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  2. 2006年08月

エターナル・サンシャイン

2006.08.30

「エターナル・サンシャイン」のDVDジャケット


 【 ストーリー・あらすじ 】

 特定の記憶だけを消去する治療によって、別れた恋人クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)が自分の記憶を消してしまったと知る主人公ジョエル(ジム・キャリー)。頭にきた彼は、自分もクレメンタインの記憶を消そうとするが、治療中によみがえる彼女との思い出が愛おしくなっていく…。
 脳にかぶせた機械をパソコンにつなぎ、記憶を除去していく治療がユニーク。施術中のジョエルの脳内では、現在から過去に向かって記憶が甦っていくのだが、恋人との別れから、出会いへと逆行する時間によって、彼は愛を再認識してしまうというわけ。消えていく記憶世界が斬新な映像で再現されるなか、必死に記憶除去を阻止しようとするジョエルの姿は、切なく胸に迫ってくる。

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G.I.ジェーン

2006.08.28

映画「G.I.ジェーン」


 【 ストーリー・あらすじ 】

 性差別撤廃という政治策略に利用され、軍スタッフだったオニール大尉は、女性で初めて米海軍特殊偵察訓練コースに入隊することに。選び抜かれた男性でさえ、脱落者60%という過酷なこの訓練。さてオニール大尉はこれに合格できるのだろうか。
 ストーリー自体は単純明快な、いかにもアメリカ映画だが、1つまた1つと難関をクリアしていくオニール大尉の姿は見ていてスカッとする。ヒロインを演じたデミ・ムーアは、可憐なイメージの女優だが、この映画のために体を鍛え上げたたくましい筋肉は見事に美しい。ここで新たな魅力を披露したというべきだろう。髪を自らバリカンで剃り落とした瞬間から、彼女の目に変化が表れる。厳しい訓練を続けるに従って徐々に研ぎ澄まされていく過程は、泥まみれの中でも潔く気高く映る。

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シックス・センス

2006.08.25

映画「シックス・センス」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 小児精神科医マルコム・クロウは、診ていた患者から撃たれてリハビリ生活を送ることに。そして復帰した彼が最初に診ることになった患者は、8歳のコール少年。彼には「第6感」、つまり死者を見る能力があった。
 M・ナイト・シャマラン監督の本格デビュー作にして、歴史的なヒット作である。ラストのどんでん返しには、多くの観客があっと叫んだ。またブルース・ウィリスを念頭にシナリオを作りながらも、大スターへの出演交渉をためらったなど、若い監督の本心が正直に語られていて気持ちがいい。

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ペイ・フォワード / 可能の王国

2006.08.22

映画「ペイ・フォワード」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、なにをする?」そんな社会科のシモネット先生(ケビン・スペイシー)の問いかけに、中学1年のトレバー( ハーレイ・ジョエル・オスメント )は、きわめてシンプルかつユニークなアイデアを思いつく。しかもそのアイデアは、勇気を出せば誰もがすぐ実行できる、簡単なこと。ところが母親をはじめ、大人たちはなかなかそれを行うことができない。しかしそのアイデアに、本当に世界を変えるかもしれない可能性が出てきた。
 現代人の癒しを1つのテーマとする、ミミ・レダー監督のヒューマン映画。芸達者な名優たちの競演も見ものである。ラストで合唱されるジェーン・シベリーの「コーリング・オール・エンジェル」の美しい響きも印象的だ。

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SPIRIT / スピリット

2006.08.21

映画「スピリット」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 ストリートでの対戦で負ける父親を見て育ち、自分は誰にも負けないナンバー1の格闘家になるのだと決意したフォ・ユァンジア(ジェット・リー)。だが弟子もたくさん増えたものの、傲慢さゆえに恨みも買い、愛する娘や母親などを殺されてしまう。苦悩の末にフォは、ある農村の人々に命を助けられるのだが…。
 どんなに強くても正しい精神力のない強さは無意味。そんな言葉が聞こえてきそうな、わかりやすい物語性とカンフー映画ならではの肉弾戦の痛快さを合わせ持つ王道エンターテインメント。特にカンフーシーンの技の決まり方や、その美しさはさすがジェット・リーという感じ。実在したフォへのなりきり方も完璧だし、彼の熱演だけでも必見の作品と言えるだろう。フォと戦う日本の武術家の田中に扮した中村獅童もいい味を出している。

