DEATH NOTE / デスノート the Last name
【 ストーリー・あらすじ 】
死神リュークが地上に落とした「デスノート」を拾った夜神月は、犯罪のない理想郷を作ろうと犯罪者の名をノートに書きつづけ、彼はやがて「キラ」と呼ばれる救世主となる…。
前編「デスノート」のラストで、ついに名探偵Lと月は対峙する。宿敵Lの息の根を止めようと「キラ対策本部」に入り込んだ月、月がキラである証拠をつかもうと罠をめぐらせるL。そのふたりの闘いに、もう1冊のデスノート、第2のキラ、死神レムなどが現れ、月の歪んだ正義はエスカレート。悪を葬るために殺人を正当化しようとする彼の、暴走する狂気をスリリングに見せていく。原作の設定を大幅に変更、削った本作だが、世界観は原作に忠実でゆるぎない。ラストも原作とは違うが、映画はノートの力をトリックにしたどんでん返しで、これもまた衝撃的だ。
【 出演 】
藤原竜也, 松山ケンイチ, 戸田恵梨香, 片瀬那奈, 中村獅童
【 監督 】
金子修介
【 原作 】
週刊少年ジャンプに連載された漫画 『 DEATH NOTE / デスノート 』
【 感想 】
「デスノートに名前を書かれた人間は死ぬ」
この映画『 DEATH NOTE / デスノート the Last name 』をみなさんは観たことがありますか?以前『 DEATH NOTE / デスノート (前編) 』を紹介しましたけど、本作はその後編です。ですので、前編を観ていない方はまずはそちらから観てくださいねっ。前編をご覧になられた方なら、とても続きが気になるところだと思います。原作とは異なるラストなので、原作を読まれた方でも楽しめます。ぜひご覧ください。
連続する大どんでん返し
前編でものすごい頭脳戦を魅せてくれました。ほんとに私なんかでは考えられないほどデスノートを最大限利用するライト、ほんとに素晴らしいと思います。しかし後編ではさらなる要素が加わり、さらに面白くなっています。
デスノートというすごいものが存在していますが、そのデスノートがもう1冊出てくるんです。そして死神のリュークの他にも死神が存在していたんですねっ。デスノートを使う者がもう一人登場するということです。これによりさらに複雑となり頭脳戦も白熱します。そしてさらに死神から与えられる新たな能力、これが後半をもっとも面白くしていると思います。次々と浴びせられるどんでん返しを楽しんでもらいたいです。
後編からの新たな登場人物(キャラクター)の紹介
弥海砂(第二のキラ) (戸田恵梨香)
「第二のキラ」と呼ばれ、「死神の目」を持っている。
キラである夜神月に出会い、一目惚れをする。
レム (声:池畑慎之介)
弥海砂にデスノートを与えた死神。
完全にミサの味方をしており、心からミサを心配している。
高田清美 (片瀬那奈)
テレビ局で働いているニュースキャスター。
デスノートを手に入れることになる。
「夜神月(ライト) vs L(エル)」
前編同様この後編でも、ライトvsエルという天才vs天才の戦いを楽しむことができます。「頭脳戦」ということで、2人の駆け引きというものはすばらしいです。ただ前編と違うところは、新たな登場人物である弥海砂と死神であるレムが登場するんです。この2人が加わったことによって、前編での見所であった頭脳戦と駆け引きに幅が出きて、裏の裏の裏を読むといった「頭脳戦」と「心理戦」を十分楽しめるものになっています。
「第二のキラ」弥海砂(戸田恵梨香)と死神レム
前作のラストに登場していたアイドルの弥海砂は、なんと死神にデスノートを与えられます。そして弥海砂はノートを使うことによって、「第二のキラ」と呼ばれることになります。デスノートが2冊・・・これだけでも面白いのですが、彼女には夜神月(キラ)にはないものを持っています。それが「死神の目」です。この「死神の目」こそが後編をとても面白くしています。
第二のキラである弥海砂を戸田恵梨香さんが演じていますが、とっても役に合っていたと思います。アイドルという設定でとてもかわいらしかったですし、キラに対する尊敬とライトに対する愛のみでデスノートを使っていくという役の設定がまた良かったです。
