ガタカ
【 ストーリー ・ あらすじ 】
遺伝子工学の発達によって優秀な遺伝子を組み合わせて生まれた「適性者」が支配し、人間の生活も固定化されてしまった未来世界。そんな折り、自然出産で生まれた「不適正者」のヴィンセント(イーサン・ホーク)は、宇宙飛行士になる夢をかなえるため、遺伝子適性をごまかして宇宙局「ガタカ」へ入社。しかし、ある日社内で殺人事件が起きて、ヴィンセントが犯人と疑われてしまい…。
DNA優先の管理未来社会の中で、夢を追い求める青年の苦悩と希望を描いたSF青春映画。ヒロインにユマ・サーマン、ほかジュード・ロウ、アラン・アーキン、アーネスト・ボーグナインなどキャストも豪華。監督はニュージーランド出身の新鋭で映画「トゥルーマン・ショー」の脚本で注目されたアンドリュー・ニコル。
【 出演 】
イーサン・ホーク, ユマ・サーマン, ジュード・ロウ, アラン・アーキン
【 監督 】
アンドリュー・ニコル
【 感想 】
この映画「ガタカ」をみなさんは観たことがありますか?とてもおもしろく斬新なSF・ヒューマン映画です。設定が近未来で、遺伝子によってすべてが判断されてしまう社会なのです。そんな社会で、劣った遺伝子を持つ男が宇宙飛行士になることを夢見て目指す物語です。
遺伝子が全ての社会
この「ガタカ」での設定は近未来。ということで今と何が違うかというと、「遺伝子操作」によって生まれる前から性別はもちろん優れた知能と体力を持った人間を作ることができるのです。
そして、社会は人を外見や経験などではなく「遺伝子」でのみ判断し、優れた遺伝子を持つ者を「適正者」、劣った遺伝子を持つ者を「不適正者」として区別し差別のある社会になっています。
主要登場人物の紹介
ビンセント (イーサン・ホーク)
不適正者として生まれた男。
適正者だと偽り、宇宙飛行士になる夢を叶えようとする。
ユージーン (ジュード・ロウ)
元水泳のオリンピック選手で、優秀な遺伝子を持っている。
海外で事故に遭い、歩くことができない。
アイリーン (ユマ・サーマン)
宇宙飛行士を目指す適正者の女性。
優秀なビンセントに想いを寄せている。
ユーゴー (アラン・アーキン)
ある事件でガタカにやってきた捜査官。
航空宇宙局内で不適正者の痕跡を見つける。
アントン (ローレン・ディーン)
ユーゴー捜査官と共にガタカにやってきた捜査官。
エリート捜査官の適正者。
レイマー (ザンダー・バークレー)
ガタカ航空宇宙局で働く医師。
主に局員の身分鑑定をする仕事をしている。
宇宙飛行士を夢見る不適正者のヴィンセント ( イーサン・ホーク )
遺伝子操作に頼らず自然に生まれてきたイーサン・ホーク演じるヴィンセントは、遺伝子的に欠陥のある「不適正者」であり、心臓が弱く30歳までしか生きられないと遺伝子によって判断されました。
彼の夢である「適正者」にしかなることのできないとされるガタカ航空宇宙局の宇宙飛行士になるために、あらゆる努力をして夢を実現させようとする物語です。
遺伝子が全てを決定する未来社会を背景に、「宇宙飛行士にはなれない」男が持つ「宇宙飛行士になりたい」という大きな夢へのこだわりが、この映画をとてもおもしろく見応えのある作品にしていると思います。こだわりはほんとにすごいです。
ヴィンセントは夢を叶えるために何でもします。おそらく夢を叶えようとしている人は必死に努力していると思いますが、ヴィンセントはさらに上をいっているんです。
勉強や体力作りはもちろんですが、遺伝子がすべての社会では努力してきた過程など全く関係ないので、努力は意味を成さないのです。すべては「遺伝子」なのです。そこでヴィンセントは遺伝子情報を偽って「適正者」になろうとするのです。
不適正者のヴィンセント = 適生者のユージーン ( ジュード・ロウ )