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いまを生きる

2006.08.20

映画「いまを生きる」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 1959年、アメリカの名門全寮制高校。生徒たちは、伝統と規律や親の期待に縛られながら、冷めた気持ちで日々をやり過ごしている。そこに同校OBの教師キーティング(ロビン・ウィリアムス)が赴任してくる。マジメ腐った詩の教科書を破り捨てさせ、机に上に立ち、生きる視点を変えることを教えるキーティング。彼の授業を通して、生徒たちは自らを自由に語り合うようになり、自分の道を歩みだす。だが、彼らの前に厳しい現実の壁が立ちはだかる…。
 エリート高校生たちが、教師の言葉や詩に触発されてトキメキを感じ、生き生きと変わっていく姿は感動的。芸達者であるがゆえ、過剰になりがちなロビン・ウィリアムスは、本作では抑えた演技で作品に奥行きを与えている。全編にあふれる詩と、生徒たちの心の変化を暗喩する四季折々の映像が美しい。

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白い嵐

2006.08.19

「白い嵐」のポスター


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 親の反対を押し切って海洋学校の訓練航海に参加する17歳のチャック。同世代の11人の少年たちと船長(ジェフ・ブリッジス)を含む4人の大人を乗せた帆船アルバトロス号はやがて大海原へと出帆する。船長は海の過酷さを説くが、17歳の少年たちにとって現実味のあるものではない。訓練中には様々な困難が起きるが、次第に仲間意識が出来てきた少年たちは船長の指揮の下、事態に対処していく。しかし、無事目的地にたどり着き、いざ帰還という段になって「白い嵐」と呼ばれる伝説の暴風雨がアルバトロス号を襲った・・・。12人の少年たちは「白い嵐」を乗り越えられるか。60年代初頭、訓練航海の若者たちを描く感動の実話。

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ブロークン・アロー

2006.08.19

映画「ブロークン・アロー」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

アメリカ空軍の腕利きパイロット、ディーキンズ少佐(ジョン・トラボルタ)。彼はその実力を認めてくれない軍に対し、ついに反旗を翻す。選んだ報復行動は、核兵器の奪取。軍は核兵器紛失の暗号「ブロークン・アロー」を発令し、彼の同僚であるヘイル大尉(クリスチャン・スレーター)を核兵器奪還の任務に当たらせる。
 ジョン・トラボルタVSクリスチャン・スレーター。ハリウッドの新旧2大スターを主演に迎え、見事全米No.1を獲得したジョン・ウー監督初のハリウッド・ヒット作だ。製作にマーク・ゴードン、脚本にグラハム・ヨストの『スピード』コンビが参加。スリリングなアクションエンターテインメント作品に仕上がっている。

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ラストサマー

2006.08.17

映画「ラストサマー」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 帰りに男を車ではねてしまい、その死体を海に投げ捨てた。そして1年後、秘密を守り続けていた4人に「去年の夏、何をしたか知ってるぞ」といった強白状が届けられ、やがて奇怪な連続殺人事件が勃発する…。  『スクリーム』で脚光を浴びたケヴィン・ウィリアムスンのオリジナル・シナリオによるティーンエイジ・ホラー。恐怖描写もさながら犯人は誰かといったミステリ描写にも一応力を入れているが、何よりも一番の魅力はジェニファー・ラブ・ヒューイットをはじめとする青春スターたちの共演だろう。特にJ・L・ヒューイットの可愛らしさとスタイルの良さは特筆もので、その名のとおりラブリーではある。

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スクリーム

2006.08.16

映画「スクリーム」


 【 ストーリー・あらすじ 】

 ヒット作『スクリーム』で、新人脚本家だったケヴィン・ウィリアムソンとベテランのホラー映画監督ウェス・クレイヴン(『エルム街の悪夢』)は、おどけながら使い古されたホラー映画の常套手段を認め、そしてそれを裏返すことで、死体となり朽ちかけていたティーン・ホラー映画をクリエイティブな意味でも、商業的な意味でもよみがえらせた。
 『スクリーム』はポストモダンのスラッシャー・ムービーであり、ホラー映画を巧みに解体批評してから再び死んだ組織を組み合わせ(フランケンシュタインの怪物のように)新たな生命を作ったホラー映画なのだ。連続殺人鬼が10代の仲間たちを切り刻み始めた時、メディアに精通した『スクリーム』の若者たちは気づくのだ。続編まで生き残る一番賢い方法は、映画の脇役たちが殺される時のお決まりの致命的な行動を避けることだと。彼らはどんな映画も観ており、このジャンルのルールは頭にしみついているのだ。

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猟奇的な彼女

2006.08.15

映画「猟奇的な彼女」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 大学生キョヌ(チャ・テヒョン)は、電車内で酔っぱらいの美女を介抱する。翌日、その彼女(チョン・ジヒョン)に呼び出されたキョヌだが、お礼を言われるどころか彼女の横暴な言動や態度にびっくり。しかし、名前も明かさない彼女の心になにか悩みがあると気づいた彼は、言われるがままに付き合おうと決心する。
 韓国で、インターネットの掲示板に載ったエピソードを基に映画化されたというユニークな一作。レストランのメニューを指示されるなんてのは序の口で、気に入らなければ殴る、川に突き落とすなど「彼女」の行動は極端だが、正義漢の一面もあり、見ていて妙にすがすがしい。2人の恋の行方が笑いを誘いながら、後半は意外な感動ストーリーへなだれこむのも本作の魅力。主演2人もチャーミングで、男、女、それぞれの立場に隠された恋愛願望が引き出され、胸にズキッとくる。

