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魔女の宅急便

02.14

映画「魔女の宅急便」


 【 ストーリー・あらすじ 】

 1989年の宮崎駿監督による長編アニメーション作品。13歳になり、魔女の修業のために黒猫ジジとともに街を出る少女キキ。新たに住まいとして選んだ街で配達屋として暮らす中で、居候先のパン屋のオソノさん、空を飛ぶことにあこがれる少年トンボなど、さまざまな人との出会いをとおし、落ち込んだりしながらも魔女として、人として成長していく姿を描く。

 【 出演(声) 】
高山みなみ, 佐久間レイ, 山口勝平, 加藤治子, 戸田恵子

 【 監督 】
宮崎駿



 【 感想 】

 この映画「魔女の宅急便」をみなさんは鑑賞されたことがありますか?スタジオジブリ作品で宮崎駿監督の長編アニメーション映画です。日本のアニメを代表するジブリ作品ということで、テレビで何度も放送されていますし、きっと多くの方々が1度は鑑賞されたことがあるのではないでしょうか。

 ジブリ作品が大好きな私も、もちろん何度も鑑賞していますし、大好きな作品です。鑑賞されたことがないという方は、おすすめですのでご鑑賞ください。

主要な登場人物(キャラクター)の紹介


キキ キキ
箒で空を飛ぶことができる、13歳の魔女。
黒猫のジジと共に、港町コリコに住み
「魔女の宅急便」という宅配の仕事を始める。

ジジ ジジ
キキのパートナーの黒猫。
ジジの言葉がわかるのはキキだけ。
キキと共に修行の旅に出る。

トンボ トンボ
港町コリコに住んでいる少年。
飛行クラブに所属しており、夢は空を飛ぶこと。
空を飛ぶことができるキキに興味がある。

パン屋のおばさんとおじさん おソノさんと夫
夫婦でパン屋をしている、おソノさんとその夫。
パン屋の屋根裏部屋にキキに住まわせている。
キキにとっても優しく親切。

絵描き ウルスラ
森の中の小屋で絵を描いている画家の少女。
あることがきっかけでキキと出会う。
とっても活発な女の子で、キキを元気付けてくれる。



魔女のキキと黒猫のジジの旅立ち


 13歳になった魔女は、家を出て他の町で1年間修行をしなくてはいけない掟なんです。そこで13歳になったキキは、黒猫のジジを連れて家を出るところからこの物語が始まります。魔女といっても箒で空を飛ぶことしかできないんですねっ。その他は普通の13歳の女の子と同じです。

 なので、13歳で家を出るということはとっても不安なことだと思いますが、一人っきりではないんです。キキと共に家を出た黒猫のジジがキキにとって大きな存在だったのだと思います。

キキの出発

 この作品は好きなシーンがたくさんあるのですが、オープニングも好きです。キキのお父さんもとてもいいキャラクターですし、お母さんもとってもいい人で、キキの性格もそこから何となく想像が付きますよねっ。期待を膨らませながら箒に跨り、家族が見守る中飛び立つんですよねっ。そして、ラジオからユーミンの「ルージュの伝言」が流れてきます。この時毎回「『魔女の宅急便』が始まった!」という感覚になります。

期待を膨らませるキキ

空を夢見る少年 トンボ


 トンボはジブリの中でもけっこう珍しいキャラクターですよねっ。ジブリ作品に出てくるヒーローは、だいたい強くてたくましくて頼もしい存在なんですが、トンボはけっこう一般的な少年ぽさがあって愛着が湧きやすいキャラクターになっていると思います。ただ、変に擦れていなくて好奇心旺盛なトンボだからこそ、キキにいい影響を与えていたのでしょうねっ。

 初めて訪れた町で友達もいるわけでもなく、同世代の子達となかなか馴染めないキキに、トンボはぴったりの男の子なんでしょうねっ。キキの強がりだったりプライドなどを、純粋でまっすぐなトンボだからこそ少しずつ無くしていけたのだと思います。

飛ぶことを夢見るトンボ

 好きなシーンがあるのですが、キキが配達を頼まれて「近くだから歩いて行く」と言って歩いて配達に行くシーンは好きです。景色が流れる箒と違って、歩くことにより街の素晴らしさを感じていましたよねっ。結局、配達先はトンボというパン屋のおソノさんの粋な計らいもいいですよねっ。

トンボの自転車

飛べなくなったキキ


 キキは魔女ですが魔法などを使えるのではなく、人と違う点といえば箒で空を飛べるということだけなんですよねっ。そんなキキがある日、突然箒で空を飛べなくなってしまいます。こうなるとキキは魔女ではなく普通の人間と同じ。

 「わたし、前は何も考えなくても飛べたの。でも今はどうやったら飛べたのかわからなくなっちゃった。」と落ち込んでいるキキの元にやってきた画家のウルスラは、ため息ばかり付いているキキを気分転換させるには最適な人物ですよねっ。

 個人的にウルスラとキキの会話が好きですねぇ。飛べなくなったキキがウルスラの家に行ってからの2人の会話は全部好きです。そして音楽も好きです。性格がよく出ているというか、うまくセリフが作られていますよねぇ。

キキの絵

ミートパイのおばあちゃんたち


 ミートパイの配達を頼んだおばあちゃん2人もいいですよねっ。1人のおばあちゃんは魔女のキキに興味津々で、あとテレビで映っている飛行船を夢中に観ていましたねっ。なんとなく「天空の城ラピュタ」に出てくる海賊団のおばあちゃんに似ていました。

 そして、あの気の優しいおばあちゃんがキキに配達してほしいとケーキを渡すところは好きです。その相手はキキなんですねっ。それに対してキキも涙を拭いながら答えるところも大好きです。毎回感動してしまうんですよねぇ。

「それをキキという人に届けてほしいの。この前、とってもお世話になったから。そのお礼なのよ。その子のお誕生日を聞いてくれる?またケーキを焼けるでしょ。」

「きっと、きっとその子もおばさまのお誕生日を知りたがるわ。プレゼントを考える楽しみができるから。」



ミートパイのあばちゃん

デッキブラシで・・・「飛べ!」


 まさにトンボの危機ですよねっ。飛行船がトンボを吊るしたまま飛んでいってしまうんですねっ。それまで自由に飛べていたキキであれば余裕で助けられるかもしれませんが、箒はないので「デッキブラシ」を借りて飛ぶんです。このシーンは大好きです。まさに魔法ではなく「血で飛ぶ」んですよねっ。「飛べ!」と呟いて、今まで飛べなかったキキが飛び立つシーンは感動です。

飛べ!

 そして、エンディングロールですが、その後のキキの暮らしぶりなどが見れていいですよねっ。箒ではなくデッキブラシで配達屋「魔女の宅急便」をやっていて、同世代の女の子の友達とおしゃべりしていたり、キキと同じファションをした小さな女の子、ジジはお嫁さんと子供ができていましたね。・・・今すっごく観たくなりました。

 最後のキキからの手紙の中に書かれていた「落ち込むこともあるけれど 私、この町が好きです。」という言葉もいいですよねっ。やっぱりジブリはいいです。特にこの「魔女の宅急便」は何度観ても楽しめる素晴らしい作品だと思います。

私、この町が好きです

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素敵な作品ですよね^^。
  • 2010/02/22
  • さん
 【なさんへ】

はじめまして、なさん。
コメントありがとうございます。

素敵な作品ですよねぇ。
何度も観ている映画ですが、毎回楽しませてもらっています。
やはりジブリ作品はいいですよねっ。

ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2010/02/22
  • パッチさん



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