「不適正者」のヴィンセントが宇宙飛行士になるためには「適正者」なるしかありません。そのためには「不適正者」でありながらも「適正者」という判断をさせるしかないんです。そこで必要となってくるのが「優秀な遺伝子」なのです。
「適正者」であり、稀にみる優れた遺伝子を持つ元水泳の銀メダリストであるユージーン(ジュード・ロウ)の協力を得て、あらゆる手を施して「適正者」であるユージーンに成りすまして宇宙飛行士になろうとします。不適正者」のヴィンセントの宇宙飛行士への強い意志というのが伝わってきました。
遺伝子の偽装
遺伝子情報というものは人の毛や血液、皮膚などの細胞から簡単に知ることができます。近未来ではなおさら簡単に知ることのできる遺伝子情報を偽ることほど難しいことはありません。
ヴィンセントの毛や尿や血のサンプルからしか遺伝子情報を読まれないに細心の注意をし、一方、「不適正者」である本当の遺伝子情報を知られないようにする方法や努力がとても楽しめましたっ。あとバレるかバレないかのドキドキ感もよかったです。
優秀な遺伝子を持つもの
優れた遺伝子を持つユージーンは一体どういう気持ちだったのでしょう?彼はほんとに優れた遺伝子を持っています。遺伝子だけがすべての社会において、最も優秀の人材です。そんな彼がただ座っているだけというのはどういう気持ちだったんでしょうねっ。
自分の遺伝子に絶対なる自信を持っているでしょうし、優秀だと思っていたはずです。しかし、逆にヴィンセントに協力することにより自分の代わりというか、自分の作った作品のような気持ちもヴィンセントに対して芽生えていたのかもしれません。とにかくユージーンが抱いていた感情というものはとても複雑だったと思います。
適正者のアイリーン(ユマ・サーマン)
本作のヒロインのアイリーンをユマ・サーマンが演じています。アイリーンは不審な行動を取るヴィンセントを怪しいと思い、彼を調査し始めるのです。しかし、彼と接するうちに徐々にヴィンセントに惹かれていくのです。
アイリーンはとっても美しいですので、ヴィンセントにとって文句のない女性です。しかし、ガタカ航空宇宙局に関わる人との接触は極力抑えることは、夢を叶える上で重要なことだとヴィンセントは理解していたはずなのです。なのにヴィンセントはアイリーンと付き合ってしまうんですねぇ。
危険だとわかっていても付き合ってしまうほど、魅力的な女性アイリーン。アイリーン役をユマ・サーマンに選んだのは正解だと思いました。ただ綺麗なだけではなく、妖艶な雰囲気もありますよねっ。
そんなアイリーンが適正者ではありながら遺伝子に欠陥あるというのも、本作をおもしろくしていたと思います。アイリーンがヴィンセントに向ける好意と憧れ、そしてそこから生まれる自分に対する劣等感と悔しさ、それらが見事に描かれていたと思います。
殺人事件発生
ガタカ航空宇宙局で殺人事件が起きます。はっきりいってこの事件はヴィンセントとは関係ありません。ですので、いくら捜査されても犯人ではないので安心です。しかし・・・適正者しかいないはずのガタカ航空宇宙局内で「不適正者」のまつ毛が見つかってしまうのです。
これはかなりの大ピンチですよねっ。「不適正者」といえばヴィンセントしかありえません。なので、捜査はその「不適正者」を探す方向に向かっていくのです。もしヴィンセントだとバレたら、夢への道が断たれてしまいますし、犯人として捕まってしまいます。これは本当にドキドキしました。
適正者のヴィンセントの弟 アントン
ヴィンセントの弟であるアントンは遺伝子操作によって「適正者」として生まれてきましたけど、そのアントンとの海での泳ぎの勝負では勝利しました。その結果、その翌日には家を出て宇宙飛行士の夢を目指しましたねっ。
「不適正者」が「適正者」に勝ったということでおそらく「不適正者であっても努力さえすれば夢は叶う」と実感したんだと思います。