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ジュマンジ

2006.08.15

映画「ジュマンジ」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 工事現場から、古いゲーム盤「ジュマンジ」を見つけたアラン。ガールフレンドとゲームを始めるが、アランは自分が出したサイコロの目の結果どおり、ゲーム盤のなかのジャングルへと吸い込まれてしまった…!
 コメディから感動作まで、幅広く才能を発揮するロビン・ウィリアムスが、ゲーム盤に吸い込まれたまま成長して、大人になったアランを演じているSFXアドベンチャー。書かれていることが現実になってしまうバーチャル・リアリティなダイス・ゲーム「ジュマンジ」のせいで、家のなかがジャングルになり、動物が暴れまくるドキドキハラハラなSFXシーンはILMが担当。監督もILM出身のジョー・ジョンストン(『ジュラシック・パーク 3』など)なだけに、SFX場面がストーリーから浮き上がらないエンターテインメントな演出は、お見事。

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ラン・ローラ・ラン

2006.08.11

映画「ラン・ローラ・ラン」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 裏金の運び屋である恋人マニ(モーリッツ・ブライプトロイ)からの突然の電話。「ローラ、助けてくれ! ボスの10万マルクを失くした。12時までに金を作らないと、殺される・・・」残された時間は20分。大好きなマニが死ぬなんて考えられない・・・お金を工面するためローラ(フランカ・ポテンテ)は走り出す。
 タイトルでわかるとおり、全編をとおしてビート感いっぱいにローラがベルリンの町を駆けめぐる作品。フィルムとビデオ、カラーとモノクロ、写真、アニメーション、画像の分割、早送り、コマ送りなど、あらゆる手法を駆使した映像と、ジャーマン・テクノのリズム、3パターンから成るストーリー構成は躍動感とスピード感をもたらし観る人を飽きさせない。見終わった後は、スポーツをして汗を流したようなスッキリした気分を味わえるラブ・ストーリーだ。

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アポロ13

2006.08.11

アポロ13のジャケット


 【 ストーリー・あらすじ 】

 1970年4月11日、アポロ13号が月に向けて打ち上げられた。だが、月まであと6分の5の行程で、緊急事態に遭遇。地球に帰還する確率は10%以下だ。3名の乗組員とヒューストンの、全力をあげての危機回避活動が始まる。
 人類が月に降り立つという快挙を成し遂げたアポロ計画が、そのわずか9か月後に、かつてない危機を迎える。米国宇宙開発史上、初の死者が出るのだろうか? 知力を尽くした救出活動と限られた時間との戦いを、スリリングに描いた秀作だ。
 監督はヒットメーカーのロン・ハワード。トム・ハンクス、ケヴィン・ベーコン、ゲイリー・シニーズ、そしてエド・ハリスらの、火花を散らす名演が見ものだ。また、ロケット打ち上げ時に砕け落ちる氷の1枚1枚を再現した、驚異のSFX映像が観客の目を奪う。

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  • [ ヒューマン ドラマ映画 ] ヒューマン ドラマ

トゥルーマン・ショー

2006.08.10

映画「トゥルーマン・ショー」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 離れ小島のシーヘブンで生まれ育った、保険会社のセールスマンのトゥルーマンは、生まれてから1度も島から出たことがない。じつはシーヘブンはTVのセット。彼の生活は、生まれたときから24時間放映されており、彼の人生はTV番組になっていたのだった。
 自分の知らない間に人生を演出され、世界中の人に見られていたトゥルーマン。人のいい笑顔の裏で、まわりの様子に疑問を感じ始め、とまどう主人公を演じたジム・キャリーが素晴らしく、ラストシーンは号泣必至。
 オリジナリティあふれるストーリーで、現代の情報社会の歪みを切り取ったアンドリュー・ニコルの脚本、奇想天外な物語の中で、人間の傲慢さを描いたピーター・ウィアー監督の演出など、突出した才能が見事に結晶した傑作だ。

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  • [ ヒューマン ドラマ映画 ] ヒューマン ドラマ

