ライラの冒険 / 黄金の羅針盤
【 ストーリー ・ あらすじ 】
世界的ベストセラーとなったフィリップ・プルマンの児童文学を映画化したファンタジー・アドベンチャー。「ロード・オブ・ザ・リング」を手がけたニューラインシネマが製作を務め、世界の果てへと旅する少女ライラの冒険を圧倒的なスケールで映し出す。監督と脚本は「アバウト・ア・ボーイ」のクリス・ワイツ。ヒロインの少女ライラ役には、新人のダコタ・ブルー・リチャーズがふんし、ニコール・キッドマンやダニエル・クレイグを始めとする豪華キャストが脇を固める。哲学的なストーリーや幻想的な視覚効果など、壮大な世界観が楽しめる。
【 出演 】
ダコタ・ブルー・リチャーズ, ニコール・キッドマン, フレディ・ハイモア, イアン・マッケラン
【 監督 】
クリス・ワイツ
【 感想 】
この映画「ライラの冒険 黄金の羅針盤」をみなさんはご覧になられたことがありますか?イギリスの作家フィリップ・プルマンの「ライラの冒険」シリーズの第1巻「黄金の羅針盤」を映画化した作品です。
少し評価などを調べてみましたが、それほどみたいですねぇ。でも観てみると評価がウソのようにとても良く、続編への期待が膨らみました。みなさんのぜひ「ライラの冒険」のファンタジーの世界へ足を踏み込んでみてください。
「ライラの世界」へようこそ!!
ファンタジーの世界というのは、それぞれ独特な設定があり私たちを非現実な世界に連れていってくれるのが魅力です。やはり「ライラの冒険」も独特な世界があり、設定も細かくされています。そこで「ライラの冒険」のファンタジーな世界に溶け込みやすくするためにも、少し設定や用語の説明をしておきたいと思います。
- ダイモン (守護精霊)
人間の魂が肉体の外に現れたもので、分身のような存在。一定の距離以上、人と離れることができない。主人が幼い間はあらゆる姿へと変身するが、主人が年齢を重ねると一つの姿に落ち着く。他人のダイモンに触れることが極めてタブーとされている。 - 黄金の羅針盤 (アレシオメーター)
時刻や方角を示すのではなく、真実や未来を指し示す。この羅針盤を読み取ることは困難であり、誰でも使えるものではないが、ライラには読み取る能力がある。真理計(アレシオメーター)とも呼ばれている。 - ダスト
北の地で発見された神秘的な未知の粒子。
その存在は謎に包まれており、アスリエル卿はダストの秘密を解明するため北へと旅立つ。
登場人物(キャラクター)の紹介
ライラ・ベラクア (ダコタ・ブルー・リチャーズ)
いたずら好きでお転婆な12歳の少女。
嘘をつくのがとてもうまい。
「黄金の羅針盤」を読むことができる。
コールター夫人 (ニコール・キッドマン)
美貌と権力を兼ね備えた謎の女。
ライラを北の地へと連れていく。
ライラの運命を大きく左右させる人物。
アスリエル卿 (ダニエル・クレイグ)
ライラの叔父。
探検家でもあり、学者でもある。
「ダスト」を発見した人物。
セラフィナ・ペカーラ (エヴァ・グリーン)
エナラ湖に住む魔女族の女王。
「ある重大な使命を担っている」とライラに予言した。
ライラを様々な場面で救ってくれる。
リー・スコーズビー (サム・エリオット)
テキサス出身の気球乗り。
飛行船で偵察活動しながら旅をしている。
ライラの旅に同行し、助けてくれる。
イオレク・バーニソン
北の地に住む鎧熊族のかつての王。
命とも言える鎧を盗まれ、酒に溺れる日々を送る。
ライラに出会い、共に旅に出る。
主人公は少女ライラ(ダコタ・ブルー・リチャーズ)

ファンタジー映画では特に多いかもしれませんが、子供が主人公という作品がけっこうありますよねっ。この「ライラの冒険」の主人公もまだ12歳の女の子なんです。壮大で何が起こっても不思議ではないファンタジーな世界を、まだ12歳の子供が冒険に出るというのは心細い部分がありますが、その部分がハラハラドキドキをもたらし、楽しめるのかもしれませんねっ。
ライラは女の子ですが、とってもハートが強く、大人顔負けの行動力を持っています。嘘もつきますし、いたずらも大好き。最初はただのヤンチャな子供という印象でしたが、彼女の持つこれだけは譲れないという信念の強さなどがだんだんと伝わってきました。まだまだ成長過程の彼女が、シリーズを通してどのような成長を魅せてくれるのかとても楽しみです。
ダイモンの存在