その後、夢を叶える目前のヴィンセントの前に、弟のアントンがエリート捜査官となって現れます。アントンはヴィンセントが遺伝子を偽装して宇宙飛行士になろうとしているのを見破るのですが、ヴィンセントが宇宙飛行士として相応しい人物であることは紛れもない事実だということに気づくのです。
再び海での遠泳の勝負をしますが、結果はヴィンセントの圧勝です。これまでアントンは適正者なのでエリートコースを歩いてきたのでしょう。しかし、遺伝子で負けるわけがないヴィンセントに完敗しました。この時、アントンはヴィンセントに対してどう思ったのか?そして、遺伝子のみで判断される社会をどのように感じたのでしょうねっ。とっても深いなぁと思いました。
不適正者だとわかっていたレイマー医師
最後ヴィンセントがロケットに乗り込む前に調べた遺伝子情報で、「不適正者」と表示されてしまいました。だが、レイマー医師は驚くことなく「息子が君のファンなんでね」と語りかけ、「適正者」へ変更しヴィンセントを見逃しました。これはほんとに素敵なシーンだったと思います。
この「息子が君がファンなんでね」というセリフは2度登場するのですが、一度目は「優秀な遺伝子を持っているヴィンセント」に向けて言っており、二度目は「欠陥のある遺伝子を持っているにも関わらず、宇宙飛行士という夢をかなえたヴィンセント」に向けて言った言葉なのです。
レイマー医師の息子もヴィンセントと同じく宇宙飛行士を夢見ているのですが、残念ながら不適正者なのです。しかし、息子と同じ状況ながらエリートばかりが集まるガタカ航空宇宙局で、トップの成績を修めているヴィンセントが目の前にいるのです。
おそらく、「遺伝子なんて関係ない」「努力次第で夢は叶う」ということを証明してくれたヴィンセントに賞賛とお礼の意味を込めて、レイマー医師はヴィンセントを見逃したのだと思います。これはとても素敵なシーンでした。
ラストの解説と解釈(ネタバレ)
優れた遺伝子を持つユージーンでしたが、水泳で金メダルは獲れず銀メダルでした。彼は水泳に対してとても強い思いを持っていたと思いますが、ヴィンセントが宇宙に抱く気持ちよりも強かったのでしょうか?
金メダルを取ることができなかった時、もしかしたら「もっといい遺伝子を持っていたら・・・」とユージーンは思っていたかもしれません。しかし、それは間違いなんですよねっ。
ヴィンセントの姿を見て、夢を実現するには「優秀な遺伝子」が必要なのではなく、「夢に対する強い気持ち」とそこから生まれる「惜しまない努力」こそが一番必要だと気づいたのだと思います。だからこそ、あのラストのユージーンが自らの存在を消すために行なった行動に繋がるのだと思います。
ユージーンはヴィンセントを近くで見ていて、彼の夢への強い想いを感じており、遺伝子情報でいえば劣等性かもしれませんが、夢に向かって全力に努力するヴィンセントは、誰よりも優等生であり適正者であると感じていたのだと思います。
そしてその夢を壊したくない、そしてその夢を実現させてあげたい。という想いと共に、いつしかヴィンセントの夢がユージーンの新たな夢にもなったのかもしれません。
単なる自殺ではなく、身元がバレないように焼身自殺を行なったヴィンセント。きっとヴィンセントはユージーンの魂と共に夢の宇宙へと飛び立ったのだと思います。夢にすべてをかけた男、そして夢を追う男にすべてを与えた男、どちらの姿もとても美しかったです。
- Comment(18)
- [ SF ファンタジー映画 ] SF 近未来
パッチさんの感想を拝見して
ストーリー全体のイメージがだいたい把握出来ました。
私はこういうタイプの映画は観ていませんが、
サイエンスの、サスペンス、ヒューマン要素
と何だか緊迫する映画のようですね!