ザ・ハリケーン

2006.08.10

映画「ザ・ハリケーン」


 【 ストーリー・あらすじ 】

 デンゼル・ワシントン演じる天才ボクサーのカーターは、キャリアの絶頂で、冤罪によって投獄され、終身刑を言い渡される。ところが、牢獄で書き上げた自伝に影響された少年が、カーターを助けようと動き出す…という実話の映画化。
 牢獄でも囚人服を拒否し、常に誇り高く振る舞うカーターが、じっと苦境に耐えながら、希望を信じる姿に心震える。主人公と少年の友情を軸に、人種差別の醜さ、冤罪の恐ろしさをじっくり描いたのは「月の輝く夜に」などの名匠ノーマン・ジェイソン監督。デンゼルが出演を熱望した作品だけあって、ボクシングシーンは27キロ減量して挑戦。絶望と希望の間で揺れ動く主人公を渾身の演技で見せている。

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  • [ ヒューマン ドラマ映画 ] 法廷 刑務所 脱獄

バックドラフト

2006.08.09

映画「バックドラフト」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 シカゴで、父親のあとを継いで消防士になった兄弟。彼らの前で放火殺人事件が連続した。これら3件の被害者はすべて税理士。こうしてその事件の裏に、市議会議員の影がちらつき始めた…。
 ロン・ハワード監督の、面目躍如たるファイヤー・アクション。SFXチームが発明した低温の炎が、まるで生き物のようにうごめく姿が見どころ。主役の兄弟にカート・ラッセルとウィリアム・ボールドウィン、放火犯罪調査官にロバート・デ・ニーロと、豪華な配役陣が目を奪う。TV番組「料理の鉄人」のテーマとなったハンス・ジマーによる音楽もみごと。強力なSFXと、骨太の人間ドラマががっちり4つに組んだ、見ごたえある大作だ。

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  • [ ヒューマン ドラマ映画 ] ヒューマン ドラマ

E.T.

2006.08.05

映画「E.T.」映画「E.T.」 2


 【 ストーリー・あらすじ 】

 地球探査に訪れたものの、ひとり置き去りにされてしまったE.T.(地球圏外生物)が、10歳の少年エリオット(ヘンリー・トーマス)ら兄妹と知り合いになった。しかし、そこにNASAの追跡の手が及んでいき…。
 宇宙人と地球人の心の交流をテーマにスティーヴン・スピルバーグ監督が描いた、映画史上に残るSFヒューマン・ファンタジーの大傑作。アカデミー賞では作曲・音響・音響効果編集・視覚効果の4部門を制覇している。初公開から20周年を記念して、スピルバーグは未公開シーンを加えたり、少年たちを追う警察の持つ拳銃をCG処理で削除する(子どもたちに悪影響を及ぼすなどの理由)など諸所の変更を施した特別版を製作。初公開版よりもE.T.の表情が豊かになり、一段と内容の濃いテイストを楽しめるものに仕上がっている。

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  • [ SF ファンタジー映画 ] SF 近未来

マジェスティック

2006.08.03

マジェスティックのジャケット


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」のフランク・ダラボン監督が、戦後ハリウッド赤狩り時代を背景に、映画をツールとした人間の心の再生と勇気を謳い上げるヒューマン巨編。
 1950年代のハリウッド、新進脚本家ピーター(ジム・キャリー)は、非米活動委員会から共産主義者の疑いをかけられた直後、交通事故で記憶を失い、ある町へとたどりつく。そこで彼は映画館「マジェスティック」館主ハリー(マーティン・ランドー)の息子であり、戦場で行方不明になっていた第2次世界大戦の英雄ルークと間違えられてしまう…。

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  • [ ヒューマン ドラマ映画 ] ヒューマン ドラマ

ダンサー・イン・ザ・ダーク

2006.08.02

映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」


 【 ストーリー ・ あらすじ 】

 ビョーク扮するセルマは、チェコからの移民。プレス工場で働き、唯一の楽しみはミュージカルという空想の世界を創りあげること。遺伝性疾患のため衰えていく視力と闘いながら、同じ病に侵された息子の手術費用を稼ぐため身を粉にして働く毎日。そのセルマにあまりに残酷な運命が待ち受けていた…。
 「非の打ちどころのないすばらしい音楽の美と、不完全で醜悪な現実が並列して描かれている。同時に演奏する2つのオーケストラのように」と同名の書で評されているように、これほど観る人のあらゆる感情を暴力的なまでに呼び覚ますミュージカルはほかにない。ラース・フォン・トリアー監督が「ビョークはセルマであり、セルマはビョークだった」と述べたように、ビョークはセルマを演じるというよりも、セルマに心を宿したビョーク自身がメッセージを投げかけているようにみえる。
 洗練されすぎたカメラワークを嫌う監督が、100台のカメラを駆使して撮りあげたトリアーワールドは絶対に見逃せない。本作は2000年カンヌ映画祭でパルムドールに輝いた。

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  • [ ヒューマン ドラマ映画 ] 音楽 ミュージカル