バットマン リターンズ
【 ストーリー・あらすじ 】
正義と悪が表裏一体の街、ゴッサム・シティ。今ここで、正義を賭けた戦いが行われようとしていた。バットマン(マイケル・キートン)、キャットウーマン(ミシェル・ファイファー)、そしてペンギン(ダニー・デビート)。正邪の区別がつかない市民たちは、いったい誰を選ぶのか?
新キャラクターの登場、新たに作り変えられたゴッサム・シティの出現、常識では考えられない性能を搭載したバットモービル。この続編は、革新的なSFX技術でまったく新しく生まれ変わった。ロケット砲を背負った数千匹のペンギンの大移動、ビルの谷間を乱舞する数万羽のコウモリと、見せ場は数多い。
監督は、前作に引き続きティム・バートン。こちらも前作に引き続きのマイケル・キートン扮するバットマンが、ミシェル・ファイファーをキャットウーマンに迎えて、ダニー・デビート扮する不気味なペンギンを相手に暴れまくっている。
【 出演 】
マイケル・キートン、ダニー・デビート、ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン
【 監督 】
ティム・バートン
【 感想 】
この映画「バットマン リターンズ」をみなさんは鑑賞されたことがありますか?ティム・バートン監督の「バットマン」シリーズの第2作目の作品です。最近ではクリストファー・ノーラン監督の「バットマン ビギンズ」や「ダークナイト」などが素晴らしい評価を受けていますが、ティム・バートン監督の「バットマン」シリーズもとても素晴らしく、コミカルな部分もあり独特な世界観で描かれていますので、また違った楽しみ方ができると思います。ですので、まだ鑑賞されたことのないという方はぜひご覧ください。
登場人物(キャラクター)のご紹介
ブルース・ウェイン / バットマン (マイケル・キートン)
肉体を鍛え、コウモリのような高性能スーツに身を包み
ゴッサム・シティの犯罪者と戦うヒーロー。
オズワルド・コブルポット/ペンギン (ダニー・デヴィート)
生まれてすぐのクリスマスに、両親に下水道へ捨てられペンギンに育てられた。いろいろ仕込んだパラソル(傘)を武器に持つ。
セリーナ・カイル/キャットウーマン (ミシェル・ファイファー)
ゴッサムの実業家であるマックス・シュレックの秘書。
猫のパワーを得てキャットウーマンとなって復讐を誓う。
マックス・シュレック (クリストファー・ウォーケン)
ゴッサム・シティの実業家で野心家。
怪人ペンギンを利用して、悪巧みを考えている。
ゴッサムシティの大富豪 ブルース・ウェイン (マイケル・キートン)
前作に引き続き、ゴッサムシティの大富豪であり、犯罪者から市民を守る正義のヒーローバットマンでもあるブルース・ウェインをマイケル・キートンが演じています。やっぱりバットマンといえば個人的にマイケル・キートンですねっ。
これまでにバットマンをヴァル・キルマー、ジョージ・クルーニー、クリスチャン・ベールが演じてきましたが、最初に見たのがマイケル・キートンが演じたバットマンだったのもあって、特に彼のイメージが強いです。
オズワルド・コブルポット/ペンギン (ダニー・デビート)
醜い見た目から、生まれたすぐのクリスマスの日に下水道に流されてしまったペンギンを、ダニー・デビートが見事に演じています。このペンギンという怪人は赤ちゃんの頃に下水道に捨てられ、その後下水道でペンギンに囲まれながら生きてきたんですよねぇ。いわば影でひっそりと過ごしてきたんです。ですので、彼の中の憎しみや怒りや妬みなどが、とてつもなく大きくなっており、しかも歪んでいるんですよねぇ。
まさに奇人・怪人といった感じで、気持ち悪さもありますし恐怖もあって、監督のティム・バートンが好きそうなキャラクターだと思います。また、このクセのあるペンギンをダニー・デビートが見事に演じきっていましたねっ。この演技はほんとに難しいだろうなぁと感じました。
あとペンギンの魅力として、銃や剣が仕込まれてあったり空が飛べるようになっていたりなど、いろいろな仕掛けを施してあるパラソル(傘)も楽しませてくれます。そして、大きなアヒルの乗り物などもペンギンの性格が反映されていていいですよねっ。
もしペンギンが両親の愛をいっぱい受けて育っていたのであれば、異常にまでに歪み曲がった性格には、きっとなっていなかったと思います。いわば彼も被害者なわけです。異常な怪人の反面、どこか同情してしまう。見事に表現していたダニー・デビートはすごいですねっ。
秘書のセリーナ・カイル/キャットウーマン (ミシェル・ファイファー)
