですよねぇ。特にエド・ハリスが演じたジョン・グレンの奥さんの辛さが伝わってきました。でも、ジョン・グレンが奥さんに「お前の好きなようにしたらいい。俺が必ずお前を守るから。」という言葉は感動的でした。

家族の不安期待の重み

 宇宙飛行士にはならなかったが、天才パイロットのイェーガーは孤独に限界に挑戦していました。これもまた危険な仕事で、いつ命を失ってしまうかわからないんですよねぇ。でも彼の奥さんは強いです。奥さんはイェーガーにとって挑戦し続けることが生きがいだということを知っているんですよねぇ。奥さんがイェーガーに言ったセリフから伝わってきました。彼の中にあった迷いも無くなったのでしょうねっ。

ヒーローの姿


 華やかなパーティが宇宙飛行士7人のために開かれ、ステージでは美しい女性が踊っていました。その一方で「リドリー!ガムあるか?」「くれよ、後で返す。俺の飛行機が待ってる!」と言って、イェーガーが最新鋭機NF-104に乗り込み、ソ連が持つ高度記録に挑戦すべく飛び立つところは本当にかっこいいです。

 確かに宇宙飛行士たちはヒーローです。しかし、孤独に戦い続けるイェーガーもヒーローだと思います。とってもかっこいい男です。

ガム持ってるか?孤独な戦い

 この相反するヒーローの形、本当にうまく描かれていると感じました。まず最初に音速の壁を超えたイェーガーでしたが、このことがソ連に情報が流れては困るということで、秘密にされて世間が知ることはありませんでした。そして、7人のパイロットは宇宙飛行士となり、国民的ヒーローとなりました。国家のために戦った7人の宇宙飛行士、そして孤独に戦い続けたヒーローのイェーガー。

 みなさんはどちらが良かったですか?個人的にはやっぱりイェーガーがかっこよかったです。ラストでソ連の高度記録を破れずに墜落しましたが、傷つきながらも黒煙上がる中歩いてくる姿には、まだまだ挑戦するという闘志が漲っていてかっこよかったです。まさに男の中の男ですねっ。

永遠の挑戦者

映画「ライフスタッフ」のDVD・Blu-ray

パッチさん(^^)こちらにも失礼致します。

「ライトスタッフ」はいいですよね~
自分もこの映画、大好きです。

音速の壁を超えるシ-ン、音響も良かったですし熱くなりました。
チャック・イェ-ガ-が最高速から最高高度を目指し、宇宙飛行士にはなれなかったけど彼方の上空から地球を見るシ-ンもとても感動しました。

また、それと並行して繰りひろげられる宇宙への挑戦。宇宙飛行士達のドラマもすごく良かったですよね~(^^)

本当、男たちの熱いドラマが格好良かった良作だったと思います。

エド・ハリスも若かった。(^^)
  • 2010/03/18
  • ユウ太さん
 【ユウ太さんへ】

こんばんは、ユウ太さん。
コメントありがとうございます。

「ライトスタッフ」はとっても熱くなりますよねぇ。
男のプライドとロマンが詰まった作品だと思います。

イェーガーはほんとにかっこいいです。
ラストで挑戦した最高高度の記録、そこから宇宙が見えていましたねっ。
そしてそこから地球を眺めた時、イェーガーはどのような思いだったのでしょうねっ。

そして宇宙を目指した男たちも感動でした。
国家のモルモットという状況でありながら、それでもプライドと自信を持ち続けた男たちはかっこよかったです。
エド・ハリスも若いですよねぇ。
そして変わらずかっこよかったです。

ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2010/03/18
  • パッチさん



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