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ペイ・フォワード / 可能の王国

2006.08.22

映画「ペイ・フォワード」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、なにをする?」そんな社会科のシモネット先生(ケビン・スペイシー)の問いかけに、中学1年のトレバー( ハーレイ・ジョエル・オスメント )は、きわめてシンプルかつユニークなアイデアを思いつく。しかもそのアイデアは、勇気を出せば誰もがすぐ実行できる、簡単なこと。ところが母親をはじめ、大人たちはなかなかそれを行うことができない。しかしそのアイデアに、本当に世界を変えるかもしれない可能性が出てきた。
 現代人の癒しを1つのテーマとする、ミミ・レダー監督のヒューマン映画。芸達者な名優たちの競演も見ものである。ラストで合唱されるジェーン・シベリーの「コーリング・オール・エンジェル」の美しい響きも印象的だ。

 【 出演 】
ケビン・スペイシー, ヘレン・ハント , ハーレイ・ジョエル・オスメント

 【 監督 】
ミミ・レダー



 【 感想 】

 この映画「ペイ・フォワード / 可能の王国」をみなさんは鑑賞されたことがありますか?誰もが幸せになれる、そんな映画です。観終わったあとにはきっと涙を流していると思います。感動映画がお好きな方はぜひ鑑賞してもたいと思います。

少年トレバー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)の世界を幸せにするアイデア


 「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、なにをする?」という問いにあなたならどう答えますか?とても難しい質問ですよねっ。個人でできるで思いつくことといえば、エコ活動だったりボランティア活動のようなことかもしれません。しかし、この映画の主人公である少年トレバーは素晴らしいアイデアを出すのです。

画期的なアイデア

 もし誰かに何かをしてもらったとき、普通はその人に対してお返しとして何かをしてあげますよねっ。これを「ペイ・バック」と言いますが、トレバーのアイデアは違うのです。誰かに何かをしてもらった時に、その相手に何かを返すのではなく、別の3人に何かをしてあげるのです。これを「ペイ・フォワード」といいます。

 このアイデアはほんとに画期的だなぁと思いました。実行出来る出来ないは置いといて、もしこれは実行されれば幸せの輪が広がっていき、世界の方々が幸せになりますもんねっ。その最初の出発点として発案者のトレバーが3人の人に善意のバトンを渡していきます。

 素晴らしい方法を考え付いた少年トレバーを子役として素晴らしい活躍を魅せるハーレイ・ジョエル・オスメントが演じています。ほんとに彼は大人顔負けの演技をしていて、少年らしい一面を魅せながら冷静で知的な感じの少年をうまく演じていたと思います。

1つ目の善意 「路上生活の人に社会復帰のチャンスを与える」


 トレバーは河川敷で見かけた職のない薬物中毒の男(ジェームズ・カヴィーゼル)を家に招き入れ、食事を与え、そしてお金を与えたのです。かなり勇気のいることですし、お金の額はわかりませんが子供にとってはかなりの大金だったと思います。

 このトレバーの行動は一歩間違えれば身の危険があったとは思いますが、ちょっとした善意ではなく自分にとって少しキツイ、しかしまぁ大丈夫といったぐらいの精一杯の善意だからこそ意味を成す計画なのだと感じました。恩恵を受けた路上生活の男が、トレバーの母親の車を修理するというペイ・フォワードをしたのも素敵でした。

 路上生活をしていた男をジェームズ・カヴィーゼルが演じていましたが、個人的にけっこう好きな俳優さんです。主役を演じていた「シン・レッド・ライン」で彼を知りましたが、彼の表情が好きです。「オーロラの彼方へ」などでもいい演技をしていたと思います。

2つ目の善意 「シモネット先生(ケビン・スペイシー)に母を紹介する」


 トレバーが通う学校の社会科を担当しているシモネット先生(ケビン・スピイシー)。独身である彼にトレバーは自分の母親を紹介します。ただ、いつも冷静で知的な雰囲気の漂うシモネット先生に対して、トレバーの母親アーリーンはアル中で気性の激しいという真逆の性格、なのでなかなかうまくいきません。

