薔薇の名前
2007.02.02

1327年、北イタリアのベネディクト修道院にフランチェスコ派の修道士ウィリアム(ショーン・コネリー)とその弟子アドソ(クリスチャン・スレイター)が、会議の出席のためにやってきた。しかし、そこで連続殺人事件が起きたことから、ウィリアムは究明に乗り出すことになるが…。
ウンベルト・エーコのベストセラー小説を『愛人ラマン』などの名匠ジャン=ジャック・アノー監督のメガホンで映画化したミステリ映画。中世ならではのアイテムが次々と繰り出されることで、暗黒の時代色が巧みに醸しだされるとともに、観客を不可思議な迷宮へと誘う演出が。S・コネリーは、80年代の彼の代表作といっても過言ではない名演を見せてくれる。残酷かつ狂気に満ちながらも、どこかユーモラスな、超逸品のエンタテインメントである。
【 出演 】
ショーン・コネリー, クリスチャン・スレーター, F・マーレイ・エイブラハム
【 監督 】
ジャン=ジャック・アノー
【 感想 】
この映画『薔薇の名前』をみなさんは観たことありますか?この映画はフランス、イタリア、西ドイツの合作映画でウンベルト・エーコの同名小説「薔薇の名前」の映画化です♪
ウィリアム(ショーン・コネリー)とアドソ(クリスチャン・スレーター)
主役はショーン・コネリーで、彼は謎を解く名探偵の役(ウィリアム)を演じています♪そのショーン・コネリーの弟子役(アドソ)としてとても若いクリスチャン・スレーターが演じています♪このウィリアムとアドソのコンビは、「名探偵ホームズ&ワトソンくん」の関係に似ているように思えます♪


「修道院」を舞台にキリスト教関連の連続殺人事件
舞台は修道院ということで、キリスト教関係の用語がたくさん出てくるのでとても難しかったです♪でも「ダ・ヴィンチ・コード」のように完璧にキリスト教の謎を追求していく物語ではなく、「薔薇の名前」ではキリスト教という宗教を背景に置きつつ、ある連続殺人事件の謎を主に解いていくといった感じなので、それほど知識がなくても楽しめるとは思います♪もちろん舞台は修道院でありキリスト教が絡んでいる連続殺人事件なので、知識があるとより楽しめると思います♪


極上のミステリー
極上のミステリーといった感じのこの映画♪とても楽しむことができましたっ♪ウィリアム(ショーン・コネリー)の頭の良さ&推理力がほんとにかっこよかったです♪どんよりとした空気に包まれた修道院で起こった連続殺人事件ですけど、ウィリアムの推理により少しずつ謎が解けていく感じが好きですねぇ♪それに単純に連続殺人事件のサスペンス映画とは違うんですよねっ♪その背景にはキリスト教というものがあって、教皇の権力がいかにすごかったか、王を破門することができるほどですからキリスト教がいかに権力を握っていたかというのがよくわかりましたっ♪それはこの連続殺人事件の真相からも知ることができますよねっ♪
みなさんは犯人を当てることができましたか?犯人当ても楽しめますが、「なぜこの連続殺人事件が起きたのか?」という部分でも楽しめます。


タイトル「薔薇の名前」の意味・・・
タイトルである「薔薇の名前」は実際どういう意味なんでしょう?きっとアドソが愛した名の無い女性のことを「薔薇」と呼んでいるんでしょうねっ♪女性を「花」に、そして美しいということで「薔薇」に例えたんでしょうか?「薔薇の名前」というタイトルにはどういう意味があるんでしょうねっ♪
*** ユウ太さんのコメントより引用 ***
監督のジャン・ジャック・アノ−の完璧な演出と拘った制作熱意(衣類、小物、美術まで中世当時の物を再現したようです。)となんと言っても重厚な演技で見事ウィリアムを演じたショ−ン・コネリ−を観るだけでも価値があると思いますね。ある程度の知識があったほうがより堪能出来ると思いますが、暗く、深い、息苦しくなるような雰囲気の中、豊富な知識と推理で明確な答えを導き出すウィリアム(コネリ−)と、それを慕う若いアドソ(スレ−タ−)の捜査と脇を固める異常な修道士達を観て一気に中世の時代へと引き込まれてしまうと思います。あの迷宮のような修道院を観るだけでも楽しめると思いますね。
タイトルの「薔薇の名前」は劇中にもありましたが
「stat rosa pristina nomine nuda tenemus」
ラテン語で直訳すると「〜枯れても なお残るは 薔薇の名前〜」とありました。作者のウンベルト・エ−コの記号学者的理論のようですが 「薔薇(身体)は枯れて朽ち果てても 名前(表現や精神、理論)はこの世に残る」 みたいな事が何処かにレポしてありました。それと本や理論などに翻弄される様子を「薔薇の名前」と言っていたともありましたね。
しかしこの作品においては微妙に違うようで、残念ながらDVD版ではカットされてしまったみたいですが、最後のアドソの台詞に「薔薇の名前は神の名付けた名 私の薔薇は名も無き薔薇」とあったのですね。これが無いと印象が大分違うのですが・・・
アドソは村の名前もない貧しい少女「名も無き薔薇」に恋をしていたんですね。
しかしこれもまたかなり深いです。
「ダヴィンチ・コ−ド」を観た方は分かるかも知れませんが、キリスト教の言葉で「ロ−ズ」と入った言葉は幾つかあるようですし(ロ−ズラインとか)宗教的に中世当時は「薔薇」と言うワ−ドは深い意味として色々使われていたのでしょうね。
本当に一級のミステリ−だと思いますね。素晴らしい作品だと思います。
ユウ太さんの「薔薇の名前」の映画紹介はこちら
サスペンス映画というものは1度観ると満足してしまう部分があるかもしれませんけど、この映画は何回観ても楽しめるんじゃないかなぁって思います♪というのも、犯人当てといったものだけでなく楽しめる要素がたくさん詰まっているからだと思います♪
「薔薇の名前」のDVD・原作本・コレクション
監督・出演者の作品一覧
コメント(6) | トラックバック(0) | [サスペンス]サスペンス・ミステリー
ある程度の知識があったほうがより堪能出来ると思いますが、暗く、深い、息苦しくなるような雰囲気の中、豊富な知識と推理で明確な答えを導き出すウィリアム(コネリ−)と、それを慕う若いアドソ(スレ−タ−)の捜査と脇を固める異常な修道士達を観て一気に中世の時代へと引き込まれてしまうと思います。あの迷宮のような修道院を観るだけでも楽しめると思いますね。






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