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  2. 2007年04月

クラッシュ

2007.04.30

映画「クラッシュ」


 【 ストーリー・あらすじ 】

 タイトルの「クラッシュ」とは、「ぶつかり合う」こと。肉体的、物理的なクラッシュから、心と心の触れ合いまでが含まれる。「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本家であるポール・ハギスが監督・脚本の本作は、ロサンゼルスでの2日間の人間ドラマを、心に突き刺さるほどの「クラッシュ」とともに描いていく。登場人物は、地方検事とその妻、黒人刑事と同僚でスペイン系の恋人、TVディレクター夫妻、雑貨店を営む家族、鍵の修理屋など、さまざまな階層・人種。職業だ。
 無関係のようにみえた人々が、人種間の偏見、そこから生まれる憎悪が引き起こす事件によって結びつけられる。急展開ながら、登場人物の交通整理のうまさに引き込まれるのだ。警官からセクハラまがいの仕打ちを受けた女性が、その後、彼と思わぬかたちで再会するシーンなど、何カ所か、本当に背筋の奥までゾクッとさせるショッキングな描写もある。俳優たちも、ほかの出演作とは明らかに違う迫真の演技を披露し、最後まで観る者の目を釘付け。全編に漂うのは、いまだに差別に満ちたアメリカの現実だが、ラストシーンでわずかに残される希望が、静かな余韻を残す。

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  • [ ヒューマン ドラマ映画 ] 犯罪 テロ 戦争

ギター弾きの恋

2007.04.22

映画「ギター弾きの恋」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 天才ギタリストだが、プライベートは破滅的というエメット(ショーン・ペン)。彼は、素朴な女性ハッテイ(サマンサ・モートン)と同棲するが、突然、上流階級の女ブランチと結婚。しかし、本当の愛はそこにはなかった・・・。
 秀逸なのは主人公演じるショーン・ペン。どうしようもない自堕落な男が、憎みきれないろくでなしというチャーミングなキャラになったのは、ペンの演技あってこそ。そんなダメ男に献身的につくす、口の不自由なハッティ演じるサマンサ・モートンもかわいい。言葉はなくても愛情たっぷりという、その表情の豊かさには驚くばかりだ。都会のシニカルなコメディが多いウディ・アレン監督が放ったラブストーリーは、ジャズの調べも心地よい、心にじんわり染みわたる傑作。

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ロッキー3

2007.04.17

映画「ロッキー3」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 アポロとの戦いに勝利を収めたロッキー(シルベスター・スタローン)は、その後も連戦連勝を重ね、マスコミにもてはやされ、エイドリアン(タリア・シャイア)と息子との優雅な生活を送れるようにもなっていった。しかし、いつしか彼は初期のギラギラした闘争本能を失っていく。そんな折り、かつての彼と同じ眼をしたツワモノの黒人ボクサー、クラバー(ミスターT)が彼の前に現れた…。
 それまでロッキーに己の後半生を懸けてきた老トレーナーのミッキー(バージェス・メレディス)が今回で世を去り、代わりにかつての宿敵アポロがトレーナーの任を買って出て、ロッキーの失われた闘志をよみがえらせる手助けをするという、熱い友情を際立たせながら送るシリーズ第3作。サバイバーが熱唱する主題歌「アイ・オブ・ザ・タイガー」も大ヒットした。

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  • [ アクション映画 ] ヒーローもの

ロッキー2

2007.04.17

映画「ロッキー2」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 アポロとの死闘の後、ロッキーはエイドリアンと結婚。しかし、その後も不器用な生活を続ける彼に、アポロが再戦を挑んでくる。エイドリアンの願いで、ボクシングを止める決意をしていた彼だったが…。
 シルベスター・スタローンが自らメガホンをとったシリーズ第2作。さすがに1作目の感動は薄れているが、それでも結婚、2世誕生などなど、ファンにとってはうれしい要素が満載。
 なお、1作目のときは生卵5個を一気飲みするロッキーを真似する者が多かったが、今回は片腕での腕立て伏せが青少年の間で流行した。1作目のテーマ曲をジャズ風にアレンジした今回のメインテーマも、実にクールに決まっている

