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ノーカントリー

03.24

映画「ノーカントリー」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 狩りをしていたルウェリン(ジョシュ・ブローリン)は、死体の山に囲まれた大量のヘロインと200万ドルの大金を発見する。危険なにおいを感じ取りながらも金を持ち去った彼は、謎の殺し屋シュガー(ハビエル・バルデム)に追われることになる。事態を察知した保安官ベル(トミー・リー・ジョーンズ)は、2人の行方を追い始めるが……。
 監督は映画『ファーゴ』のコーエン兄弟。大金を手にした男を映画『アメリカン・ギャングスター』のジョシュ・ブローリンが、彼を追う殺し屋を映画『海を飛ぶ夢』のハビエル・バルデムが、殺し屋を捕らえようとする保安官をトミー・リー・ジョーンズが演じる。独特の緊迫感と恐怖を演出し、人間と社会の本質をあぶり出すコーエン兄弟マジックが見どころ。

 【 出演 】
トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、ウディ・ハレルソン、ケリー・マクドナルド

 【 監督 】
ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン



 【 感想 】

 この映画「ノーカントリー」をみなさんは観たことがありますか?コーエン兄弟が贈るバイオレンス・ドラマです。そしてみなさんもご存知のアカデミー賞4部門に輝いた作品です。

 この映画を簡単に説明すると「殺人鬼が出てくる映画」です。しかし、単なるホラーやサスペンスといった作品ではありません。ホラーやサスペンスはもちろんですが、ドラマ要素もあって深く重たい作品になっています。

ルウェリン・モス(ジョシュ・ブローリン)


 ハンターとして狩りをしていたルウェリン、そんな彼はたまたまたくさんの死体と大量のヘロイン、そして200万ドルという大金を発見するんです。そしてその200万ドルを持ち去ったことにより彼の逃亡劇が始まります。

 彼はほんとに頭がいいんです。というのもベトナム帰還兵だったので、逃げたり危険を回避する能力に長けているんですねっ。全身ボロボロになりながらも逃げる姿はよかったです。

モス

殺し屋 アントン・シガー(ハビエル・バルデム)


 200万ドルを持って逃げたルウェリンを追うのが、殺し屋のアントン・シガー。彼の髪型はなんと・・・おかっぱ。アカデミー賞でのコメントで「史上最悪の髪型をぼくの頭にのせてくれて、コーエン兄弟ありがとう。」と言ったようにとてもユニークなヘアスタイルをしています。しかしそのオカッパによって、不気味さが表現されています。

 本作でアカデミー賞で助演男優賞を獲得したハビエル・バルデム。この「ノーカントリー」はまさに彼のための作品と思ってしまうほど存在感があり、すばらしい演技力を魅せ付けてくれています。「ハンニバル・レクター博士以来の史上最悪の殺し屋」と呼ばれるぐらいすばらしく、何をしてもかっこよく見えてしまいます。できればアントン・シガーでスピンオフ映画を作ってほしいぐらいです。

アントン・シガー

 殺し屋といえば、銃やナイフなどで仕事をこなすイメージがありますよねっ。しかし、シガーは違います。なんと「酸素ボンベ付きのエアガン」なんです。最初は少し違和感がありますが、次第にかっこよく思えてきました。そして、その酸素ボンベを担ぐシガーの姿はどんどん恐ろしく思えてくるのです。

 あとシガーは「コイントス」によってコインの裏表を当てるギャンブルによって、相手を殺すか生かすかを決めるのです。これまたよかったです。人生はコイントスのようなものなのかもしれませんねっ。

アントン・シガー2

アカデミー助演男優賞 ハビエル・バルデムの演技


殺人シーン

 アカデミー賞で助演男優賞を受賞したハビエル・バルデムですが、殺し屋であるアントン・シガーの最初の殺人シーンを観ただけで納得の演技でした。もう鳥肌の演技でした。私の大好きなシーンの1つです。ヘビエル・バルデムの作品は今回の「ノーカントリー」が初めてだったんですが、一気にファンになってしまいました。というよりも「殺し屋 アントン・シガー」のファンになってしまったのかもしれません。

殺人シーン 2

殺人シーン 3

保安官 エド・トム・ベル(トミー・リー・ジョーンズ)


 この「ノーカントリー」の主役であるエド・トム・ベルをトミー・リー・ジョーンズが演じています。彼は保安官で、殺し屋であるシガーを追い、尚且つシガーに追われているルウェリン・モスを助けだそうと2人を追いかけているのです。

 主役といっても出演シーンは主要人物の中では一番少ないかもしれません。しかし、語り手となりこの物語を1つにまとめる役目を担っています。

トミー・リー・ジョーンズ

映画の音楽とは


 映画の雰囲気をより一層盛り立てるものとして「音楽」というのは大切ですよねっ。シーン毎にその雰囲気に合った音楽が流れ、観ているものをより感情的にさせる力があると思います。