話は反れますが、医者に余命○○年です!とか、
この怪我では一生車椅子を余儀なくされるでしょう・・。
なんて宣告された患者がその医者の判断とは180度転換した
素晴らしい立ち直りを見せて、病気や怪我を克服した・・なんていう話がよくありますが、この映画の要素もこんな人間の潜在能力に関与した物語なのでしょうかね・・。
何が何でも、目的を達成してやるぞ!という強いエナジーの前には何物も邪魔出来ないパワーがあり、壁や困難も避けて通るしか無くなるのでしょうね。
機会があったら、観て見たい作品です。
では^^
- 2007/03/30
- ぴーちさん
こんばんは、ぴーちさんっ♪
コメントありがとうございますっ♪
この映画は近未来という設定で、人間の評価が全て「遺伝子」の情報によって左右されるんです♪
そして「適正者」と「不適正者」に分けられるんです♪
簡単にいうと「すぐれた人間」と「普通の人間」といった感じです♪
ただ遺伝子操作で簡単に「適正者(すぐれた人間)」を作ることができるので、自然のまま生まれた人間はたいていが「不適正者(普通の人間)ということになるんです♪
自然のまま生まれた不適正者が、適正者にしかなれない宇宙飛行士を目指す物語です♪
患者さんが努力の結果、すばらしい回復を見せるといった「努力さえすれば夢は叶う」といった部分はこの映画のポイントかもしれません♪
ただ近未来では何もかもが「遺伝子」によって判断されるので、努力といったものはそれほど重要視されていないんです♪
例えば、スポーツにおいてスカウトの人は選手のプレイを観て、すぐれた選手かどうかを判断しますけど、この映画の中ではスカウトの人は選手がどんなプレイをするかなんてどうでもいいんです♪その選手の遺伝子情報だけあれば判断できてしまうということなんです♪なので努力した結果を見せることもできない社会なんです♪
もし設定が現在なら「体の弱い男が宇宙飛行士を目指す感動映画」といった感じになるんでしょうけど、設定が「遺伝子」が全ての近未来なので、SFとサスペンス要素の入った作品になっています♪
少し難しい設定と内容になっていますのでうまく説明できないですけど、画期的な設定でおもしろいですよっ♪
それにピクセルさんもこの映画の紹介をしていますよっ♪
また機会がありましたら観てください(^^)
- 2007/03/30
- パッチさん
パッチさんも全て鑑賞なされたんですね。
パッチさんも仰っていますが、適性者とは実は必死で努力する人のことのように僕も思えました。
話は少し変わりますが、
パッチさんは泳ぐことはお好きでしょうか?
僕は得意と言う訳ではないですが、泳ぐのが好きで一時期スポーツ・ジムのプールに、週に何度か通っていた時期があります。
その泳ぎにハマっている最中、僕の中で、泳ぐことと生きて行くことは少し似ているのかな?と感じた瞬間がありました。
この映画ガタカも、僕の勝手な解釈ですが、遠泳と人生をかけているように思えました。
うまく説明できないですが、遠泳シーンが結構好きなシーンです。
違う記事のコメントになってしまいますが、フランク・ダラボン監督良いですね。僕も観てみたくなっちゃいました♪
それと「マジェスティック」未見なので、機会を見つけて鑑賞してみたいと思います。
- 2007/03/30
- ピクセルさん
こんばんは♪
コメントありがとうございますっ♪
はいっ、やっと全編通して鑑賞することができました♪
適正者とはまさにそうですねっ♪
遺伝子では計り知れない部分が人間にはあるんですよねっ♪
努力をする人こそ適正者なんでしょうねっ♪
私は泳ぐことが特に好きというわけではないですけど、スポーツは好きですよっ♪
泳ぐことと生きて行くことが少し似ているんですか?
そう考えるとプールよりもゴールのない海での遠泳などの方がより似ている部分があるのかもしれませんねっ♪
私もこの「ガタカ」の一番伝えたいものは遠泳のシーンにあると思いました♪
理由は違いますけど、遺伝子で優劣が判断される社会での遠泳の勝負♪
「本当の適正者とはどういう人なのか」ということが伝わってきた気がします♪
「マジェスティック」観てないですか?
ぜひ観てください♪とてもすばらしい作品ですよっ♪
ジム・キャリーのすばらしい演技が観れると思います(^^)
- 2007/03/30
- パッチさん
丁寧な解説をありがとうございます。
映画全体、いえ何事もそうでしょうけど、
実際にその『映画』を鑑賞してみないと
本当の意味での解釈は出来ないでしょう。
けれどお話を伺っていると人間は想像する力を
持っていますから、自分の今までの体験やら
過去に見たその出演者の演技の様子、
ストーリーの流れ・・・etcなどを考慮すると
なるほど・・・全体の大まかなイメージが浮かんできて
そのイメージを抱いたまま、実際に『映画』を拝見した時に
自分の抱いたイメージと実際の『映画』のイメージに
どれだけの格差が生じたか・・という観点から
映画を楽しむことも、また映画をこれから楽しもうという意味では良い事でしょうね!と、まあ一言で済ませば良い言葉をずるずるとここまで引きずって書いてしまいまして、すんません(汗)
遺伝子だけ・・という事はそれこそ自身では変えられない運命的な問題ですね・・。
ピクセルさんもご紹介されていたんですかっ!