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  • [ アクション映画 ] ヒーローもの

ロッキー

2007.04.17

映画「ロッキー」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 フィラデルフィアのしがないチンピラボクサーだったロッキー(シルヴェスター・スタローン)は、世界ヘビー級チャンピン・アポロ(カール・ウェザース)のきまぐれで、その対戦相手に選ばれた。エイドリアン(タリア・シャイア)との不器用な相思相愛を得て、彼は勝つ見込みのないリングへと向かっていく…。
 それまで無名の俳優だったシルヴェスター・スタローンが自らシナリオを書き、主演した低予算ボクシング映画。しかし公開されるや世界的大ヒットとなり、76年度のアカデミー賞では作品・監督(ジョン・G・アヴィルドセン)・編集の3部門を受賞。まさに映画を地でいくアメリカン・ドリームをスタローンはつかみ、それはまた世界中の若者たちに多大な希望を与えることにもなった。ビル・コンティの音楽ともども、観る者に愛と勇気を与える名作中の名作。

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  • [ アクション映画 ] ヒーローもの

DEATH NOTE / デスノート the Last name

2007.04.13

映画「デスノート ザ・ラスト・ネイム」

 【 ストーリー・あらすじ 】

 死神リュークが地上に落とした「デスノート」を拾った夜神月は、犯罪のない理想郷を作ろうと犯罪者の名をノートに書きつづけ、彼はやがて「キラ」と呼ばれる救世主となる…。
 前編「デスノート」のラストで、ついに名探偵Lと月は対峙する。宿敵Lの息の根を止めようと「キラ対策本部」に入り込んだ月、月がキラである証拠をつかもうと罠をめぐらせるL。そのふたりの闘いに、もう1冊のデスノート、第2のキラ、死神レムなどが現れ、月の歪んだ正義はエスカレート。悪を葬るために殺人を正当化しようとする彼の、暴走する狂気をスリリングに見せていく。原作の設定を大幅に変更、削った本作だが、世界観は原作に忠実でゆるぎない。ラストも原作とは違うが、映画はノートの力をトリックにしたどんでん返しで、これもまた衝撃的だ。

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  • [ 日本映画 ] 邦画

ホリデイ

2007.04.09

ホリデイ


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 傷ついた心を癒すため、見知らぬ土地に旅立つ事を衝動的に決心したアマンダ( キャメロン・ディアス )とアイリス( ケイト・ウィンスレット )。ネットを通じて知り合った二人は、ロスとロンドン近郊にあるお互いの家を2週間だけ交換する事に。こうしてロスからロンドンにやってきたアマンダは、同棲していた恋人と手ひどい別れをしたばかり。一方のアイリスは、片思いしていた同僚の婚約発表により失恋…。新しい土地で彼女たちを待っていたのは、美しい家と思い掛けない出会いだった。

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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

2007.04.03

不死鳥の騎士団のポスター


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 ホグワーツの5年生になって学校に戻ったハリー(ダニエル・ラドクリフ)。しかし、ホグワーツでは「闇の帝王」ヴォルデモートが蘇った事実が全く知られていなかった。ファッジ魔法大臣は、ダンブルドア校長が自分の地位を狙って嘘をついていると疑う。ダンブルドアとホグワーツの生徒たちを監視するために、「闇の魔術に対する防衛術」の新任教師、ドローレス・アンブリッジ先生を送り込む。ドローレス先生の仕打ちから、窮地に陥れられたハリーは…。

