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ザ・ハリケーン

08.10

映画「ザ・ハリケーン」


 【 ストーリー・あらすじ 】

 デンゼル・ワシントン演じる天才ボクサーのカーターは、キャリアの絶頂で、冤罪によって投獄され、終身刑を言い渡される。ところが、牢獄で書き上げた自伝に影響された少年が、カーターを助けようと動き出す…という実話の映画化。
 牢獄でも囚人服を拒否し、常に誇り高く振る舞うカーターが、じっと苦境に耐えながら、希望を信じる姿に心震える。主人公と少年の友情を軸に、人種差別の醜さ、冤罪の恐ろしさをじっくり描いたのは「月の輝く夜に」などの名匠ノーマン・ジェイソン監督。デンゼルが出演を熱望した作品だけあって、ボクシングシーンは27キロ減量して挑戦。絶望と希望の間で揺れ動く主人公を渾身の演技で見せている。

 【 出演 】
デンゼル・ワシントン

 【 監督 】
ノーマン・ジュイソン



 【 感想 】

 この映画「ザ・ハリケーン」観たことがありますか?私は実話映画には目が無いので、すぐに飛びついて観てしまいましたっ。それにスポーツ映画が大好きなんです。スポーツ映画の中にはすがすがしい感動がありますもんねっ。でも、この映画でのボクシングシーンはほんの少しなんです。それもそのはず、この映画の内容は裁判・法廷映画なんです。なので裁判・法廷映画がお好きという方はぜひご覧ください。

天才ボクサー ルービン・カーター(デンゼル・ワシントン)


 デンゼル・ワシントン演じる天才ボクサーのカーターはとても才能あるボクサーだったのですが、彼はある罪で終身刑になってしまいます。ただ彼は冤罪だと訴えているのです。まぁ、罪を逃れるために無実だと訴えるのはよくあることだと思いますが、彼は本当に冤罪だったのです。しかし、もうどうすることもできないのです。

カーター デンゼル・ワシントン

 ちなみにタイトルである「ザ・ハリケーン」というのはカーターのリングネームから付けられています。それにしても映画「アリ」でも思いましたが、デンゼル・ワシントンはボクサーが似合います。ほんとにかっこいいです。だがしかし、今回彼が演じるのは冤罪の受刑者、抑えきれない感情やどこにもぶつけようもない感情など、見事に演じてくれていたと思います。

 あとボクシングシーンはほとんどないのですが、デンゼル・ワシントンはボクシングシーンのために27キロの減量をして臨んだということですから、彼の意気込みが伝わってきます。

冤罪の囚人

カナダに住むレズラ・マーティン


 アメリカから遠く離れたカナダに住むレズラは、カーターが刑務所で書いた自伝本「The 16th Round」を読みます。深く感銘を受けたレズラはカーターと手紙のやり取りを行うのです。そしていつしか手紙ではなく実際にカーターに会いに行って話を聞くに至るのです。これがきっかけとなりレズラとレズラの保護者3人が釈放運動を始めるのです。

感銘を受けた少年

 これはすごいことですよねっ。いくら終身刑の受刑者が無罪だと言っても、そんな簡単に信じれることではありません。もし信じたとしても、カナダからアメリカに移住してまで釈放運動を行うというのはすごいことだと思いました。

 そしてなんといってもレズラの保護者の3人も素晴らしいなぁと思いました。レズラはまだ純粋な子供なので、カーターの言葉に耳を傾けやすいとは思いますが、保護者3人は大人なので、受刑者という偏見を拭い捨て彼の言葉に耳を傾けるというのはとても難しかったと思います。そしてやはり「裁判で出た判決は正しい」という思いも出てきますもんねっ。

少年の保護者

迫り来る圧力


 レズラの保護者3人の計4人、たった4人でカーターの無実を証明すべく過去の資料を集めます。しかし、4人で集めて整理するには不可能なぐらい膨大な量なんです。そして、なんといっても4人ともが素人なんですねっ。弁護士でも何でもない彼らが無実を証明しようと奮闘するには、それだけカーターを信じているからなのです。