ダイモンとはその人間の魂であり、まさに分身です。なのでダイモンを見ればその主人である人間の性格がわかってしまうほど、色濃く反映されています。そして、子供のダイモンはまだまだ成長過程で、ダイモンはいろいろな動物や虫などに姿を変え、主人が抱くその時々の感情というものがダイモンから伝わってくるんですよねぇ。
物語の中でライラを始め、多くの登場人物が出てきます。なので同じくダイモンもたくさん登場してくるんです。大きなものから小さなものまで姿・形は様々ですが、このダイモンもこの映画の魅力の1つだと思いますので、注目してもらいたいですねっ。
鎧熊族のかつての王 イオレク

この映画には動物がたくさん登場してきます。それもそのはず、動物の姿をしたダイモンがたくさん登場してきますもんねっ。しかし、この熊のイオレクはダイモンではないんです。ライラと共に旅をし、ライラを支え助けてくれる頼もしい仲間です。
このイオレクはいいですねぇ。なんといっても鎧熊族のかつての王ということだけあって頼もしいっ!!現在君臨する鎧熊族の王との戦いはとても迫力があり良かったです。
あとライラを背中に乗せて雪原を走り抜けるシーンもいいですよねぇ。とっても太い手足で走る姿はすごく力強く、できれば大画面で観てみたかったです。おそらくこのイオレクは続編でも登場すると思いますが、次回以降でもぜひ大活躍してもらいたいです。
続編
ライラのファンタジーの世界に足を踏み入れたからには、やはり気になるところは続編ですよねっ。「ライラの冒険」シリーズは3部作で構成されており、第1部が「黄金の羅針盤」、第2部「神秘の短剣」、そして第3部「琥珀の望遠鏡」。まだあと2作観れると思うと今から楽しみです。
次回作である「神秘の短剣」、やはりキーワードとなってくるのは「神秘の短剣」でしょうねっ。そしてなんと第2部ではとても重要な新たな登場人物が・・・と、あまりネタバレするのもいけませんねっ。原作を読んでいませんが、とてもおもしろい内容になっているみたいです。
次回作である「神秘の短剣」の製作が無期限で延長されるみたいで、いつ公開されるのかはわかりませんが、気長に待ちたいと思います。ぜひ素晴らしいファンタジーな世界を魅せてほしいですねっ。
- Comment(10)
- [ SF ファンタジー映画 ] アドベンチャー
パッチさん、この作品鑑賞されたんですね(^^
今作は3部作という事で、私も今後の展開がどうなるのか
とても楽しみな作品です。
ダイモンという動物を連れて歩くという設定がまたユニークですよね!
ライラの連れているダイモンも、とても可愛かったです。
そしてあの鎧グマのイオレクはとても迫力がありました^^
私は劇場で鑑賞させていただいたのですが、やはり大スクリーンでの
鑑賞は圧倒されました!
アスリエル卿とライラの運命がとても気になる展開です。
最近は2部作、3部作という形式の作品が多いので、
最初の作品を鑑賞したからには、2,3も必ず見なきゃいけない
気持ちにさせられるので、今から気合を入れて
頑張って鑑賞しようと思います^^
ロード・オブ・リングはまだ未見なんですよね(^^A
見たい映画、沢山あり過ぎて、大変だぁ~(><)
では、では(笑
応援させてくださいね!凸
また、お邪魔します♪
- 2008/11/26
- ぴーちさん
こんばんは、ぴーちさん。
コメントありがとうございます。
たまたま鑑賞する機会がありましたので、
やっと観ることができました。
やはりシリーズものとなると1作目は観ておきたいものですもんねっ。
そしてファンタジー作品となると舞台が壮大になるので、
どんな映画でもある程度楽しめるのが嬉しいです。
本作はあまりいい評判を聞かなかったので、それほど期待せずに鑑賞したのですが、
それほど悪くなかったです。
続編への期待が膨らみました。
ぴーちさんは劇場で鑑賞されたということで、
とても迫力あったでしょうねぇ。
ファンタジー映画はできるだけ劇場で観ておきたいものですねっ。
ほんとに最近はシリーズものが多いですよねぇ。
1作目を観るとどうしても続きが気になるので、
観たいという気持ちが大きくなります。
それに1作目はどのような世界なのかという説明が大半だったりするので、
シリーズすべてを観てから評価していきたいです。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズはとてもお勧めなんですが、
なんせ10時間もある大作なので、なかなか時間を作るのは難しいですもんねっ。
また時間に余裕がある時にでもご鑑賞ください。
はいっ、いつも応援ありがとうございます。
ご訪問ありがとうございました(^^)
- 2008/11/27
- パッチさん
「ライラの冒険」は自分はあまり期待せずに鑑賞した作品でした。
しかし、これまたとても面白いファンタジ-でしたね。
この物語の世界観は、また他のファンタジ-と違ったものでした。いわゆるロ-ルプレイング・ゲ-ムのようなものではなく、きちんとした設定で作られているなと感じました。
個人的に鎧熊族と魔女族の活躍が凄く好きです。
特にイオレクはこの作品のイメ-ジキャラのように際立っていますね。
3部作ということで、次作も楽しみな作品のひとつとなりました。
また、パッチさんの記事も楽しみにお待ちしています。(^^)
- 2008/11/28
- ユウ太さん
これは面白いし登場人物に魅力が有って好きです。
続きが楽しみですね。
ファンタジーの中では「ナルニア国~」とこれに
期待しています。
丁寧に作られているし私には文句無しの傑作です。
話相手にダイモンがほしいですね(^^;
- 2008/11/28
- ワトソンさん
こんばんは、ユウ太さん。
コメントありがとうございます。
ユウ太さんも期待せずに鑑賞されたのですねっ。
私もそうなんです。
でもいつもながらファンタジーはどんな映画でも楽しめるものですよねっ。
独特の世界に連れていってくれるので楽しいです。
ロールプレイング・ゲームみたいではないというのはわかります。
きちんとした細かな設定を先を見越して作っておかければ成立しないので、よく考えられた物語ですよねっ。
イオレクはいいですよねぇ。
とても頼もしいです。
あと魔女族はもっと活躍の場が多くてもよかったのになぁと思いました。
でも続編でも登場すると思いますので、期待したいです。
最近はシリーズ作品が多いので、取り残されてしまいそうですが、
がんばって鑑賞していきたいと思います。
続編が楽しみです。
はいっ、また鑑賞した時には記事にしたいと思います。
いつもご訪問ありがとうございます(^^)
- 2008/11/28
- パッチさん
こんばんは、ワトソンさん。
コメントありがとうございます。
ワトソンさんは劇場でご覧になってましたよねっ。
いつも最新作の映画紹介をされているので、
ほんとに尊敬します。
この作品は人間に始まり、ダイモン、魔女、クマ・・・
ほんとに魅力のある登場人物ばかりです。
とても壮大で楽しめるファンタジー作品ですよねっ。
最近はシリーズものが多いということで、
続編を楽しみに待つ作品が多いですよねっ。
ファンタジーでは私もナルニア国物語、楽しみにしています。
1作目よりも2作目の方がおもしろかったのでさらに期待したいです。
ダイモンがいればいいですねぇ。
家でお酒の相手をしてほしいです。
個人的には犬がいいですっ。
ご訪問ありがとうございました(^^)
- 2008/11/29
- パッチさん
野乃はこれ、劇場で2階見ました。
字幕と吹き替え両方見たのですが、イオレクの声優さんは今は亡き緒方拳さんでした。ぴったりでしたね。
ストーリにはなんとなく期待できなかったのですがしっかり面白かったですよね。動物たちがたくさん出てくるのがいいです。野乃はパンが好きです。