それは存じませんで、ご親切にありがとうございます。
私はピクセルさんの所でも書いたように、
余り人のブログの探索をマメにするタイプではないので
平気で「あ、こんな所にこんな物があったんですね^^」なんて
言ってしまいます(笑)というか、そういう風に余計な物を見ないようにしています。以前、色々とトラブルに遭遇してきた経験から、その人の記事対自分のコメントに徹しようと、それ以外の事に首を突っ込むとトラブルの元になるので・・。(例えば、お友達に関しても)
長々と・・・すんませんです。
ではまたおじゃまいたしますね!
- 2007/03/31
- ぴーちさん
こんばんは、ぴーちさんっ♪
いつもコメントありがとうございますっ♪
そうですよねっ♪
映画というものは映像や音楽、俳優の演技、カメラワークなどいろんな要素の詰まっているものなので、本当の解釈というのは鑑賞してみないとわからないですよねっ♪
それは映画の紹介をしていてよく思います♪
私の映画紹介によって築かれたイメージと、実際の映画にどれほど近寄せれるかというのがテーマかもしれませんねっ♪
まずは作品に対して興味を持ってくれるような映画紹介をしていかないとダメですねっ♪
がんばっていかないとっ(^^)
はいっ、ピクセルさんも紹介されていましたよっ♪
まぁでもそれほどブログの隅々まで見ることは少ないかもしれませんねっ♪
私の場合はやはり同じ映画ブログということで、ピクセルさんはどんな映画を紹介しているのかなぁとか、どういう映画が好きなのかなぁとかけっこう見たりしますよっ♪
あと、以前ピクセルさんの「ガタカ」の記事にコメントを残していたのでよく覚えてましたっ♪
以前トラブルがあったんですねっ♪
やはりそういうことがあると、どうしても避けてしまいますもんねっ♪
でも全然いいと思いますよっ♪
まず文章だけの付き合いというのは本当に難しいですもんねっ♪
きちんと伝えるのさえ難しいのに、例えば誤解とかの状況になるとさらに難しくなりますもんね♪
ただ私のブログの場合は隅々まで見ていいですよっ♪
というかすべての映画記事やみなさんのその作品に対してのコメントを見たくなるような紹介を目指してがんばりないとっ(^^)
もしそんなぴーちさんが隅々まで見てしまうということは、とても魅力のあるブログということですもんねっ(^^)
- 2007/04/01
- パッチさん
バッチさんの感想にあった
遺伝子操作が可能になった近未来の社会で「宇宙飛行士を夢見て目指す物語」 に惹かれて さっそく観て見ました♪
とても見ごたえがあって楽しめました。
実際に近い将来起こりそうな問題ですね。 親の思う 健康で より優れた遺伝子を持った子が欲しいという気持ちも最もで
それによって 優秀な遺伝子を持つ「適正者」と「不適正者」に分けられた差別社会・・・自分の未来が 確率で決まってしまったら・・・怖いです
兄弟の関係も「適正者」の弟と「不適正者」の兄から 追うものと、追われるものになってしまったりで 興味深かったです
でも、そんな社会の中で夢を叶える努力がよかったです。
主人公が「ガタカ」で掃除をしている時、窓ガラスを拭いて「いつか自分があそこを通ったとき良く見えるように」って 希望があってとても好きです。
無駄な場面の無い 静かな雰囲気もとても 良かったですね。
夢が叶って宇宙飛行士になり宇宙に行った主人公は その後も「適正者」として生き続けるのか?何だかそんな事まで気になる映画でした♪
- 2007/04/03
- みつきさん
こんにちは、みつきさん♪
コメントありがとうございます♪
私の紹介がきっかけで鑑賞されたんですねっ♪
とても嬉しいです♪
この「遺伝子が全ての社会」というのは近いうちに起こりそうな感じですよねっ♪
やはり親というのは子供に健康で元気でいてほしいという想いがありますから、もし遺伝子操作ができるのであれば、遺伝子操作が当たり前になってしまうかもしれませんねっ♪
その結果、すぐれた遺伝子を持つ者(適正者)と普通の遺伝子を持った者(不適正者)との間に差別が生まれてしまうというも実際に起こってしまいそうで怖いですねっ♪
もともと小さいときから宇宙飛行士になりたいという夢があったんで、ガタカでの清掃の仕事のときに、より夢への想いは強くなったんでしょうねっ♪
「いつか自分があそこを通ったとき良く見えるように」という言葉はよかったですねっ♪
夢への想いが伝わってきましたっ♪
宇宙に行ったあとどうなったんでしょうねっ♪
私も気になります♪
この映画『ガタカ』、みつきさんに気に入ってもらえたみたいでよかったです(^^)
- 2007/04/03
- パッチさん
これは面白い作品でしたね!