 このシモネット先生と母親アーリーンをくっ付けようとするキューピット作戦は本作の中でもけっこう時間を割いています。2人とも好きという感情は持っているものの、なかなかお互い素直になれない感じがもどかしく感じました。でも、そんな2人を応援するトレバーの甲斐もあって、2人が一緒になった時は嬉しかったです。

シモネット先生(ケビン・スペイシー)の過去


 シモネット先生の顔にはひどい火傷の痕があります。なぜ火傷の痕があるのか?シモネットはトレバーの境遇と似た過去を持っており、暴力を振るう父親によって火をつけられてしまい、その時に負った火傷の痕が今でも残っているということなんですねっ。この話はとても悲しかったです。

 だからこそ、アル中で暴力を振るっていたトレバーの父親が戻ってきた時には、誰よりもトレバーの気持ちを理解していたので、元夫とよりを戻そうとするアーリーンに反対していたのです。

 シモネット先生をケビン・スペイシーが演じていましたが、過去の体験を話している時のケビン・スペイシーの演技はほんとに素晴らしかったと思います。恐怖と怒り、そして悲しみという感情はとてもよく表現されていました。やっぱりケビン・スペイシーは演技がうまいですねぇ。

アーリーンから母親(トレバーの祖母)に対する善意


 アーリーンが母親、つまりトレバーのお婆ちゃんに対して善意を渡すシーンはとっても感動しました。アーリーンと同じくアル中の母親、その母への善意は「許す」ということでした。許すという行為、深い溝があればあるほど難しいことだと思います。これはジーンときました。

3つ目の善意 「いじめられている友達を助ける」


 何度か試みていたがなかなかできなかった善意、トレバーは勇気を振り絞っていじめっ子に立ち向かいます。しかし、トレバーはナイフで刺されてしまうんですよねぇ。これはショックでした。刺してしまったいじめっ子もおそらく脅すことが目的で刺すつもりは無かったと思います。

 そして傷を負ったトレバーはそのまま息を引き取ってしまいます。悲しむアーリーンとシモネット先生、ほんとに心が痛かったです。

広がるペイ・フォワード


 善意を広めていくというペイ・フォワードの行動。この行動はテレビで放送されたことによりトレバーの死を知り、トレバーのアイデアと行動によって善意を与えられた人たちがトレバーの家に集まります。

 このラストは本当に感動しました。小さな子供が行なった行動が、全国へ広まっていったんですよねぇ。流れる音楽もまた感動を誘い、最後は涙していました。

映画「ペイ・フォワード」のDVD・本・小説

最初「ペイ・フォワード」ってなんのこっちゃ?って思ってましたけど、これは素晴らしいアイデアですね。
チェーンメールなんかやってないで「こっちやれ!」ってかんじです(笑)

ジェーン・シベリーの「コーリング・オール・エンジェル」が流れるラスト。これはある意味反則です!(T_T)

しかしハーレイ・ジョエル・オスメント君、子役でイメージ出来ちゃってるので大人になったらどんな感じなんでしょうね。違和感ありまくりになりそうです(笑)
  • 2006/08/23
  • らいさん
 【らいさんへ】

コメントありがとうございます♪
このアイデアは本当に画期的ですよねぇ♪人々を幸せにする最高のチェーンメールみたいなもんですね♪

ラストの音楽はほんとに泣かしてくれますよねぇ♪
子役でブレイクしちゃうと、どうしてもその役のイメージが大人になってもついてしまいますもんねぇ♪
この先、今までにない役をやった時には要チェックですねっ♪
  • 2006/08/25
  • パッチさん
こんにちは~
わたしも記事書いたのでTBよろしく。
この作品再見したところ、初めの印象と違い
すごく感動しました。
名優揃いで熱演が印象に残ります。
良い映画でした。
  • 2007/09/05
  • ワトソンさん
 【ワトソンさんへ】

こんにちは、ワトソンさん♪
コメントありがとうございます♪

2度目の鑑賞で印象が変わったんですねっ♪
私もとても感動した作品です♪
ケビン・スペイシーは大好きな俳優さんなので、もう少し出番が多かったらなぁって思いました♪
ほんとに名優揃いですねっ♪