 それだけではありません。なんと彼らの行動を邪魔する者たちが現れるのです。簡単に言うと真犯人です。妨害だけではなく、終いには命の危険さえ脅かされることになります。これにも屈せず釈放運動を行うレズラたち、ほんとに尊敬しました。しかし、カーターの気持ちはとても複雑だったと思います。

釈放運動を行う人々

1985年11月7日 判決


 1985年11月7日、連邦最高裁判所で戦いに挑むレズラたちとカーター、なんと結果は有罪判決が覆され、カーターは釈放されるのです。この時はほんとに嬉しかったです。レズラたちの努力が実った瞬間ですねっ。カーターのこの時の喜びと、レズラたちに対する感謝は計りきれなかったと思います。

 なぜレズラたちはカーターを信じることができたのか?それは実際にカーターが無実だったからこそ、人々に信じるという気持ちを与えることができたんだと思います。事実だからこその想いと強い意志が、人々の心を動かすんですねっ。心・意志の強い人を演じるのは、やっぱりデンゼル・ワシントンはうまいなぁと思いました。

裁判の判決

映画「ザ・ハリケーン」のDVD

こちらの作品に誰もコメントしてないなんて信じられなかったので是非とも一言書き込みさせて下さい。

メインテーマ曲として流れるボブ・ディランの『ハリケーン』がとても印象的で、本当にあった事とは信じられない位ドラマティックな物語とゆう事もあって自分の中でも思い入れのある映画のひとつです。

諦めの境地に至ったと自身で思い周りから思われつつも、ひょんな事で光が見えると眠っていたファイターとしての闘志を燃え上がらせるルービン・カーター、それを演じるデンゼル・ワシントンが大変素晴らしいですね。パッチさんに強く同意致します。

何気にレズラ少年の純粋さと、保護者3人の脇役としてなかなかの巧者と思われる役者さん達は観ていて安定感があるのも作品として良くしている理由のひとつだと思います。

この映画の影響で『ハリケーン』が収録されているボブ・デュランのアルバム【欲望】を購入してしまいました、他の曲も大変素晴らしい内容なのでお薦め致します。

デンゼル・ワシントンの代表作としてはなかなか挙げられる事の少ないこの作品、是非とも他の方々にもご覧頂いて評価を上げて貰いたいと願った止みません。

それでは失礼致しました。
  • 2013/07/19
  • nipagoさん
 【nipagoさんへ】

こんばんは、nipagoさん。
コメントありがとうございます。

本作が実際に合ったことだとは信じられないですよねっ。

諦めの境地とはまさにそうだと思います。
人生と夢を大半を奪われてしまったのですから
少年との出会いがいかに大きかったか。

少年と他の3人も色々な妨害や障害を受けながらも
彼を助けたいという一心で
最後まで戦い続けたのは素晴らしいと思いました。

映画音楽とは素晴らしい力を持っていて
思い入れの強い作品であれば
その中で流れてくる音楽を聴くだけで
そのシーンが浮かんできて
鑑賞時の気持ちなどが込み上げてきます。

そういう意味でも
nipagoさんにとって「ハリケーン」は大切な1曲となったんでしょうねっ。

デンゼル・ワシントンは代表作といわれる作品が多いですが
本作も素晴らしい作品ですので
多くの方々に鑑賞してもらいたいですねっ。

ご訪問ありがとうございました(^^)
  • 2013/07/22
  • パッチさん



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  • ブレイク#6ハリケーン
    映画「ハリケーン」のたぶん主題曲「ハリケーン」の入ったボブ・ディランの「欲望」は名作揃いの傑作です。特に好きなのはやはり無実のボクサー「ルービン・カーター」の事件を歌った「ハリケーン」です。他にも「
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  • 2006/08/10