 ところでこの「ノーカントリー」ですけど・・・一切音楽が流れません。なので静かなシーンが多いです。しかし、逆に音楽がない状態が作り出す「沈黙・静けさ」が、物語によっては効果的なんだなぁっと気づかされました。これも監督であるコーエン兄弟による魔法なのかもしれません。

映画「ノーカントリー」のDVD・Blu-ray

こんにちは~
今一番みたい作品です。
面白そうな気がします。
楽しみです。
  • 2008/03/25
  • ワトソンさん
 【ワトソンさんへ】

こんばんは、ワトソンさん。
コメントありがとうございます。

今一番観たい映画がこの「ノーカントリー」なんですねっ。
コーエン兄弟の最高傑作と呼ばれているので、それだけ見ごたえはあると思います。
サスペンスやアクション、そしてホラー要素がありますが、軸となるのはヒューマン部分になっています。
とても奥が深く重たい作品です。
といいましても、殺人鬼であるアントン・シガーだけでも観る価値十分だと思います。
ぜひ鑑賞してほしい1本です(^^)
  • 2008/03/25
  • パッチさん
こんにちは!
この映画、是非に鑑賞したいと思っていたのですが
私の所の地方都市では、どこも上映予定が無いので
残念ながら、DVD鑑賞へ持ち越しになりそうです。。
  • 2008/03/28
  • ぴーちさん
 【ぴーちさんへ】

こんにちは、ぴーちさん。
コメントありがとうございます。

この映画はやはりアカデミー賞を受賞したということで、ぴーちさんも気になるところですねっ。
同じくコーエン兄弟の作品である「ファーゴ」の記事を先日アップされていたので、余計に気になるところだと思います。
「ファーゴ」は実は完全には鑑賞していなくて途中までしか観ていないんです、そして・・・この続きはぴーちさんの「ファーゴ」の記事へのコメント欄にて書きに参りますねっ。

この「ノーカントリー」、劇場が一番なのかもしれませんがDVDでもぜひ鑑賞してもらいたい作品です。
とても奥が深く見ごたえのある作品になっています。
そして何より殺人鬼であるハビエル・バルデムの演技に惚れてしまいました。
近年のアカデミー賞の中でも、納得の作品でした。
ぜひ鑑賞してもらいたい1本です(^^)
  • 2008/03/28
  • パッチさん
こんにちは~
この作品は今、一番劇場で観たい作品です。
それともう一本は「ワンピ-ス」(爆)←しかし本気です。

上のぴ-ちさんへのコメントでハビエル・バルデムの演技について
触れられてるのを観て尚更、観たい想いが強くなってしまいました。

誰か自分にフリ-な時間を!!
  • 2008/03/28
  • ユウ太さん
 【ユウ太さんへ】

こんにちは、ユウ太さん。
コメントありがとうございます。

今一番劇場で鑑賞したいのがこの「ノーカントリー」なんですねっ。
そしてもう1本が「ワンピース」?
とても意外ですねぇ。でもわかりますよっ。
ワンピースは漫画でけっこう読みました。
もちろん今回映画になった部分も漫画で読んでますが、泣きました。
漫画といえど、やはりおもしろいものはおもしろいです。
ワンピースが1巻ごとに泣いてしまっているかもしれません。
意外と私も漫画は好きで、読んでるんですよねぇ。

あっ、ワンピースを語ってしまいましたが、この「ノーカントリー」は必見だと思います。
オープニング10分でハビエル・バルデムの助演男優賞の実力に納得、そして、終わったあとには彼が演じた殺人鬼のファンになってしまってました。
ぜひ鑑賞してもらいたい作品です(^^)
  • 2008/03/28
  • パッチさん
こんばんは

先日ノーカントリーを鑑賞しました。
パッチさんと言う通り、開始10分で度肝抜かれました!!
殺し屋アントン・シガー、カッコ良過ぎですw
本当に居たらめちゃめちゃ怖いですが、ちょっとファンになりますね!!ハビエル・バルデムの演技最高です!!
エアガンもすごいし、これは本当に面白い映画でした!!

また時間が出来れば面白そうな作品が見たいです!!
  • 2008/04/03
  • ミンゴさん
 【ミンゴさんへ】

こんばんは、ミンゴさん。
コメントありがとうございます。

「ノーカントリー」ご覧になったんですねっ。
そして開始10分、ミンゴさんも度肝抜かれたんですねっ。
ほんとに殺し屋シガーはかっこいいです。
しかし・・・怖い。
殺し屋シガーはまさに天災のような存在ですよねっ。
彼が歩く道には無差別に死体が転がります。
もしシガーに出会い、コインゲームをすることになったら・・・。
考えただけでも恐ろしすぎます。
それでも、私もミンゴさんもファンになってしまうほどのかっこよさとキャラ設定がしっかりしてますよねっ。
彼の武器、最高です。

はいっ、私も時間を見つけて面白い映画を観たいです(^^)
  • 2008/04/03
  • パッチさん
こんばんは!ラッキーな事に劇場で観賞する事が
出来ました。
ハビエルの演技には目を見張りました。パッチさんの
お好きだと言われる冒頭の場面、インパクトがありましたよね。
さすがに監督を父に、女優を母に持つサラブレッドの演技力です。
本当に、シガーのスピン・オフの作品、作ってほしいと
思わせる存在感でしたね!