でも悲しさがあふれてくるところもあり
近未来の世界に冷たさを感じ
なんか切ない思いも感じられました。
やっぱりこれも差別社会ってことになりますものね。
私もいつばれるかハラハラドキドキしっぱなしでしたよ。
- 2007/04/05
- ジュンさん
ジュンさん、こんばんは♪
コメントありがとうございます♪
そうですねぇ♪これはおもしろかったです♪
近未来の社会の雰囲気が冷たかったですねっ♪
人間味のない世界というか、少し人の個性というものがない世界で、夢へと向かってがんばる姿はよかったです♪
私もハラハラしてました♪
いつバレてもおかしくない感じでしたもんねっ♪
でも素敵な作品でしたっ♪
設定もおもしろかったです(^^)
- 2007/04/05
- パッチさん
やっと、この映画鑑賞する事が出来ました^^
随分と遅くなってしまいましたが、最初のイメージ
とは随分違かったな。。。というのが正直な所です。
というのも、もうちょっと重厚感があり、涙が出るような
感動作かと思っていたんです。
ところが、少しだけサスペンスの要素もあり
人間模様も十分書かれていて、
この映画の訴えたいメッセージというのが
すごくストレートに伝わってきて、優れた作品だと
感じました。
ユマ・サーマンは、やはりキレイな女優さんですよね。
パルプ・フィクションのミアの役には劣る感じですが・・
(黒髪のボブが良く似合います)
それにジュード・ロウが変に気障な役じゃなくて
良かったです。
では、では^^
記事をUPしたら、TBよろしくお願いいたします
応援☆
- 2007/11/25
- ぴーちさん
こんばんは、ぴーちさん。
コメントありがとうございます。
ぴーちさんも鑑賞されたんですねっ。
宇宙飛行士になりたい男が宇宙飛行士を目指す映画ということで、一見感動を誘うような感じがしますもんねっ。
おそらく設定が現在であれば、感動の作品になっていたのかもしれませんねっ。
未来ということですべてが遺伝子で決められる世界、夢を見るということが意味を成さない世界、そんな世界で情熱を持ち続けることがすごいと思いました。
伝えたいメッセージというのが要所要所に散りばめられていて、セリフや行動の裏に隠されているものを読み取ってくださいといったシーンがけっこうありましたねっ。
ラストの方で宇宙に旅立つ前に「不適正者」と表示されたシーンでの会話が好きです。
出演者も豪華でユマ・サーマン、ジュード・ロウが脇を固めていますねっ。
ユマ・サーマンは魅惑的な役を演じたときに、より彼女の魅力が溢れて
くるのかもしれませんねっ。
ジュード・ロウはいつものスマートさに、元スポーツマンという設定と、適正者であるからこそ持つ現状に対するもどかしさというのが加わっていたので、より魅力が出ていたかもしれませんねっ。
はいっ、トラックバック大歓迎です。
いつも応援ありがとうございます(^^)
- 2007/11/25
- パッチさん
この映画は、人の能力や人生は、遺伝子で決まるものではなく、夢の実現を願う思いが、いかに大切であるがということを教えてくれるSFドラマの傑作だと思います。
そして、優秀な遺伝子の元に生まれながら結果を出せず、結局他人に自分の能力を提供することによってのみしか自己実現できないジェロームを演じたジュード・ロウの演技が実に見事でした。
遺伝子という新しい視点からのテーマを扱ったとても興味深い作品です。
もっと多くの人に観てもらいこの映画の評価が上がることを期待したいですね。それだけの価値のある素晴らしい作品だと思います。
ということで、これからも宜しくお願いします。それとTBもお願いします。
- 2008/07/27
- ホーギーさん
こんばんは、ホーギーさん。
コメントありがとうございます。
この映画、設定もほんとによくておもしろい内容でした。
遺伝子によってすべてが決められる社会、その中で夢を目指している姿はとてもよかったです。
遺伝子情報を誤魔化してるところも、興味深かったです。
水泳対決はよかったですよねっ。
才能と努力の戦い、そして努力が勝つところがよかったです。
感動的でした。
あとそんなイーサン・ホークを支えたジュード・ロウもよかったですねぇ。
ほんとにすばらしいSF映画だと思います。
トラックバックありがとうございました。
ご訪問ありがとうございます(^^)
- 2008/07/28
- パッチさん
たった今この映画のDVD観終えました!