あと弥海砂と行動を共にする死神のレムですけど、レムはリュークのような自由奔放な性格ではなく、弥海砂のことを常に考え行動しており、冷静で頭が良い感じが伝わってきましたし、いわば弥海砂の完璧な味方なんです。ライトの行動を見てただ楽しんでいるリュークとは違い、レムからは弥海砂に対する愛が伝わってきました。
新たな能力「死神の目」
デスノートはほんとに恐ろしく、これを持っているだけで支配者になることができます。しかし、そんなデスノートの力をより効果的に発揮できるのが、「死神の目」と呼ばれる能力です。これを持つことにより人間の名前と寿命がわかってしまうのです。
ただし「死神の目」を持つためには条件があります。その能力を手に入れるためには、寿命の残り半分を失うということです。やはりそれだけの代償が必要だということですねっ。この能力も本作を面白くしている部分だと思います。
- デスノートの所有権を持つ人間は、自分についている死神に自分の余命の半分と引き換えに、死神の目を手に入れることができる。
- 人間の顔を見るとその人間の名前と寿命を見ることができる。
- 死神の目を持つ人間は、デスノート所有者の顔を見ても名前だけしか読む事ができない。
- デスノートの所有権を放棄すると死神の目を失い、寿命も元には戻らない。
- 一度ノートの所有権を失った場合、再び所有権を得ても再度取引しない限り死神の目を得ることは出来ない。
- 再度取引する際には再び残りの寿命の半分を支払わなくてはならない。
2匹の死神、2冊のデスノート、デスノートのルール、「死神の目」を巧妙に利用したトリック
前作でも驚きの連続だったのですが、本作では新たな要素がたくさん加わり、さらに巧妙なワナやトリックが用意されていて、ライトの頭の良さがすごく伝わってきます。
2匹の死神、2冊のデスノート、デスノートのルール、第二のキラ、死神の目、これら全てを巧みに利用し、キラ捜索チームの中にいながらエルを翻弄する、ライトの頭の良さと計画性には驚かされました。まさに天才です。
原作とは違うラスト
本作のラストは原作のラストとは異なりますので、原作を読んだという方でも楽しんでもらえると思います。あと本作を楽しまれたという方は原作の漫画を読まれるとさらに楽しめると思います。
映画化された部分は原作漫画の半分程度ですので、さらなる物語が原作にはあります。ほんとにすごいどんでん返しの連続ですので、もしよろしければ読んでみてください。
L(エル)を主人公とした「スピンオフ映画」
みなさんは「スピンオフ作品」というのを知っていますか?スピンオフ作品というのは、物語の主人公以外の登場人物を主人公として作られる作品のことです。ということで「デスノート」の中のキャラクターであるL(エル)を主人公とした映画が公開されるそうです。公開は2008年ということで今からとても楽しみです。
まだこの映画を観ていないという人はぜひ「DEATH NOTE / デスノート the Last name」を観てください。前作を観ていないという方は、まず「DEATH NOTE / デスノート (前編)」を観てくださいねっ。2冊のデスノート、2匹の死神、死神の目、そして2人の天才、ラストまで複雑で計算された頭脳戦が楽しめると思います。
シリーズの紹介作品
- 前編 「DEATH NOTE / デスノート」
- 後編 「DEATH NOTE / デスノート the Last name」
映画「DEATH NOTE / デスノート」シリーズのDVD・Blu-ray・アニメDVD・漫画・おもちゃ
- 「DEATH NOTE / デスノート」のDVD・Blu-ray・DVD-BOX 一覧
- 「DEATH NOTE / デスノート」の原作漫画・小説・書籍等 一覧
- 「DEATH NOTE / デスノート」のおもちゃ・フィギィア等 一覧
- Comment(10)
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『DETH NOTE』をUPされたんですね^^
そういえば、近ぢかUPされることを
仰ってましたもんね^^
今回もとても素敵な仕上がりになって
いますね!(パッチさんの才能は底が知れませんね!)