クリストファー・ウォーケン演じる実業家マックスの秘書を務めるセリーナを、演技派のミシェル・ファイファーが演じています。セリーナは見た目からして冴えない女性といった感じですが、マックスに殺されかけたことにより、猫のパワーを得てキャットウーマンとなって生まれ変わります。
ミシェル・ファイファーはほんとに演技がうまいです。冴えない女性と思いきや、今度は狂ったかのように暴れ出し、そしてセクシーなキャットウーマンへと変身。ほんとに演技に幅がある女優さんですよねぇ。
キャットウーマンはほんとにセクシーですよねっ。ハル・ベリーもキャットウーマンを演じていましたが、やっぱりキャットウーマンといえばミシェル・ファイファーだと思います。セクシーさだけでなく妖艶さもあって、近づくと危ない雰囲気がすごく出ていますよねっ。そしてコスチュームですが、継ぎはぎだらけでこれもまたよかったと思います。
ティム・バートン監督らしい世界
ペンギンやキャットウーマンは決して脇役に収まらない存在感はすごいですよねぇ。もちろんバットマンは主役となっていますが、3人ともが主役といってもおかしくないほど、それぞれにきちんと見せ場が用意されています。そしてマックスを演じたクリストファー・ウォーケンも存在感はばっちりでしたよねっ。ほんとに豪華なキャストだと思いました。
そして、ティム・バートンらしいダークな部分が作品に漂っていますよねっ。バットマンはヒーロー、そしてペンギンとキャットウーマンが悪者という、はっきりとした線引きがあるわけではなく、バットマンにも少し歪んだ部分が見えていますし、ペンギンとキャットウーマンにも同情し感情移入する部分もあったと思います。
今回3人に共通するのが被害者ということですよねっ。この3人の影の部分がこの作品をおもしろくさせているのだと思います。
- ティム・バートン監督の「バットマン」シリーズ
- 2作目 「バットマン リターンズ」
- クリストファー・ノーラン監督の「バットマン」シリーズ
- 1作目 「バットマン ビギンズ」
- 2作目 「ダークナイト」
- Comment(2)
- [ アクション映画 ] ヒーローもの
バットマンシリーズが映画の中で1番好きです!
でもリターンズは特に好きで、DVDを買ってしまったぐらいです笑
名俳優勢ぞろいですよね!
クリストファー・ウォーケン、ミシェル・ファイファー、そしてダニー・デビート…
ミシェル・ファイファーのキャット・ウーマンは最高です!美しいけど恐ろしい。
ヘアスプレーでクリストファー・ウォーケンと彼女は再共演してますよね!
この2人のコンビ大好きです*
映画の内容もホントに好きです! そしてBGMも。
バットマンシリーズって、市民を襲撃する怖いシーンで、なぜか明るい音楽流れますよね! そういうシーンは普通、それに合うBGM流すでしょー!って思うものだけど、逆に明るいBGMがしっくりくる!
バットマンビギンズもダークナイトも大好きなんですけど、昔と違って結構シリアスな映画ですよね。 昔のバットマンの世界観が、私の中では1番です!
ぱっちさんの記事読んだら、また観かえしたくなりました!笑
- 2010/03/07
- だーくさん
お久しぶりです、だーくさん。
コメントありがとうございます。
このリターンズ、DVDをお持ちなんですねっ。
でも、それもわかります。
私もティム・バートンのバットマンシリーズの中では一番好きです。
それにしてもほんとにキャストが豪華ですよねぇ。
それぞれが主役でもおかしくないほど豪華です。
ティム・バートンのバットマンの場合、
悪党に凶悪で残忍というイメージはないですよねぇ。
そこから音楽なども繋がるのかもしれませんねっ。
ダークさも表現されていますし、魅せ方もキャラクターもティム・バートンらしさがある作品だと思います。
クリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズも、また違った作品として楽しめるものになっていますよねっ。
好みによってわかれるところだと思いますが、どちらにも良い所がありますし、雰囲気も違いますし、
バットマンの2つの異なる世界観を楽しむのがいいのかもしれませんねっ。
私も最近このリターンズを再鑑賞して、
他のティム・バートンのバットマンシリーズも、また鑑賞したくなりました。
ご訪問ありがとうございました(^^)
- 2010/03/08
- パッチさん
「バットマン リターンズ」のトラックバックURL
名無しさん (02/01)
(^_^)vさん (12/27)
沖メロンさん (12/21)
阿相弘晃さん (12/09)
カラバッジョさん (07/18)
あさん (07/11)
makiさん (03/14)