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  • [ SF ファンタジー映画 ] アドベンチャー

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

2007.04.03

映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 世界の三大魔法学校が魔力を競い合う伝説のイベント三大魔法学校対抗試合の開催が決定した。炎のゴブレットが各校の代表選手を選び出す中、立候補すらしていないハリー・ポッターがなぜか代表の一人に選ばれてしまう。かくしてハリーは、火を吐くドラゴンとの対決、深い湖へのダイビング、そして呼吸する不気味な迷路からの脱出などの試練に挑むことに。不穏な空気の中、ついに例のあの人が蘇り、運命の対決が迫りくる。
 J.K.ローリング原作の「ハリー・ポッター」シリーズ第4作目となる本作では、これまでのシリーズとは一変。ハリー、ロン、ハーマイオニーは少年期に永遠の別れを告げ、これまで経験したことのない数多くの局面に直面することに。

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  • [ SF ファンタジー映画 ] アドベンチャー

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

2007.04.03

アズカバンのポスター


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 メガヒット・ファンタジーの第3作は、監督アルフォンソ・キュアロンに交代し、よりダークでミステリアスな物語と映像が前面に押し出された。ホグワーツ魔法魔術学校の3年目を迎えたハリーだが、彼の両親の死に関わっているという囚人シリウス・ブラックが、アズカバンの監獄を脱獄。ハリーに近づこうとしていると噂が立ち、ホグワーツの周囲を、アズカバンの看守である恐ろしい吸魂鬼が監視する。
 原作のエピソードをできるだけ損なわないようにと、かなり駆け足の展開。原作を読んでいない人には、やや目まぐるしいかもしれない。しかし、ロンドンの街を走る「夜の騎士バス」のスピード感、半分馬で半分ワシの魔法生物ヒッポグリフのフライング、魔法使いの村「ホグズミード」の雪景色、そして吸魂鬼の恐怖など、要所での鮮烈なビジュアルには誰もが目を奪われるはずだ。

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ハリー・ポッターと秘密の部屋

2007.04.03

映画「ハリー・ポッターと秘密の部屋」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 全世界にファンタジー・ブームを巻き起こしたJ・K・ローリングのベストセラー小説の映画化第2弾。魔法学校ホグワーツの2年目を迎えた少年ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)とその仲間たちは、校内で人々が次々と石化していくという怪事件の謎に立ち向かっていく。
 監督のクリス・コロンバスをはじめ、前作とほぼ同じスタッフ&キャストなだけに、作品の世界観に慣れて軌道に乗ってきた感があり、2時間40分という長さをいささかも飽きさせないのが素晴らしい。ほんの少し成長した子どもたちの姿もりりしいが、リチャード・ハリスなど先生役の名優たちも今回の方が良い味を出しているし、しもべ妖精ドビーなど新キャラも楽しく、さらには肝心なときに全く役に立たないカッコつけ教師ロックハート役のケネス・ブラナーが、一体何のために出てきたのかとつっこみたくなるほどおかしい。

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  • [ SF ファンタジー映画 ] アドベンチャー

ハリー・ポッターと賢者の石

2007.04.03

映画「ハリー・ポッターと賢者の石」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 親戚の虐待を受けながら育てられていた孤児のハリー・ポッター(ダニエル・ラトクリフ)は、11歳の誕生日に自分が魔法使いであることを知らされ、魔法寄宿学校に入学。仲間たちと共に魔法の勉強に勤しみながら、両親の死の真相や、学校内の陰謀に立ち向かっていく。
 J.K.ローリングの世界的ベストセラー小説をクリス・コロンバス監督が映画化したファンタジー・サーガの第1作。今後も年に1本、現作に即し、全7作の映画化が予定されている。2時間を超える長尺ながらも、子どもから大人までほど良く飽きずに楽しめる心地よさと、英国情緒を意識した厳格な世界観とのミックスがいい。子どもたちをとりまく大人のキャストにも、リチャード・ハリスにマギー・スミスなどイギリス・ベテラン勢が多数占めている。

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  • [ SF ファンタジー映画 ] アドベンチャー