とても面白かったです!!
パッチさんの解説に目を通してから観たんですけど、殺人事件を調べている刑事が、実は弟だったと知った時はびっくりしました。
その後2人でまた海での水泳で競い合い、ヴィンセントがまた勝つところは良かったです!
あとパッチさんも解説で書かれているように、レイマー医師が「息子が君のファンなんでね」と言って見逃してくれるところは良かったですね!!
ユージーンが自殺するところは辛かったです。ものすごいすばらしい遺伝子を持ちながら、挫折から立ち直れない悲しみが伝わってきました!
今日はこの映画を観る前に、「アンドリューNDR114」も観ました!
こちらも大正解の映画でした!
ロボットでもだんだんと感情を持つようになるのは、全然ストーリーは違いますが、ふと「ステルス」という映画を思い起こしました。
今日も一日2本の映画を観て、両方とも良かったので、大満足です!
やはり、パッチさんのオススメはハズレがないですね!!
これからも、サスペンスだけでなく、他のジャンルの映画のオススメも参考にさせていただきますね!!
またオジャマします!!
- 2011/05/20
- マサカズさん
こんばんは、マサカズさん。
コメントありがとうございます。
今日も2本の映画を鑑賞されたんですねっ。
お疲れさまです。
この「ガタカ」を楽しんでいただけたみたいで良かったです。
弟との遠泳対決はいいですよねっ。
遺伝子だけではわからない、計れないものがあるということを
あの勝負で弟は感じたと思います。
そしてレイマー医師の「息子が君のファンなんでね!」というセリフはしびれます。
好きなシーンです。
あとラストのユージーンは悲しいですよねぇ。
ただ彼の水泳選手としての夢は終わりましたが
ヴィンセントが宇宙飛行士になる夢を叶えたことにより
ユージーンの遺伝子の素晴らしさが証明されましたし
努力を惜しまず夢へ向かって突き進むヴィンセントを一番近くで見ていて
きっとヴィンセントの夢がユージーンの夢へと変わっていったのだと思います。
2人ともがかっこよく見えました。
「アンドリューNDR114」も楽しんでいただけたようでよかったです。
「ステルス」も戦闘機が感情と意志を持ち暴走を始めるところから物語が始まりますもんねっ。
「ガタカ」とはまた違いますが、アンドリューも夢を叶えるために必死に努力するところは
素敵ですし感動させられます。
いえいえ、ハズレもあると思いますよっ。
映画紹介はしたものの、ちょっと削除したいなぁなんて思うものもあるので
もしハズレのものを鑑賞されましたら許してくださいねっ。
あと「デスペラード」はストーリーよりもかっこよさ、そして「ラウンダーズ」はマット・デイモンの映画は何でも楽しめる私のおすすめですので
もし鑑賞される時はあまり期待せずに観てくださいねっ。
はいっ、いつでもお待ちしております。
ご訪問ありがとうございました(^^)
- 2011/05/20
- パッチさん
自分が今まで見たSF映画の中でもかなり出来の良い部類に
入ります・・・とゆうか世界観はSFですが中身は人間ドラ
マなので良い意味で肩透かしを食うとゆうか、ちょっとユニ
ークな作品ですよね。
SF作品にありがちな特殊効果的な派手さは無くとも淡々と
描かれるハードボイルド的な作風で物語後半から静かに胸を
打ち感動を与えてくれます。
この監督さんの目下最新作にあたるガタカの作風を継承する
ような作品『TIME』もとても面白かったです。最後の流
れがちょっと強引で安直だったのが悔やまれますが・・・
次回のSF作品も期待できる監督さんですね。
失礼致しました。
- 2013/07/18
- nipagoさん
こんばんは、nipagoさん。
コメントありがとうございます。
nipagoさんのお好きな作品なんですねっ。
そのような作品をご紹介できて良かったです。
私も大好きな作品で
キャストも素晴らしいですし
ストーリーがよくできているなぁと思います。
確かにSFという世界観の中でドラマが繰り広げられていますねっ。
SF映画が苦手という方でもおすすめできる作品だと思います。
あと「TIME」は鑑賞していないので観てみたいです。
ご訪問ありがとうございました(^^)
- 2013/07/19
- パッチさん
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