100人の映画通が選んだ本当に面白い映画 第21弾 (TSUTAYA発表)
ツタヤが毎月お送りする企画「100人の映画通が選んだ本当に面白い映画」の第21弾が発表されましたので、今回は5本の隠れた良作をご紹介したいと思います。
隠れた名作も尽きるかなぁと思いきや、やっぱり映画って数えきれないほどあるんですねっ。21回も続いてるのは素晴らしいと思います。ということで、映画鑑賞の際の参考になれれば嬉しいです。
二人の不良少年に触発された
16人の乗客の本性がむき出しになる
ある戦慄 (1967年)
【 出演 】 トニー・ムサンテ、マーティン・シーン
【 監督 】 ラリー・ピアース
+ Story +
夜の街を闊歩するジョーとアーティのチンピラ二人組は通行人を暴行して小銭を巻きあげると、マンハッタン行きの地下鉄に乗車した。そこには幼い少女を連れたウィルクス夫妻、若いカップル、年老いたベッカーマン夫妻、教師のパーヴィスと妻バーサ、白人を憎んでいる黒人アーノルドとその妻、同性愛者のケネス、休暇中の陸軍一等兵などが乗っていた。
ジョーとアーティは乗客をからかい始める。ドアが故障して他の車両へ移動できないため誰も逃げられない。すると乗客はチンピラに挑発され、日ごろの鬱憤を爆発させ、感情をむき出しにし、互いにののしり合い始める。調子に乗った2人は少女に手を出そうとする。そのとき、ついに立ち上がって彼らに対決を挑んだのは意外な人物だった・・・。
役者良し、アクション良し、ストーリー良し
70年代アクションのいいところを集めた傑作ハードボイルド
組織 (1973年)
【 出演 】 ロバート・デュバル、ジョー・ドン・ベイカー
【 監督 】 ジョン・フリン
+ Story +
兄を殺された男が出所後、一人で組織に復讐していく。冒頭からラスト・シーンまで、映画はスピーディーなテンポで走り抜ける。アクションに次ぐアクション。フリンの乾いた、しかも荒けずりな演出が全編に息つく暇を与えない緊迫感を生み出す。マクリンが出所すると兄はすでに殺され、愛人ベットも執拗な脅迫を受けていた。そして、自分まで狙われていることを知るや組織に敢然と戦いを挑んでいく。人間臭いヒーローをデュヴァルが好演。
地味だが、冒頭の銃乱射シーンが凄い
当時のサンフランシスコの風景や風俗を織り交ぜリアリティ描写に徹した異色の刑事映画
マシンガン・パニック / 笑う警官 (1973年)
【 出演 】 ウォルター・マッソー
【 監督 】 スチュアート・ローゼンバーグ
+ Story +
所はサンフランシスコ。ある男を尾行して私服刑事エバンスは定期バスに乗り込んだ。しばらくバスが走ったあと、乗客の1人が突然マシンガンを乱射、乗客、運転手全員が弾丸にたおれ、バスは民家に突っ込んだ。殺人犯は何者か!? 休暇中のエバンス刑事がバスに乗っていたのは何故か!? ベテラン刑事ジェークは謎のバス乗客虐殺事件を執拗に追跡し始めるが・・・。
リハーサルを重ね、考え抜かれたカーチェイスが凄い「フレンチ・コネクション」の雰囲気を引き継いだ渋い刑事アクション
重犯罪特捜班 ザ・セブン・アップス (1973年)
【 出演 】 ロイ・シャイダー
【 監督 】 フィリップ・ダントニ
+ Story +
強引な囮(おとり)捜査でマンハッタンの警察署内でも浮いた存在である「ザ・セブン・アップス」は、リーダー・バディの幼なじみビトーから犯罪組織の情報を仕入れていた。その頃、組織の幹部が誘拐され身代金を強奪される事件が頻発。が、組織は事件が外へ漏れるのをひた隠しにしていた。ある日、運転手に扮して組織に潜入していたアップスの一員アンセルが駐車場で銃撃を受け倒れているのを発見したバディは、現場から逃げ去る車を追撃、ニューヨーク中を激走するものの、あと一歩のところで逃げられてしまう。同じ現場で撃たれて瀕死状態の組織の幹部を無理やり訊問したバディは、銃撃犯は謎の誘拐グループだと知り捜査を開始、犯人のひとりを射殺する。しかし、バディがたどり着いた主犯は意外な人物だった・・・。
心から溢れ出る本当の愛を救え
全アジアの女性を涙させた
星願/あなたにもういちど (1999年)
【 出演 】 セシリア・チャン、リッチー・レン
【 監督 】 ジングル・マ
+ Story +
香港のトップアイドル、セシリア・チャンと台湾の人気歌手リッチー・レン共演によるファンタジー・ラブ・ストーリー。病院に住み込みで働く青年オニオンは子どもの頃の水泳事故がもとで、見ることも話すこともできない二重苦だが、明るく前向きに生きる病院の人気者。彼は自分に優しく接してくれる看護婦オータムへの密かな想いを夜毎サックスの音色に託していた。そんなある日、彼は突然の事故で死んでしまう。だが、天国の計らいで、5日間だけ地上に戻ることを許される……。
感想
第21弾となる「100人の映画通が選んだ本当に面白い映画」で発表された5本の良作を紹介させていただきましたが、皆さんが鑑賞されたことのある作品はありましたか?私はもう全く聞いたことのないタイトルばかりでした。ほんとに映画ってたくさんあるんですねぇ。私ももっと観ていかないとダメだなぁと思いました。
この中では「ある戦慄」という映画が観てみたいなぁと思いました。電車内での物語ということで、閉鎖的な空間で繰り広げられる作品は緊迫感が増して、より楽しめるので個人的に好きな設定です。
ということで第21弾で発表された5本の作品を紹介させていただきました。皆さんが映画鑑賞される際の参考にしていただければ嬉しいです。
書籍化されました
これまでツタヤが企画してきた「100人の映画通が選んだ本当に面白い映画」が本になりました。第1弾から第4弾で取り上げてきた計89本の作品が紹介されています。本になるなんてすごいですねっ。この企画が好評だということが伺えます。今後もこの企画を続けていってもらいたいです。
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