リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
2008.05.13

「私の名はサム・ビック。アメリカという名の砂漠に埋もれた1粒の砂のような存在です。でも、私に運さえ味方してくれたら、ある計画を実行してこの国の権力者に思い知らせてやります・・・」
【 ストーリー・あらすじ 】
30年前に計画されていた大統領暗殺計画。それはある決意を秘めた一人のテロリストが起こそうとした暗殺計画だった。演技派ショーン・ペンが孤独でナイーブなテロリストを演じる。オスカー俳優のショーン・ペンが、正直すぎたゆえに社会に順応できず自ら破滅を招いた男を、圧倒的な存在感と演技力で演じ切った。作品に惚れ込んで主演を承諾したというだけあり、悲哀に満ちた熱演ぶりは鬼気迫るものがあり、まさにショーン・ペンのオンステージ。ウォーターゲート事件を背景に、当時のアメリカを鮮明に描き出した問題作。製作総指揮にはレオナルド・ディカプリオが名を連ねる。
【 出演 】
ショーン・ペン, ナオミ・ワッツ, ドン・チードル, ジャック・トンプソン
【 監督 】
ニルス・ミュラー
【 感想 】
この映画「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」をみなさんは観たことがありますか?ショーン・ペン主演で贈る実話映画です。「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」、とても興味をそそらせるタイトルだと思います。まさにタイトル通り「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」という内容です。どんな男で、どんな環境に身を置き、どのように変わっていったのか・・・。そんな1人のテロリストを演技派のショーン・ペンが演じています。
リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 サム・ビック (ショーン・ペン)
この映画の主役であるサム・ビック、ということでもちろんタイトルである「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」ということになります。そのような計画を立てた男ですから、普通の環境、性格、価値観ではなかったんですねっ。彼がどのような環境に身を置き、彼が何を考え、何を想い、どのように過ごし、どうして暗殺を企てるようになったのか・・・。サム・ビックが計画を実行するまでの経緯と、実行した結果を映した物語です。


サム・ビックを演じたショーン・ペン。この映画を観終わって思うことは、「ショーン・ペン、よくやった!」ということです。彼の演技がこの映画の軸となっていたと思います。サム・ビックは家族と別居して、仕事もうまくいっていたとは言い難い、そして、偏った価値観を持っていたかもしれません。しかし、それでも普通の人間なのです。それだけでは暗殺計画を立てる動機にはならないということです。サム・ビックの環境の変化はもちろんですが、彼の考えや思いがどのように変化し、どのように大きくなっていったのか・・・。ほんとに難しい役どころだと思います。それを見事にショーン・ペンが演じきっていました。ショーン・ペン自身、「これまでで最も大変な役作り」と言わしめたぐらいですから、相当研究したんだと思います。さすがです。
「本当にこのままでいいのでしょうか?一人の男が富を独占しています。アメリカン・ドリームはどこに?父や祖父のように、私も夢をつかみたいのです・・・。」
「正直者はバカを見る。それはかまわない。でも、私は黙って負ける気はありません。自信というのは王者の病です。サム・ビックは王者とは無縁の存在でした。ただ、ウソのない世界を求めただけです・・・。」リチャード・ニクソン暗殺計画
サム・ビックはとうとう暗殺計画を立てることになります。彼は弱者であり、リチャード・ニクソンはいわば強者。そのような不平な世の中をサム・ビックは許せなく思い、そんな世の中を変えたかったのでしょうねっ。そんな思いから「リチャード・ニクソン暗殺計画」を実行するのです。リチャード・ニクソン暗殺というはそう簡単にできることではありません。十分に計画を立て、情報を集め、余念のない準備が必要だと思います。しかし、サム・ビックはたった1人・・・、十分な準備ができたとは言えないと思います。それでも彼が実行に及んだのは、彼が抱く強い想いがそうさせたのでしょうねっ。
彼は空港に行き、いざ実行。彼を襲う緊張感がすごく伝わってきました。おそらくこの計画に一番必要なのは冷静さ・・・しかし、冷静でいられるわけがないですよねっ。緊張感に襲われながら、銃を片手に搭乗口を駆け抜け機内へと突入するのです・・・。

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