月とLの心理作戦に加えて
Lの意外なヒョウキンな一面も見られて
とても面白かったです。
映画館からも思わず笑いのどよめきが聞こえて来るほどでした^^
『松山ケンイチ』君はこの映画で随分と有名になりましたよね!
結局、月(ライト)も最後は『死神』にはかないませんでしたね。
TBさせていただきますね★
また、おじゃまさせていただきます!
応援もッ♪
- 2007/04/13
- ぴーちさん
こんにちは、ぴーちさん(^^)
コメントありがとうございますっ♪
はいっ、結構前に完成はしていたんですけど、先に「ホリデイ」を紹介したかったので遅れちゃいましたっ♪
今回も少し力を入れて記事を作りましたっ♪
いえいえ、才能なんて(>_<)
ちょっとしたテクニックみたいなものは使ってますけど、覚えたら簡単なんで、ぴーちさんでも簡単にできますよっ♪
エルはほんとにおもしろい性格ですよねっ♪
お菓子は好きですし、ミーハーみたいになってましたもんねっ♪
松山ケンイチはほんとにデスノートがきっかけになって注目を浴びましたよねっ♪
今ではドラマもやってますもんねっ♪
ラストはほんとにすごかったですねっ♪
やはり死神はすごいです♪
はいっ、トラックバック大歓迎です♪
応援もありがとうございましたっ(^^)
- 2007/04/13
- パッチさん
そしていよいよDVD出ましたね。
色々特典付のようですが、欲しいけど高値の花です。
この作品は最近の邦画としては最高でした。
原作が面白く、最近アニメも観ましたが実写と同じでした。
ストーリーがよければ面白く観られますね。
続編があれば是非観たいですね。
レンタルも人気があってまだ借りてません。(^^;
- 2007/04/13
- ワトソンさん
「DEATH NOTE THE LAST NAME」は久々に邦画を映画館で観た映画でした。
あのデスノートを手放してからの展開は本当におみごと、でしたよね。
先の先を読んでとは、やはり天才的ですね~
役者さんではやっぱり松山ケンイチですよね、その前に「NANA」で
彼を見ていたから、Lの風貌には驚きました。
マンガそのまんまじゃん!って。
ダンナさまは片瀬那奈の美脚に釘づけでした~(#^.^#)
深夜のアニメも見ていますが、途中から登場人物が違うのでこれはこれで
とても面白いです。
Lのスピンオフ作品の監督は「リング」の中田監督になったみたいですね。
これもとっても楽しみです。
(前回のお返事うれしかったです、これからもよろしくお願いします。
この映画TBさせていただきますね(^_^)v)
- 2007/04/13
- じゅーりあさん
こんばんは、ワトソンさん♪
コメントありがとうございます♪
わかりやすいと言っていただけてとても嬉しいです♪
ありがとうございます♪
私のブログでは基本的に洋画を中心に紹介していますけど、やはりこの映画は観てしまった以上、どうしても紹介したくなってしまうぐらいよかったです♪
私にとっても最近の邦画の中では最高でしたっ♪
私のアニメの方を何回か観たことありますけど、とてもおもしろいですよねっ♪
続編があれば観たいです♪
でもLが主人公の映画が作られるみたいですよっ♪
こちらも楽しみです♪
私は友達に借りて観ました♪
ワトソンさんは確か映画館での鑑賞でしたよねっ♪
もう少ししたらレンタルできると思いますので、それまでの我慢ですねっ(^^)
- 2007/04/13
- パッチさん
こんばんは、じゅーりあさんっ(^^)
コメントありがとうございますっ♪
ほんとにデスノートを手放す発想はすごいですよねっ♪
手放して大丈夫なのかなぁって思いますもんねっ♪
そしてデスノートが再び戻ってくる展開は賞賛に値しますよねっ♪
すばらしかったです♪
私は松山ケンイチをこの映画で知ったんで、そんなに違和感なく観ることができましたっ♪