トラックバック大歓迎です♪
  • 2007/09/06
  • パッチさん
こんにちは、パッチさん。お久しぶりです。
ペイ・フォワード。なかなか面白いテーマの映画ですね。
ハーレイ君は子役なのに、あのセリフの数々を考えると
どこか大人びたイメージを持ってしまいますね。

ラストの死んでしまう展開が
どうしても納得がいきません。

最近ハーレイ君の噂を聞きませんが
いったい、どうしちゃったんでしょう?
  • 2009/06/17
  • 180tcpさん
 【180tcpさんへ】

こんばんは、180tcpさん。
コメントありがとうございます。

この映画はほんとにすごい画期的なテーマを扱ってますよねっ。
恩を返すのではなくて、次に回すというのはすごいアイデアだと思います。
これがすべての人ができれば、きっと世の中幸せになりますよねっ。
ハーレイ君はどこか落ち着いた雰囲気がありますもんねっ。
ほんとは無邪気な子供だったら・・・すごい演技力ですよねっ。

ラストはどうしてもショックですよねぇ。
何とかならなかったのかなぁと思いましたが、
あの展開だからこそのラストの感動だったのかもしれませんねっ。

ハーレイ君は今何をしているんでしょうねぇ?
学業?なんですかねぇ?
でもやはり素晴らしい演技力を持っているので、
この先もいろいろな演技をしてもらいたいです。

ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2009/06/17
  • パッチさん
ペイ・フォワードは素晴らしい作品ですよね。
私が一番好きな作品です。
特に、シモネット先生が「社会はきみたちに何を期待している?」という問いにトレバーが「なんにも」と答えるシーンがとても印象に残っています。一人が始めたことが広まっていくのが手にとるように見え、どんどん引き込まれていきました。
この作品を好きと言ってくれる人がいてよかったです!
  • 2009/12/09
  • yuuさん
 【yuuさんへ】

こんばんは、yuuさん。
コメントありがとうございます。

この「ペイ・フォワード / 可能の王国」はほんとに素晴らしい映画だと思います。
そしてyuuさんにとって一番好きな作品というのも納得です。

シモネット先生が「社会はきみたちに何を期待している?」というシーンはちょっと思い出せないですが、
トレバーを演じたオスマント君はほんとに素晴らしい演技をしていたと思います。

そして、彼の起こした行動は素晴らしいですよねぇ。
どんどんと恩恵を別の人に与えていくというペイ・フォワードが広がっていくところは素敵でした。
これこそ世界を幸せにする方法ですよねっ。

こちらこそyuuさんがお好きな作品をご紹介できてよかったです。
ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2009/12/09
  • パッチさん
初めましてパッチさん♪
私は感動映画や社会派映画が好きなのですが、数多くある作品の中からどの作品を選んでいいのか分からずいつも悩んでいます(^_^;)
でもパッチさんや他の方々のコメントを拝見させてもらい、『ペイフォワード/可能の王国』を観てみたいと思いました。
ストーリーがとても良く分かり、『私が観たかった映画はコレだ!』と思いました♪
まだ観てもいませんが、ストーリーを知っただけでグッとくるものがありました。
すぐにでも観ようと思います♪
とても参考になりました(^_^)ありがとうございました♪
  • 2011/12/15
  • ショウさん
 【ショウさんへ】

はじめまして、ショウさん。
コメントありがとうございます。

やっぱり映画というのは数え切れないほどありますので
レンタルなどをする際にすごく悩みますよねっ。
なのでショウさんのお気持ちすごくわかります。

少しでも当サイトがお役に立ててとても嬉しいです。

「ペイ・フォワード 可能の王国」はすごく感動させられる作品ですので
感動映画がお好きなショウさんも楽しんでいただけると思います。
これから鑑賞される予定ということで
ショウさんにとって大切な1本になれれば嬉しいです。

いえいえ、こちらこそ参考にしていただきありがとうございました。
ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2011/12/15
  • パッチさん



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  • ペイフォワード
    出演: ハーレイ・ジョエル・オスメント   ケビン・スペイシー    ヘレン・ハント   ジム・カヴィーゼル   アンジー・デッキンソン 監督: ミミ・レダー 時間: 124 分 ヒューマンラブストーリ
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