カリートの道
2008.03.20

かつて暗黒街の大物として鳴らしたカリート(アル・パチーノ)は、刑務所を出所してかたぎになろうとするが、恩人弁護士(ショーン・ペン)の危機を救ったことから再び抗争に巻き込まれていく…。
ブライアン・デ・パルマ監督とアル・パチーノが『スカー・フェイス』以来久々にコンビを組んだ作品。ただし今回はバイオレンス・アクションは控えめに、むしろ主人公のどこかせつなげな生きざまに焦点を当てており、どちらかといえば男の渋さを感じさせる作品となっている。大作。ただし、それでも電車内で追われるシーンなどダイナミズムの準備に怠りはなく、映像の技巧派デ・パルマならではのカメラ・ワークの妙などもとくと楽しめる逸品に仕上がっている。
【 出演 】
アル・パチーノ, ショーン・ペン, ペネロープ・アン・ミラー, ジョン・レグイザモ, ジェームズ・レブホーン
【 監督 】
ブライアン・デ・パルマ
【 感想 】
この映画「カリートの道」をみなさんは観たことがありますか?アル・パチーノ主演で贈るマフィア映画、アル・パチーノの魅力がとてもよく表れている作品です。監督はブライアン・デ・パルマ、アル・パチーノとは以前「スカー・フェイス」でコンビを組んでいました。男が見てかっこいいと思わせてくれるそんな映画です。
オープニングシーン
オープニングでいきなりアル・パチーノ演じるカリートが銃で撃たれて死んでしまいます。そう、いきなり主役であるカリートが死んでしまうのです。どうして死んでしまうのか・・・?誰に殺されたのか・・・?ということでカリートが死に至るまでの物語が始まるのです。

元麻薬王 カリート(アル・パチーノ)
マフィアを演じることに長けているアル・パチーノだけあって文句のつけようがないです。麻薬王ということで、十分に貫禄もあります。しかし今回演じるのは、元麻薬王。ということでマフィアを引退したカリートをアル・パチーノが演じています。麻薬王だったカリートは30年という刑期のところ、ある弁護士のおかげで5年の刑期という短い期間で出所するんです。この5年の刑期が彼を変えたのです。彼は足を洗い、真っ当な仕事につこうとするんです。
彼の考えとは裏腹に、引退しようが街を歩けばやはり「麻薬王カリート」。誰もが一目置く存在なので、人が、街が彼をほっとくわけがないです。そんな板ばさみの中のカリートをアル・パチーノが見事に演じています。

組織のお抱え弁護士 クレインフェルド(ショーン・ペン)
カリートの30年という刑期を5年にした弁護士、クレインフェルドを演技派のショーン・ペンが演じています。彼は組織のお抱え弁護士で、カリートのような裏の世界の者達の弁護の仕事を主にしています。カリートとは友人なんですが弁護士といえどもやはり組織の人間、クレインフェルドと交流を持つことによって、カリートはなかなか自分の思う道を歩くことができないのです。
ショーン・ペンの演技はよかったですねぇ。弁護士ではあるが組織の人間、根は臆病だが強さを誇示したいという部分がよく表現されていたと思います。

カリートの道・・・
カリートは5年の刑期を経て、裏の世界から足を洗い真っ当な道を歩むことに決めました。しかし、周りはそうではないんですよねっ。裏の世界の者達からすれば伝説の男が帰ってきたということで、歓迎するわけです。そんな環境に戸惑いながらもカリートの気持ちは変わらない、しかし、カリートにとっての一番の元凶はショーン・ペン演じるクレインフェルドだったのです。

カリートの考えとは反比例するかのように、弁護士であるにも関わらずクレインフェルドは裏の世界に足をどんどん染めていくんですもんねっ。いくら友人といっても関係がうまくいくわけがありません。気づいた時にはもう遅い・・・、その道を一度歩き出すともう引き返すことはできない・・・。カリートの道・・・彼はもう進むしかないのです。

「カリートの道」のDVD・ポスター
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