野乃のダイモンはやっぱり狐だと思います。

- 2008/11/29
- 野乃狐晴さん
こんばんは、野乃さん。
コメントありがとうございます。
野乃さんは劇場でご覧になられたのですねっ。
しかも2回もっ。
私は残念ながらDVDでの鑑賞となりましたが、とても楽しむことができました。
緒方拳さんの声、ほんとにぴったりでしたねっ。
続編では聞けないと思うととても残念です。
それにしてもダイモンの存在もあり、動物たちがほんとにたくさん出てきていますよねっ。
野乃さんはやっぱり狐ですよねっ。
私は犬がいいです。
もしくはイオレクのようなクマがいいです。
ご訪問ありがとうございました(^^)
- 2008/11/30
- パッチさん
いつもながら素晴らしい記事に感嘆してしまいます。
全体的に評価がイマイチな感じでしたが、個人的にはたいへん満足するような内容で、パッチさんと同じく続編に期待が膨らみました。
なんといってもダイモンという発想が面白いし、近未来的な乗り物などもさることながら、登場人物?が楽しい。よろいグマや魔女などといったファンタジーならではの世界がどんどん広がっていくのがすごく楽しめました。
それにいろんなキーワード?ダストやダイモンの秘密、コールター夫人とアスリエル卿の関係等々、これからの続編がどういう展開になるのかがすごく楽しみです。そしてこの世界がパラレルワールドという設定からも、ナルニアのような…まぁそのことについては、続編でですね。
ではまたお邪魔しますね。
- 2008/12/01
- ケビンさん
こんばんは、ケビンさん。
コメントありがとうございます。
そして素晴らしい記事と言っていただいてありがとうございます。
そうですねぇ、評判はそれほどですけど、鑑賞してみるとほんとに楽しめました。同じく続編には期待したいです。
設定はいいですよねっ。特にダイモンは人それぞれ違いますし、その人の性格もけっこう反映されているところがあるのでおもしろいです。登場人物もいっぱいですよねっ。魔女だったり鎧くまなんてとても魅力のあるキャラだと思います。
ダストとダイモンの謎はきっと続編で明かされていくとは思いますが、気になりますよねぇ。パラレルワールドというのはやはりファンタジーの幅を広げる設定だと思いますし、この先どのような世界に私たちを連れていってくれるのかとても楽しみです。
今から続編がすごく楽しみです。
ご訪問ありがとうございました(^^)
- 2008/12/01
- パッチさん
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