でも、これほどマンガのイメージを崩さないLにはびっくりしました♪
マンガの映画化というのは、けっこうイメージを崩してしまうことが多いと思いますけど、この映画に関しては大成功ですねっ♪
深夜のアニメは私もけっこう観ています♪
とてもおもしろいですよねっ♪
内容は原作のままなので、映画とは少し違いますねっ♪
Lのスピンオフ映画は「リング」の監督がやるんですねっ♪
それは楽しみです♪
いえいえ、こちらこそこれからもよろしくお願いします♪
トラックバック大歓迎です(^^)
- 2007/04/13
- パッチさん
師匠、邦画も観られるんですねw(゚o゚)w
私はこの映画は観てません。
原作の方は全部読みました。
発想がなかなか面白いので連載が終わってしまったのがすごく残念ですね。
ここ数年、邦画がすごく元気ですね。
今後は別の邦画も記事になるのかな?
今回も気合の入った記事なので次回もまた楽しみにしてます。
- 2007/04/14
- ケビンさん
ケビンさん、こんばんはっ♪
コメントありがとうございますっ♪
師匠!?
そんな師匠だなんて(>_<)
私なんてそんなすごい人ではないですよっ(^^)
ただのパッチです♪
はいっ、邦画も観ますよっ♪
でもやっぱり洋画が中心になりますけど、テレビでやってたり友達に借りたりすると観ます♪
原作はすごいみたいですねっ♪
私は読んでないんですけど、原作の方がおもしろいってよく聞きます♪
でも映画も原作の期待を裏切らないほどの出来ということみたいなんで、機会があればまた観てください♪
ストーリーも結末も少し違うみたいです♪
特に洋画だけにしようと決めてたわけではないんですけど、デスノートに関してはほんとによかったんで紹介したくなりましたっ♪
次回の記事はもうできているんですけど、おそらくシンプルな感じになってます♪
でも今回の「デスノート」みたいに映画の中の設定やキャラの個性が強い作品に関しては、いろいろ工夫して紹介するのも楽しいですねっ(^^)
- 2007/04/14
- パッチさん
私、デスノートの前編は見たんですが、まだ後編は見てません。
原作の漫画は、弟に借りて相当読みましたね~。
後編は、どうやってあの原作をまとめたのでしょう?
2時間あまりの映画にするには、登場人物やその関係が多すぎて、想像さえ出来ません~。
早くDVD見たいです!
パッチさんの映画紹介は、いつも見やすくて参考になります。
欲しいDVDリストがどんどん増えてきました~。
私もブログの映画ネタ頑張ります!
- 2007/04/16
- しんくんさん
こんばんは、しんくんさん♪
コメントありがとうございます♪
前編は鑑賞されたんですねっ♪
後編もすばらしい内容ですよっ♪
後編は原作と少し内容が変わってますよっ♪
さすがに2時間に収めるのは大変だったんでしょうねっ♪
でも原作と内容が少し違うので、原作を読んでいても楽しめると思います♪
見やすいですか?ありがとうございます♪
もっと参考にしてもらえるような映画紹介をしていきたいです♪
はいっ、しんくんさんも映画ネタがんばってくださいねっ(^^)
- 2007/04/16
- パッチさん
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- The last name・・・・。
昨日から一般公開が始まった『DEATH NOTE The last name』を観てきました!この画像は昨日の公開にあわせて主演者の挨拶の模様です。いやいや~。第2、第3のキラの存在が、新たな展開の重要な鍵となりまして、
- 【ピアニッシモ・ストーリー】
- 2007/04/13
名無しさん (02/01)
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