マッチスティック・メン

2008.02.29

映画「マッチスティック・メン」

 【 ストーリー・あらすじ 】

 『エイリアン』『グラディエーター』などの名匠リドリー・スコット監督作。詐欺師のロイは、極度の潔癖性のうえ、対人恐怖症の気もある男。あるとき、彼は精神科医の診察をきっかけに、14年前に別れた妻との間に、一度も会ったことのない娘がいたことを知る。意を決して娘アンジェラに再会するロイだが、こともあろうか父の仕事に興味を持ったアンジェラは、詐欺のテクニックを学んでいく。
 部屋の床に落ちたわずかなゴミも許さない主人公が、詐欺の現場ではたくみな話術をみせる。当然そんな生活にはストレスが溜まっていくのだが、そんな難しい役どころも、ニコラス・ケイジの名演技が納得させ、随所で笑いを誘う。スコット監督は、詐欺現場での緊迫アクションをはじめとする映像面から、父と娘の屈折した関係性など登場人物の心の動きまでを的確な演出でみせ、観る者の心をストーリーに引き込んで離さない。アンジェラとロイ、ふたりの出会いによる化学反応が、笑いと感動の絶妙なミックスで描かれていくのだ。後半の二転三転のドラマも爽快感とともに進み、ラストシーンは胸にツーンとくる切なさがある。

 【 出演 】
ニコラス・ケイジ, サム・ロックウェル, アリソン・ローマン

 【 監督 】
リドリー・スコット



 【 感想 】

 この映画「マッチスティック・メン」をみなさんは観たことがありますか?名匠リドリー・スコット監督が贈る「詐欺師」をテーマにした作品です。そして主演はニコラス・ケイジ、彼はすばらしい俳優ですよねっ。この「マッチスティック・メン」の中でもすばらしい演技を魅せてくれます。

ロイ (ニコラス・ケイジ)


 詐欺師であるロイを演じるのは名優ニコラス・ケイジ。でも普通の詐欺師ではないんです。ロイは精神からくる病からか、極度の潔癖症、広い場所に出ることのできない広場恐怖症、そしてタバコもかなりの量を吸うヘビースモーカーなんです。
 そんなロイですが、詐欺師の腕は一流です。相棒であるフランクと共に荒稼ぎをしているんです。そんな時、あるきっかけで前妻の間に生まれた子供である14歳の少女アンジェラと出会い、一緒に時間を共にすることになるのです。こうして詐欺師であるロイの生活が少しずつ変わっていくのです。

詐欺師 ロイ詐欺師 ロイ 2

ロイの娘 アンジェラ(アリソン・ローマン)


 生まれて初めてパパであるロイに会ったアンジェラ。性格はとても活発な女の子です。映画「レオン」に出てくるナタリー・ポートマン演じるマチルダに少し似た雰囲気を持っています。そんなアンジェラはロイの仕事である詐欺を教えてほしいというのです。ということでロイとの詐欺の仕事、そしてパパとの生活が始まります。

アンジェラアンジェラ 2

ロイの相棒 フランク(サム・ロックウェル)


 まだまだロイには及びませんが、ロイと相棒を組んでいるのが詐欺師であるフランクです。彼は頭よりかは感情で動くタイプなので、計画的で頭のキレるロイがいてこそって感じがします。そんなフランクがロイにおいしい話がある持ちかけます。その計画とは今までとは違って大金を大金持ちからいただくということなのです。こうしてロイとフランク、そしてアンジェラによる大計画の詐欺が始まります。

フランクフランク 2

詐欺師の顔、そして…パパの顔


 この映画の見所として、ロイの職業からわかるように「詐欺師」の部分です。詐欺のテクニックというのを見せてくれるので楽しめると思います。そしてもう1つの見所がロイとアンジェラの親子愛ですねっ。今まで全く会わなかった2人が初めて会って、お互いを知り大切な存在となっていくのです。このヒューマン部分も楽しめると思います。

ロイとアンジェラロイとアンジェラ 2

この映画のラスト (ネタバレ)