では、TBよろしくお願い致します^^

  • 2008/05/04
  • ぴーちさん
 【ぴーちさんへ】

こんばんは、ぴーちさん。
コメントありがとうございます。

この「ノーカントリー」鑑賞されたんですねっ。
とても嬉しいです。
ハビエルの演技、ほんとにすばらしいです。
開始10分後の殺しまでの間に、シガーという殺人鬼がどのような人物なのかというのが完璧に表現されていたと思います。
殺しというものがシガーにとっていかに当たり前なものなのか、躊躇なく行う殺しの作業、ほんとにシガーは恐ろしいです。
ハビエルはサラブレッドなんですねっ。
私はこの作品しか彼の映画を鑑賞していないので、ほとんど情報はないんですが、さすがぴーちさんですねっ。
スピンオフ映画をほんとに作ってほしいです。
かなり興味があります。

トラックバック大歓迎です。
ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2008/05/06
  • パッチさん
パッチさん(^^)こんにちは~
いつもありがとうございます。

この作品、やっと休暇中に鑑賞出来ました。

ハビエル・バルデムのアントン・シガ-が本当っ ヤバイっすね~(^^)
この悪役にパッチさんの心が奪われるのが良く分かりましたよ~
最凶で最高の悪役だと思います。
これがあの「海を飛ぶ夢」のハビエル・バルデムだとは全然思えない位、凄かったですが、とても演技派の俳優なのでしょうね。

作品自体は、とても難解で深いテ-マを持った作品だったと思いました。自分も最後の夢の話しなんかは読み解く事が出来ずにいます。
もう一度鑑賞したいと思ってしまいましたね。

この作品は、アントン・シガ-に自分も追いつめられていくという体感をさせられる作品ですね。
音楽の無い、影や配光の絶妙な、緊迫した雰囲気を持った作品でした。
  • 2008/08/18
  • ユウ太さん
 【ユウ太さんへ】

こんばんは、ユウ太さん。
コメントありがとうございます。

とうとう鑑賞されたんですねっ。
シガー、ほんとにやばいですよねっ。
役の設定というのもすばらしいですが、
ハビエルの演技あってこその最高の悪役になりましたねっ。
「海を飛ぶ夢」はまだ鑑賞できずにいますが、彼の違った演技というのはとても気になります。

ほんとに深いテーマの作品ですよねっ。
私も頭を悩ませましたが、きちんとした答えは導き出せませんでした。
もう少しヒントがほしかったです。
しかしこのような難解な作品はアカデミー賞を受賞したというのは、
かなり意外な感じですよねっ。

シガーの存在感がすごくて、ほんとに怖かったです。
音楽がなく、その分環境の音というのがより引き立ち、効果的に雰囲気を出していたと思います。

ユウ太さんにも楽しんでもらえたようでとてもよかったです。
う~ん、また鑑賞してみたいです(^^)
  • 2008/08/20
  • パッチさん
こんばんわ~
待望の「ノーカントリー」みることができました。
見終わった感想を一言でいうと
「わかりそうでわからない」って感じです。
コーエン兄弟だから一筋縄では行かないだろって思って
いましたが、最後の夢の話で終わるシーンなんか、
重要なんだろうと思いましたがわからぬまま。

でもってバッチさんのページならヒントあるかもと
思い、開いてみました~

結局わからないのでもう1度見ることにしました。
いい意味でよくアカデミーがこの映画を作品賞と脚本賞に
選んだもんだと思いました。単純なはずなのに難解?

あと音楽がないのにも新鮮さと不気味さを感じました
  • 2008/08/28
  • neworderさん
 【neworderさんへ】

こんばんは、neworderさん。
コメントありがとうございます。

「ノーカントリー」鑑賞されたんですねっ。
ハビエルはほんとにすばらしい演技を魅せてくれましたねっ。
ただ・・・とても難しい映画です。
夢のシーン、私の中でもちゃんとした答えを出せずにいるんです。
わざわざ訪問してもらったのに申し訳ないです。
ある程度の考えだけでも載せておきたかったのですが、
それさえもまとまらなかったというのもあって書けず仕舞いになってしまいました。

私ももう一度鑑賞してみて、ある程度の答えまで導きだしたいと思います。
この映画の本髄はそこにありますもんねっ。
アカデミー賞でこのような映画が選ばれたというのはすごいですよねっ。
なかなかアカデミー賞には選ばれにくい作品だと思います。

音楽はほんとになかったですよねぇ。
逆に環境音といいますか、音楽がない分周りの音が引き立っていて、臨場感と緊張感を与えてくれていたと思います。
音楽をなくすことも、音楽を作ることになるんですねっ。

ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2008/08/28
  • パッチさん



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