 この映画のラストを観た人はどうでしたか?まんまとやられちゃいましたか?よくできた脚本ですよねっ。とても楽しめました。でもなぜかラストのオチがわかってしまったんですねぇ。けっこうどの映画を観てもまんまと引っかかってしまう私ですが、どういうことか今回はわかってしまったんです。なんででしょうねぇ。
 やはりタイトルである「マッチスティック・メン」、そしてDVDなどのジャケットの写真からも「詐欺師の物語」というのが表現されていたと思います。なのでロイとアンジェラのヒューマンドラマ部分を観ていても、どうしてもラストは「詐欺」による大どんでん返しが待っているんだろうなぁって構えてしまっていたからもしれません。
アンジェラと再開 しかし、大ドンデン返しの後にあったヒューマン部分がよかったです。ロイはまんまと騙され大金を失ってしまい、ロイとアンジェラとの親子愛のすべてが…ウソ、これで終わってしまうと後味も悪いですし、報われないですもんねっ。なので再びロイとアンジェラが出会い、実際に血は繋がっていなかったですが、絆ではきちんと繋がっていたのがよかったです。
 そして、スーパーの店員さんとロイは結婚し、今まで以上に幸せな時を過ごしていましたもんねっ。それにおそらく精神からくる潔癖症や広場恐怖症も治ったんでしょうねっ。よかったです。
 大金は失いましたが、お金では買えないものを手にいれましたねっ。ハッピーエンドだと思います。しかし、もし続編があるなら再び詐欺師として…フランクに復讐をしてほしいかなっ。なんかやっぱり悔しいですもんねっ。

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コメント(6) | トラックバック(1) | [サスペンス]サスペンス・ミステリー
こんばんは!パッチさん^^
この映画のニコラスも大好きです☆
演技も上手いですよね。目を盛んに瞬かせる仕草もいかにも
病気を患っているようで。
『リービング・ラスベガス』という映画の中ではアル中の役どころで
酔っ払いの演技も良かったです。
この映画は、もっとハードボイルド的な要素が強いと
思っていたんですが、鑑賞してみて
ハートフルな父子の人情味溢れる内容で、何だか安心して
見ることが出来ました。
そうですね。。フランクの奴め〜〜〜!!という感じですよね。最後はww
それとパッチさんお薦めの「羊たちの沈黙」をレンタルして参りました!まだ、未見ですが鑑賞しましたら記事にさせていただきますね^^
では、TBよろしくお願い致します^^
応援凸
【2008/03/02 23:15】 | ぴーち
 【ぴーちさんへ】

こんばんは、ぴーちさん。
コメントありがとうございます。

この映画のニコラスもよかったですねぇ。
欠点を抱えながらも、彼の雰囲気がとてもよかったです。
「リービング・ラスベガス」のニコラス・ケイジの真逆といった感じですよねっ。
ワイルドなニコラス、そして今回のようなほのぼのとしたニコラス、ともによかったです。
お金を失い、娘を失ったフランクでしたが、ラストでスーパーの女の人と幸せに過ごしていたのはとてもよかったです。

「羊たちの沈黙」をレンタルされたんですねっ。
サスペンス作品としてとても見ごたえがありますので、ぜひ観てほしいです。
はいっ、記事を楽しみにしておきますねっ。

トラックバック大歓迎です。
いつも応援ありがとうございます(^^)
【2008/03/02 23:31】 | パッチ
こんにちは、左近です。

この作品、前半は名画「ペーパー・ムーン」を彷彿させてくれましたが、途中からはまた一味違って良かったです!印象的なのはニコラス氏の「あー・あー・あー」と言うセリフなどのイラついた演技、楽しめました!
【2008/03/04 04:19】 | 左近
 【左近さんへ】

こんにちは、左近さん。
コメントありがとうございます。

ほんとにこの映画はサスペンスとヒューマンの両方を楽しませてくれますよねっ。
詐欺師であり、潔癖症であり、広場恐怖症という難しい役をニコラス・ケイジが見事に演じていたと思います。
楽しませてくれました(^^)
【2008/03/04 13:37】 | パッチ
初めまして、映画レビューサイトを立ち上げました。
凄い充実しているので、また参考にさせて頂きます。
【2008/03/08 17:30】 | シネマキューブ
 【シネマキューブさんへ】

こんばんは、はじめましてシネマキューブさん。
コメントありがとうございます。

映画のレビューサイトを始められたんですねっ。
充実しているというお褒めの言葉ありがとうございます。
参考になるかわかりませんが、少しでもお役に立てればうれしいです(^^)
【2008/03/08 23:29】 | パッチ










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